JBC2歳優駿2022の予想です。

JBC2歳優駿2022の出走馬は、JRAからナチュラルリバー、ゴッドインパルス、ゴライコウ、テレパシー、エコロアレスが出走。地方勢は、リアルミー、オーマイグッネス、スギノプリンセス、ベルピット(以上、北海道)らが迎え撃ちます。門別競馬場1800mで行われるJpnIII戦です。このレースは勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。

※メルマガ読者の方は月曜日に配信した「先週の重賞回顧」内にパスワードが掲載されています。

今週は1年で地方競馬が一番盛り上がるJBC4競走ウィーク。

番組的にもなかなか楽しみなレースが多く、ダート競馬ファンとしては気合が入る一日。

ぜひ良い結果で終えて、気持ちよく冷麺をすすれるよう?頑張って参ります。

JBC2歳優駿2022の予想です

JBC2歳優駿は2年前にJBC競走の新たなレースとして創設された、2歳ダートチャンピオン決定戦。

過去2年は

●21年(【JBC2歳優駿2021予想】門別1800mのJpnIII戦です
1着×アイスジャイアント(3番人気)
2着◎ナッジ(1番人気)
3着〇リコーヴィクター(4番人気)

●20年(【JBC2歳優駿2020予想】門別1800mのJpnIII戦です
1着△ラッキードリーム(6番人気)
2着◎トランセンデンス(13番人気)
3着×レイニーデイ(4番人気)

で決着。

昨年はJRA所属のアイスジャイアントが勝利したものの、ここまでは

JRA勢1着1回2着0回3着1回
地方勢1着1回2着2回3着1回

という内訳で、地方勢が強いエーデルワイス賞と同じく地方勢>JRA勢という構図と言っていいだろう。

「地方勢優位」と同じく重要なのは、「最後まで伸び続けられるタフさ」。

過去2年は前傾ラップからの消耗戦、追い比べになっており、中団~後方追走から上り1、2位をマークした馬が1、2着に入っている。

●21年JBC2歳優駿の結果

●20年JBC2歳優駿の結果

今年はJRA勢5頭のうち4頭(ゴッドインパルス、ゴライコウ、テレパシー、エコロアレス)が逃げ、先行脚質。そこに前哨戦のサンライズカップを制したオーマイグッネスが是が非でもハナを譲らない姿勢を見せれば、例年通りハイペースからの消耗戦になる可能性が極めて高いだろう。

最後方から突っ込んできた20年◎トランセンデンス(13番人気2着)のような死んだフリからの一撃があってもいい。それでは予想にいきましょう。本命はまだその強さがバレていない

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リアルミーが3連勝で2歳の頂点に立つ

キャリア2戦。まだ未知の面があり、ここで買う怖さはあるものの、世代最強馬の可能性を秘めているのも事実。元々、能試でオーマイグッネスの2着に入っていることからもその能力の高さは垣間見えるが、圧巻だったのは一気の距離延長で挑んだ前走クンツァイト特別。レースを何度見返しても本当に差せるのか?と不安になるほどで、先週の天皇賞(秋)でイクイノックスがパンサラッサを差し切った並みのインパクトだった。ギアが入ったのはゴール手前。距離が伸びれば、パフォーマンスをさらに上げてくるイメージしかない。

カギになるのは相手関係だが、クンツァイト特別の2着エイシンケプラーは次走盛岡に遠征し、南部駒賞を完勝。3着ニシケンボブも次走特別戦を制しており、前走で負かした相手もなかなか手強かった。前走の走破時計、上りともに優秀で、距離が伸びて本馬の良さがさらに出れば、一気のタイトル奪取も決して夢ではないだろう。父は20年◎トランセンデンス(13番人気2着)と同じトランセンド。序盤に無理をせず、中盤から後半にかけてギアを上げていくようなメリハリのある走りで勝利を掴み取りたい。

相手は枠順、脚質ともにレース傾向に合致するベルピット

前走サンライズカップでは3戦連続で先着を果たしていたオーマイグッネスに差し返されたのはやや物足りないものの、追って味があるのは本馬の方で、上り勝負になりやすいJBC2歳優駿では再び本馬が先着する可能性が高そう。パイロ×ダイワメジャーの血統のイメージ通り、完成度が高く、自在性に長けているタイプ。妙味重視ではなく、好走率重視で考えるなら本馬がアタマひとつ抜けた存在と言える。

3番手は牝馬のスギノプリンセス

牝馬ながら500キロ近い馬体重があり、牡馬の中に入ってもその雄大な馬体が目に付くほど。距離を伸ばしてから一気に素質開花し、前走ブロッサムカップまで破竹の4連勝をマーク。近2走の走破時計はやや物足りないところはあるものの、時計では表れない強さを感じる上、馬がまだ遊びながら走っている印象があり、相手が強くなれば、本馬自身もパフォーマンスを上げてきそう。父は昨年のJBC2歳優駿勝ち馬アイスジャイアントと同じダンカーク。血統的にも魅力はある。

オーマイグッネスは前走サンライズカップでベルピットとの叩き合いを制して勝利。近2走を見る限り、能力は同厩舎のベルピットとほぼ互角も、今回はJRA勢のマークが厳しくなりそうで、逃げ一手という戦法はマイナスになるかもしれない。それでもペース、展開次第では残り目があってもいいだろう。

タイガーチャージは前走サンライズカップでオーマイグッネスに真っ向勝負を挑み、勝ち馬オーマイグッネスから0.7秒差の4着。レース内容としては完敗ではあったものの、中身のある敗戦だった。今回は良い意味で気楽な立場。3走前のように末脚勝負に徹すれば、オーマイグッネスとの着差がグッと詰まってもいいのではないか。落合騎手もここは無理して前に行かないはず。

リストンは距離延長で挑んだ前走で上り最速をマークして3着に好走。先着を果たしたリアルガーはサンライズカップ4着馬でもあり、このメンバーに入っても大きくは見劣らないのではないか。前走同様に終い勝負に徹すれば、多少の怖さはある。

リアルガーは2走前のサンライズカップでオーマイグッネス、ベルピットに次ぐ3着。上位2頭には完敗だったものの、毎回自分のパフォーマンスをしっかりと見せられる馬。正直、このメンバーで馬券圏内に加わるには上位勢の不発待ちではあるものの、ノーマークになるなら一枚押さえておいても損はないだろう。

ナチュラルリバーはダート替わりで一変した馬。新馬のナチュラルリバー組の次走成績は【0.2.2.1】でレースレベルとしても水準以上だったと捉えていいのではないか。1枠1番は乗り難しいものの、器用な競馬が出来そうなイメージはあるので、JRA勢の中では最も不気味な存在だ。

エコロアレスは阪神ダート1400mの新馬で完勝。JRA勢の中ではポテンシャルが最も高そうに見えるが、一気の距離延長で追い比べになると、常識的に分が悪いと考えるのが自然だろう。

最後にテレパシー。中京ダート1800mの新馬を3番手追走から抜け出して勝利。走破時計は決して強調できないものの、まだ底を見せていない怖さはあり、無理して嫌わない方がいいかもしれない。

JBC2歳優駿2022の印です

◎③リアルミー
〇⑪ベルピット
▲⑤スギノプリンセス
△④オーマイグッネス
△⑧タイガーチャージ
△⑫リストン
×⑬リアルガー
×①ナチュラルリバー
×⑩エコロアレス
×⑨テレパシー

2番ゴッドインパルス…距離延長で挑んだ2戦目の中山ダート1800mで逃げ切り勝ち。2着馬に4馬身差をつける完勝劇ではあったものの、タイムランクEで同組の次走成績【0.1.0.6】では恵まれた勝利だったのでは。

6番ゴライコウ…デビュー3戦目の中京ダート1800mで勝利するも、8頭立ての低レベル戦だった。使われて良くなる傾向があるホッコータルマエ産駒も、このメンバーでは荷が重いのでは。

7番ラッキーストーリー…未勝利を勝ち上がってから大崩れしておらず、相手強化でも多少の怖さはあるものの、2、3走前にカスミノモリ、インプローヴィングに完敗しており、このメンバーでは荷が重いはず。

JBC2歳優駿2022の買い目です

ここは印上位3頭の単勝を買うかワイドボックスを買うかで迷いましたが、ワイドトリプル的中にも淡い期待をして後者でいきたいと思います。

【参考買い目】

ワイド&馬連:◎〇▲(3点)

馬券はワイドでリアルミー、ベルピット、スギノプリンセスのボックス。あとは馬連ボックスも少々押さえたいと思います。

以上、JBC2歳優駿2022の予想でした。