関東オークス2022の予想です。

関東オークス2022の出走馬は、JRAからリッキーマジック、グランブリッジ、ラブパイロー、ドライゼが出走。地方勢は、スピーディキック(浦和)、トキノゴールド(川崎)、ティーズハクア(船橋)らが迎え撃ちます。川崎競馬場2100mで行われるJpnII戦です。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。オッズ次第では勝負度Cにするかもしれません。

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関東オークス2022の予想と見解です

今年の関東オークスの焦点は、スピーディキックが06年チャームアスリープ以来、史上2頭目の牝馬三冠なるかどうかだろう。

過去2年の関東オークスも南関東の牝馬二冠馬が三冠を狙い、20年アクアリーブル、21年ケラススヴィアともに2着に敗退。どちらもJRA勢に夢を打ち砕かれた。

関東オークスがダートグレードに指定されてから、地方馬の勝利は05年テンセイフジ、06年チャームアスリープ、12年アスカリーブルの3頭のみ。地方馬にとって関東オークスの勝利はそもそも大きな壁と言える。

ただし、決してJRA勢が上位独占しているわけではなく、過去5年では毎年、最低でも1頭は地方勢が3着以内に好走している(以下参照)。

21年2番人気2着ケラススヴィア
20年4番人気2着アクアリーブル
19年2番人気3着トーセンガーネット
18年5番人気2着ゴールドパテック
18年3番人気3着クレイジーアクセル
17年6番人気3着ステップオブダンス

勝ち馬はJRA勢から出る可能性が高い」が、「地方勢にも馬券圏内のチャンスはある」のが関東オークスだ。

今年もJRA勢と地方勢が馬券圏内に同居するパターンに期待し、馬券を組み立てていきたい。それでは予想にいきましょう。本命は堅実駆けのイメージが浮かぶ

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JRA勢のグランブリッジから入りたい

新馬こそ7着に終わるも、その後は中距離に伸ばして3→1→3→1着と安定した成績。2走前のネモフィラ賞では脚を余しながら2着コパノニコルソン(その後、ハイレベルなわらび賞で3着に好走し、先週の函館ダート1700mの1勝クラスを勝利)から0.3秒差の3着に好走。前走1勝クラスは牝馬限定戦でレースレベル自体は決して高くなかったものの、逃げ、先行勢が崩れる展開の中、先団の内で我慢を強いられるタフな展開を跳ね除けて勝利しており、数字以上に強さが際立ったレースだった。

父シニスターミニスターと言えば、テーオーケインズ(帝王賞1着)、ドライスタウト(全日本2歳優駿1着)、インカンテーション(白山大賞典1着)、ヤマニンアンプリメ(JBCレディスクラシック1着)、ゴールドクイーン(かきつばた記念1着)、マイネルバサラ(浦和記念1着)など。JRA・地方問わずに走れる馬が多く、本馬も同産駒らしい自在性を兼ね備えているので、トリッキーな川崎2100mでも苦にしないのではないか。リッキーマジックやドライゼのような派手さはないものの、地味でもしっかりと走ってくると見た。

相手はリッキーマジックが巻き返しても驚けない

ハイライトは2走前の東京ダート1600mで行われた1勝クラス。当時、12番人気の伏兵だったが、東京ダート1600mの不利な1枠2番から抜け出して完勝。勝ち時計1分36秒9も優秀だが(今年に良馬場で行われた3歳戦では2番目に速い)、2、3、5、6、9着馬がすでに1勝クラスを勝利しているように負かした相手が何よりも骨っぽかった。

前走青竜ステークスの敗戦が不可解も、上り34~35秒台が問われるレースが向かなかった可能性も。その意味で地方ダートの方が向いているはずで、ここで汚名返上しても何ら不思議ではないだろう。メンバーを見渡す限り、是が非でもハナを奪いたい馬が不在。ここは思い切って父コパノリッキーのようにハナを主張するのもありだろう。鞍上の手腕にも期待したい。

3番手は2戦2勝のドライゼ

中京ダート1800mで未勝利→1勝クラスと連勝中。前走で負かした相手は決して強くないが、まだキャリア2戦目。上昇の余地を残しており、デリカダ回避でJRA勢が手薄になった今年の関東オークスなら一気に頂点へ登り詰めても驚けない。コーナー4回の左回りの中距離戦を経験しているのは大きな強み。この枠なら自分からロングスパートを打てるだろう。ただ良くも悪くも未知なGun Runner産駒。ポカがあっても驚けない。

スピーディキックはS1で3連勝中で、南関東の現3歳牝馬世代ではアタマひとつ抜けた存在。ただ東京プリンセス賞ではコスモポポラリタに迫られており、さらに距離が伸びるのは決してプラスではないだろう。ただ昨年の牝馬二冠馬でサウスヴィグラス産駒のケラススヴィアも距離が不安視されながら、関東オークスで2着に好走しており、同世代同士の対決なら能力でカバーできるかもしれない。

ティーズハクアは前走桜花賞で2着に好走。今回は相手が強いものの、バテずに長くいい脚を使えるイメージで、この馬なりには走ってきそう。東京プリンセス賞を直前に回避したため、前走から間隔はやや空いているものの、中間にしっかりと乗り込まれており、ひと息入った影響はほとんどないと見ていいだろう。

トキノゴールドは桜花賞4着、東京プリンセス賞5着と健闘。対スピーディキックでは明らかに分が悪いものの、相手が凡走すれば、3着の座席争いならチャンスはあるだろう。川崎は【3.1.0.0】と相性がいい。

ケウは2走前のル・プランタン賞でのちの兵庫ダービー2着ニフティスマイルに完勝。前走のじぎく賞は2番人気を裏切る形になったが、非常に乗り難しいタイプなので、テン乗りの伊藤騎手が乗りこなせなかった印象が強い。今回は主戦の岡村騎手に手戻り。2、3走前同様、外枠を引けたのは歓迎で、本来のポテンシャルを出せれば、決してノーチャンスではないだろう。

最後にグラーツィア。近走は他地区のレースに出走しているため、能力比較が難しいものの、昨年末の東京2歳優駿牝馬では2着ヒストリックノヴァから0.5秒差の6着に健闘した馬。南関東の2番手グループと言えるティーズハクア、トキノゴールドとはほとんど差がないのではないか。ダート中距離で良さが生きるホッコータルマエ産駒。距離がさらに伸びるのは歓迎だろう。人気がないなら一枚押さえておきたい。

関東オークス2022の印

◎⑦グランブリッジ
〇③リッキーマジック
▲⑪ドライゼ
△①スピーディキック
△⑤ティーズハクア
△②トキノゴールド
×⑬ケウ
×⑧グラーツィア

4番ソレイユスマイル…前走で川崎2000mのカサブランカオープンを制しているが、いかにも相手に恵まれた印象。S1では壁にぶつかるのでは。

6番サンオルソーライズ…前走カサブランカオープンで勝ち馬ソレイユスマイルから1.0秒差の3着。ホッコータルマエ×チーフベアハートで長丁場は良さそうだが、このメンバーで上位争いするは難しいだろう。

9番クレールアドレ…水沢、笠松の重賞で苦戦している馬。SIでは結果が目に見えている。

10番ラブパイロー…血統的には地方ダートで不気味さがあるものの、カトレアステークスでの大敗を見ると、ダートグレードでは荷が重いのでは。

12番コーミズアムール…2歳時のゴールドジュニア以降、距離を伸ばしてパフォーマンスが落ちている。短い距離の方がいいのでは。

関東オークス2022の買い目

ここは印上位3頭がJRA勢ですが、「1頭は地方勢が馬券圏内に絡む(毎年地方勢は最低でも1頭が3着以内に好走している)」前提のもと、馬券を組み立てていきます。

【参考買い目】

3連複:◎ー〇▲ー△△△××(10点)

3連複で1列目にグランブリッジ、2列目にリッキーマジック、ドライゼ、3列目に印を打った馬へ(ワイド2点でもOK)。本線は3列目がスピーディキック>トキノゴールド>グラーツィアの順で強弱をつける予定です。

3連単を買うならリッキーマジック、ドライゼ→グランブリッジ→印の組み合わせを買いたいですね。

関東オークス2022の予想でした。