関東オークス2021(川崎)の予想です。

関東オークス2021の出走馬は、JRAからランスオブアース、リフレイム、ウェルドーン、ベルヴォーグが出走。地方勢は、ケラススヴィア、ウワサノシブコ(以上、浦和)、ディアリッキー(船橋)らが迎え撃ちます。川崎競馬場2100mで行われるJpnII戦です。このレースは勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。ここはかつて川崎競馬場で行われた学生馬券チャンピオンに輝いた身として気合の入る一戦です。

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ここまでの3歳牝馬二冠は、

●桜花賞
1着◎ケラススヴィア(1番人気)
2着×グロリオーソ(2番人気)
3着○レディブラウン(8番人気)

●東京プリンセス賞
1着○ケラススヴィア(1番人気)
2着◎ディアリッキー(2番人気)
3着ティーズアレディー(7番人気)

で桜花賞は◎ケラススヴィア○ディアリッキーから的中するも、東京プリンセス賞はティーズアレディーがヌケだったので、関東オークスはビシッと仕留めたいところです。

関東オークス2021の予想と見解です

今年の関東オークスの焦点は、ケラススヴィアが06年チャームアスリープ以来、史上2頭目の牝馬三冠なるかどうかだろう。

昨年も似たような状況で、アクアリーブルが牝馬二冠を達成して関東オークスに挑戦。単勝4.9倍と上位人気の1頭に推されたものの、JRAで2勝を挙げていたレーヌブランシュ前に涙を飲んだ。

振り返ると、関東オークスがダートグレードに指定されてから、地方馬の勝利は05年テンセイフジ、06年チャームアスリープ、12年アスカリーブルのわずか3頭。地方馬にとって関東オークスは大きな大きな壁と言える。

ただし、地方勢が決して苦戦しているわけではなく、過去5年では

20年4番人気2着アクアリーブル
19年2番人気3着トーセンガーネット
18年5番人気2着ゴールドパテック
18年3番人気3着クレイジーアクセル
17年6番人気3着ステップオブダンス
16年7番人気2着ミスミランダー

の6頭が3着以内に好走。

毎年最低でも1頭は馬券に絡んでおり、馬券圏内で言えば、地方勢にもチャンスは十分にあるレースだ。

今年はJRA勢4頭のうち3頭はダートで2勝以上を挙げており、メンバーはそれなりに揃ったと言えるが、決して抜きん出た馬がいるわけでもなく、例年通り最低でも1頭は地方勢が馬券圏内に絡んでくるのではないか。

今年の関東オークスは、地方勢で好走の可能性が最も高く、また妙味もありそうな馬から入りたい。それでは予想にいきましょう。本命は今年の関東オークスで波乱を呼び起こすと見ている…

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ディアリッキーから入りたい

前走東京プリンセス賞では距離延長に大きな魅力を感じて本命に推すも、ケラススヴィアとの逆転が叶わずの2着。それでも3着ティーズアレディーには0.3秒差をつけており、改めて世代トップクラスの能力があることを示した。あの7馬身差が一気に詰まるかは走ってみないと分からない面があるものの、ホッコータルマエ×スペシャルウィークのスタミナ型。舞台が持久力が問われる川崎2100mに変われば、本馬に一日の長があるだろう。

ホッコータルマエ産駒は父同様に「使われていくうちに強くなる」のが特徴で、特に「ちょっと足りないのでは?」と思えるような状況で激走することがしばしば。先週の東京ダービーで12番人気2着と波乱を演出したギャルダルはまさにその典型的なパターンだった。今週の牝馬の大一番でもホッコータルマエの血が騒ぐのではないか。本馬自身、右回りより左回りの方が合っているイメージもある。

相手は中距離への不安を払しょくしたケラススヴィア

前走東京プリンセス賞では2着ディアリッキーに7馬身差をつける度肝を抜くパフォーマンス。大井1800mであのパフォーマンスは単調なスピードタイプができる芸当ではなく、舞台が川崎2100mに変わっても無様な競馬をすることはないのではないか。メンバーを見渡す限り、今回も単騎逃げが濃厚。後続の目標になるとは言え、マイペースの逃げを打てれば、相手がJRA勢でも簡単に捕まることはないだろう。

3番手はJRA勢で能力最上位のウェルドーン

ヘニーヒューズ産駒らしくレースセンスがありながらスタミナも兼ね備えており、ダート1800mで3勝をマーク。前走は中京ダート1800mで行われた鳳雛ステークスを勝利しており、左回りの2100mでも力を発揮できる可能性が高いだろう。ただし、前走鳳雛ステークスはタイムランクEでメンバーも平凡だったのは忘れてはならないこと。やや抜けた1番人気に推されそうだが、決して抜けた存在ではないはずだ。

ランスオブアースは前走兵庫チャンピオンシップで3着に敗れたものの、勝負どころで位置を落としてしまい、鞍上が上手く誘導できなかった印象が強かった。ゴール前には再び差を詰めており、スムーズなら勝ち負けできたのでは?と思える内容だった。引き続き泉谷騎手なので不安はあるものの、馬の能力的にはウェルドーンと比べてもそん色ないはずだ。

リフレイムは初ダートの前走青竜ステークスで6着に健闘。父American Pharoahは、カフェファラオ(フェブラリーステークス1着)、ダノンファラオ(ジャパンダートダービー1着)を輩出しており、本質的にダート馬の可能性が大いにありそう。この時期の東京ダート1600mと川崎2100mはリンクする傾向があり、初ダート勝ちがこの大舞台になっても驚けない。ただ血統的にピンかパーかのタイプ。勝つか馬券圏外に消えているかのどちらかだろう。

ウワサノシブコは前走川崎2000mで行われたカサブランカオープンを勝利しての参戦。門別では短距離路線を中心に歩んでいたが、アイルハヴアナザー×ダンスインザダークの血統で、前走のレースぶりを見ても、中長距離に適性がありそうだ。

最後にベルヴォーグ。JRAでダート2勝を挙げているが、前走はタイムランクEの牝馬限定戦。展開的にもハマった印象があったので、一応印は回すものの、JRA勢では一番格下と判断している。

関東オークス2021の印

◎⑧ディアリッキー
○⑦ケラススヴィア
▲⑥ウェルドーン
△①ランスオブアース
△⑤リフレイム
△⑪ウワサノシブコ
×⑨ベルヴォーグ

2番レディブラウン…前走カサブランカオープンではウワサノシブコの2着に敗退。今回は相手もグッと強くなるので、馬券圏内までは難しいだろう。

3番ネイバーアイランド…門別1勝の実績で、金沢に移籍するも、未だに1勝も出来ておらず。ダートグレードではさすがに苦戦必至だろう。

4番グロリオーソ…桜花賞2着の実績があるものの、東京プリンセス賞では勝ち馬ケラススヴィアについていって失速。いかにも距離が長かった印象を受けた。タフな川崎2100mではスタミナ切れするのでは。

10番スセリヒメ…前走カサブランカオープンでは勝ち馬ウワサノシブコ、2着レディブラウンに完敗。ダートグレードでは荷が重い。

12番サンシェリダン…JRAから高知に移籍し、5連勝を上げるも、他地区の重賞ではル・プランタン賞2着、東海クイーンカップ2着と勝ち切れず。ダートグレードでは荷が重いだろう。

関東オークス2021の買い目

ここは◎ディアリッキーから相手に○ケラススヴィア▲ウェルドーンを置いて勝負します。火曜日の川崎スパーキングスプリントは◎ポッドギルから的中も安かったので、ここは中~高配当を期待したいですね。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲ー○▲△△△×(9点)…本線はリフレイムまで

馬連:◎ー○▲(2点)

馬単:◎→○▲(2点)

3連複で1列目にディアリッキー、2列目にケラススヴィア、ウェルドーン、3列目に印を打った馬へ(ワイド2点でもOK)。本線はリフレイムまでです。あとは馬連、馬単を少々押さえます。

関東オークス2021の予想でした。