かしわ記念2024の予想です。

かしわ記念2024の出走馬は、JRAからウィリアムバローズ、タガノビューティー、シャマル、クラウンプライド、ペプチドナイル、キングズソードが出走。地方勢は、オメガレインボー(浦和)、ミックファイア(大井)、ギャルダル、ギガキング(以上、船橋)らが迎え撃ちます。船橋競馬1600mで行われるJpnI戦です。このレースは勝負度B(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。

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かしわ記念2024の予想です

かしわ記念は昔から逃げ、先行勢のなだれ込みが目立つレース。

18~22年には4コーナー先頭の馬が【3.2.0.0】と連対率100%。人気馬だけではなく、18年6番人気2着オールブラッシュ、20年6番人気1着ワイドファラオなど伏兵の粘り込みも頻発していた。

ところがオーストラリア産の白砂が導入されて初めて行われた昨年のかしわ記念は、

1着メイショウハリオ(9-10-9-7)
2着タガノビューティー(8-8-8-6)
3着ハヤブサナンデクン(3-3-3-2)

で従来のかしわ記念なら真っ先に嫌いたいメイショウハリオ、タガノビューティーの差しー差し決着。逃げたヴァレーデラルナは8着に沈んだ。

昨年のかしわ記念のみならず、白砂が導入されて以降、船橋は明らかに差しが決まりやすくなっており、白砂導入以降に行われた船橋のマイル重賞(能力差がハッキリしている2歳限定重賞を除く)の1~3着馬の通過順と上り順位は、

●23年京成盃グランドマイラーズ
1着ゴールドホイヤー(6-6-4-2、上り1位
2着スマイルウィ(1-1-1-1、上り2位
3着ティーズダンク(3-2-2-3、上り4位)

●23年マリーンカップ
1着ペルアア(2-2-2-2、上り1位
2着レディバグ(6-6-7-6、上り2位
3着ナンヨーアイボリー(9-8-8-8、上り3位

●23年かしわ記念
1着メイショウハリオ(9-10-9-7、上り1位
2着タガノビューティー(8-8-8-6、上り2位
3着ハヤブサナンデクン(3-3-3-2、上り3位

●24年京成盃グランドマイラーズ
1着ギガキング(4-4-3-3、上り1位
2着ナニハサテオキ(10-10-8-6、上り2位
3着アランバローズ(3-3-2-2、上り3位

で3着以内馬12頭のうち11頭は上り3位以内をマーク。終いにいかに脚を使えるかが問われている

今年のかしわ記念も速い上がりを繰り出せる馬が上位に入るレースになるのではないか。それでは予想にいきましょう。本命は巻き返しを図る…

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キングズソードから入りたい

近2走は案外の結果に終わっているが、2走前の東京大賞典はスローペースの立ち回り&加速力勝負で持ち味が生きず、前走フェブラリーステークスは直線で馬群の後ろに入ってスムーズに追い出せない場面があり、鞍上が上手く誘導できずの敗戦だった。今回は白砂導入以降、地力がしっかりと問われている船橋1600m。ここは近2走のうっ憤を晴らし、昨年のJBCクラシックのように突き抜ける可能性まであるだろう。鞍上がモレイラ騎手に戻るのも魅力だ。

相手はタガノビューティーが堅実に走ってきそう

昨年のかしわ記念では上り2位の脚を繰り出し、勝ち馬メイショウハリオから0.1秒差の2着に好走。追って味のある本馬にとって現在の船橋1600mは条件的にドンピシャで、今年も上位争いが期待できるのではないか。前走フェブラリーステークスでもあわや馬券圏内の走りを見せており、7歳でも能力の衰えはない。

3番手は地方勢のミックファイアが侮れない

前走フェブラリーステークスは条件的に厳しいと見ていたが、直線で伸びづらいラチ沿いを通りながらじわじわと伸びており、今後に大きな期待を持たせる走りだった。前走のレースぶりなら控えても終いの脚を使えそうで、ここは色気を持たずに溜める競馬ができれば、上位に食い込むチャンスはあるだろう。条件的には東京ダート1600mより船橋1600mの方が合っている。

ペプチドナイルは前走フェブラリーステークスでアッと驚く勝利も、逃げ、先行勢が総崩れの中、4番手追走から押し切っており、見た目通りの完勝だった。今回も外目の10番ゲートを引けたので、逃げ、先行勢を見ながらじわじわと進出する形ならG1連勝のシーンがあるかもしれない。

かしわ記念2024の印です

◎⑬キングズソード
〇②タガノビューティー
▲⑥ミックファイア
△⑩ペプチドナイル

1番ウィリアムバローズ…従来のかしわ記念なら本命に推したいタイプも、現在の差しが決まりやすい船橋の馬場では後続勢に飲み込まれる可能性が高い。

3番キャッスルトップ…ジャパンダートダービーを制したのが忘れられるほどの近走の成績で…

4番オメガレインボー…地方勢相手ならまだまだ走れそうだが、近2走でギャルダル、ブルベアイリーデに敗戦。JpnIでは分が悪いだろう。

5番シャマル…ダートグレード5勝の実績も、前々でスピードを生かして粘り込むタイプ。昨年のかしわ記念では1番人気に推されるも4着だった。コース替わりでパフォーマンスを落とす可能性が高い。

7番クラウンプライド…昨年のコリアカップではグロリアムンディを一方的に突き放す圧巻のパフォーマンスだったが、その後の2戦がサッパリ。精神面に問題がありそうで、ガラリ一変は期待できないか。

8番カジノフォンテン…21年にかしわ記念を制すも、その後は22年4着、23年9着。能力が明らかに落ちており、今年はひとケタ着順に加われるかも怪しい。

9番ギャルダル…前々で立ち回りを生かしたいタイプで、速い上がりが問われる現在の船橋マイルは合っていないか。22年かしわ記念では8着に終わっている。

11番ギガキング…船橋巧者で不気味さはややあるものの、これまでダートグレードでは【0.0.0.6】。このメンバーでは恵まれても掲示板まででは。

12番リュードマン…南関東ならまだまだ走れそうだが、元JRAの2勝馬でJpnIではさすがに荷が重い。

かしわ記念2024の買い目です

ここは◎キングズソードがまともなら勝ち切れると見ているので、同馬のアタマ固定の馬券を買います。

【参考買い目】

単勝:◎(1点)

馬単:◎→〇▲△(3点)

3連単:◎→〇▲△→〇▲△(6点)

馬券はキングズソードの単勝メインに、ボーナスとして馬単3点、3連単6点を押さえます。

以上、かしわ記念2024の予想でした。