インターナショナルステークス2019(ヨーク)の予想です。

インターナショナルステークス2019の出走馬は、クリスタルオーシャン、キングオブコメディ、ジャパン、エラーカムが出走。日本からはシュヴァルグランが参戦します。ヨーク競馬場2050mで行われるG1戦。このレースは勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。アグネスワールド、ディアドラに続き、日本調教馬として3頭目の英G1制覇なるか注目の一戦です。

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前回の海外G1・キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスは、

●キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス
1着▲エネイブル(1番人気)
2着○クリスタルオーシャン(2番人気)
3着◎ヴァルトガイスト(6番人気)

でした。

馬券は◎ヴァルトガイストの2着以内(あわよくばアタマ)を期待していたので、払い戻しは跳ねませんでしたが、そんなことよりもいいレースを見て馬券も当てられたことを素直に喜びたいと思います。本当に何度見てもいいレースでしたね…

インターナショナルステークスは◎ヴァルトガイスト同様、明確に買いたい馬がいるので楽しみな一戦です。

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インターナショナルステークス2019の予想と見解です

キングジョージで歴史に残る壮絶なデットヒートを演じたエネイブルとクリスタルオーシャン。

勝者のエネイブルは、22日に行われるヨークシャーオークスから凱旋門賞へ。一方、クリスタルオーシャンは21日のインターナショナルステークスに照準を合わせてきた。エネイブルもクリスタルオーシャンも相手関係を考えると、ヨーク開催のこの一戦は落とせないだろう。

本命はクリスタルオーシャンが格の違いを見せつける

派手な勝ち方をするタイプではないが、レースセンスあり、追って味あり、勝負根性あり、コースや距離も関係なしというオールラウンダー。日本馬で例えるならテイエムオペラオーの超強化版のようなイメージで、絶対的な能力の高さに加え、馬がレースを知り尽くしているのが最大の魅力。今回は2走前のプリンスオブウェールズステークス、前走のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスよりも相手関係が楽になっており、前述の通り落とすことのできない一戦だろう。

このレースの焦点は相手にどの馬を取るか。

ここは明確に買いたい馬が1頭いるので、馬券はクリスタルオーシャン&○○○との2頭軸で攻めたい。相手で推したいのは…

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連勝中で勢いに乗るエラーカム

昨シーズンが終わった後にノド鳴りの手術をしたのが功を奏したのか、直近4走は1、3、1、1着と安定した成績。そのうち3走はリステッド競走なので評価できないものの、前走ヨークステークス(今回のインターナショナルステークスと同じコース)はG2でメンバーレベルも高かった一戦。3着ナイトトゥビホールドは今年初戦のゴードンリチャーズステークスでクリスタルオーシャンの2着があり、4着リーガルリアリティは前走エクリプスステークスでエネイブルの3着。その2頭に完勝したのであれば、メンバーレベルが決して高くないこのG1なら即通用していいはず。追加登録料約1000万円を払っての参戦。色気を持っての出走だろう。

3番手にはロードグリッターズを抜擢したい

古馬になってからマイル路線を中心に使われているが、今年のドバイターフではアーモンドアイ、ヴィブロスに次ぐ3着に好走。レースぶりを見る限り、バテずに長くいい脚を使えるので、中距離の方がむしろ良さそうなイメージがある。陣営も距離には自信を持っているようで、距離延長は不安よりも楽しみの方が大きい。ヨーク競馬場では過去に1回だけ走り、勝利を収めているのも魅力(昨年のG3・ストレンソールステークス)。

リーガルリアリティは前走ヨークステークスで勝ち馬エラーカムに0.9秒ほど離されての4着に終わったが、タフな馬場が向かなかった面もあるか。2走前のエクリプスステークスではエネイブル、マジカルに次ぐ3着に好走。当時のパフォーマンスが出せれば、ここでも十分に通用するだけの力はあるのではないか。

昨年の英チャンピオンステークスで3着に好走したサンダリングブルーも押さえておく。今年に入ってからの成績は冴えないものの、ヨーク競馬場では【2.1.1.0】と一度も崩れておらず、コース巧者と見てよさそう。鞍上は昨年の英見習い騎手リーディングを獲得したJ・ワトソン騎手。乗り替わりでひと仕事があるかもしれない。

最後にシュヴァルグラン。前走キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスは、相手関係も馬場(日本語表記では稍重も明らかにタフな馬場だった)も厳し過ぎた。ブックメーカーのオッズではブービー人気なので、国内オッズで積極的に買う気になれないものの、馬自身は決してノーチャンスではないはずだ。

上位人気に推されそうな3歳馬は思い切って消し。

今年の英ダービー勝ち馬アンソニーヴァンダイクは古馬初対戦となったキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスで10着に敗退。どうも一連の欧州主要G1を見る限り、中長距離路線では現状、古馬>3歳馬と判断して良さそう。

3歳馬3頭のうち2頭はオブライエン厩舎で、もう1頭はゴスデン厩舎。鞍上もオブライエン騎手、ムーア騎手、デットーリ騎手なので、普通に1頭くらいは来そうだが(データ的にもほぼ毎年、3歳馬は1頭は3着以内に来ている)、人気との兼ね合いを考えると、ここは軽視するのがベストと判断したい。

ジャパンは近2走の相手が明らかに弱く(4走前に敗れたテレキャスター、3走前に敗れたアンソニーヴァンダイクは古馬G1で全く通用していない)、キングオブコメディは距離経験なしかつ父Kingman(短距離色の強い血統で、日本における同産駒はダノンジャスティス、ヨークテソーロらがいて、ともにスプリント路線を歩んでいる)が引っかかる。その2頭と戦績的に差のないサーカスマキシマスも当然、同等の評価をするべきだろう。

インターナショナルステークス2019の印

◎②クリスタルオーシャン
○③エラーカム
▲④ロードグリッターズ
△⑤リーガルリアリティ
△⑥サンダリングブルー
△①シュヴァルグラン

インターナショナルステークス2019の買い目

海外オッズと比較すると、エラーカムはやや国内の方が売れており、ロードグリッターズ、リーガルリアリティが一番妙味を感じますね。印を変更するかも考えましたが、エラーカムはヨークへの適性が高いと見ているので、ここは初心貫徹でいきたいと思います。ただオッズが予想以上に売れていることを考慮して、勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)にしておきます。

【参考買い目】

3連複:◎ー○ー▲△△△(4点)

3連複でクリスタルオーシャン、エラーカムから印を打った馬へ(ワイド1点でもOK)。本線はリーガルリアリティまで。ワイド1点なら2倍後半以上は欲しいところですね。

馬連:◎ー○▲△△△(5点)

馬連でクリスタルオーシャンから印を打った馬へ。本線はリーガルリアリティまで。クリスタルオーシャン、エラーカムの1点のつもりでしたが、相手に印を打った人気薄が来れば、馬連30~100倍くらいつきそうなので、それなら押さえたいですね(3歳勢の世代レベルを疑っているのもあり)。

3連単:◎→○⇔▲△(4点)

3連単を少点数で買うとすれば、クリスタルオーシャンが勝ち、エラーカムが2、3着に入り、相手に本線のロードグリッターズ、リーガルリアリティが入る組み合わせですね。

以上、インターナショナルステークス2019の予想でした。