北海道2歳優駿2017(門別)の予想です。

北海道2歳優駿2017の出走馬はJRAからフィールシュパース、マイネルアンファン、ドンフォルティス、ムルシェラゴが参戦。地方勢はヤマノファイト、サザンヴィグラス、ハッピーグリンらが迎え撃ちます。このレースは、勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)を予定しています。

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さて今週は地方重賞がなんと5つも行われます

火曜日:北海道2歳優駿
水曜日:ハイセイコー記念
金曜日:JBCレディスクラシック、スプリント、クラシック

週末にはJRA重賞も4つありますし、盛りだくさんな1週間ですね。まずは北海道2歳優駿で好発進したいところです。

あとnoteでメルマガで配信しているコラムも販売(400円)ことにしました(⇒【コラムvol.1】先週の買い方回顧~10/21,22編~)。このコラムでは私が実際に購入した馬券をもとにどういう買い方をしたのかを振り返っています。コラムは月1回くらいのペースで書いており、これからはnoteでも見れるようにしようかと思います。

北海道2歳優駿2017の予想と見解です

北海道2歳優駿は、先日のエーデルワイス賞と同じく門別勢の奮闘が目立つレース。過去3年の3着以内馬は、JRA勢4頭に対し、門別勢5頭。門別勢に軍配が上がっている。門別では2歳戦が4月から行わるため、門別勢はこの時期に十分な実績、経験を積んでおり、JRA勢とも互角の競馬に持ち込むことができるのだろう。

ただ昨年はエピカリスが圧勝。14年にはディアドムス(全日本2歳優駿勝ち馬)が勝利を収めており、JRAの一級線が出走してくれば、門別勢を打ち破ることができる。今年の焦点はJRA勢4頭が門別勢に通用するのかどうかの1点だろう。それでは予想にいきましょう。本命は…

ここより下は有料記事とさせて頂いております。今週は地方重賞5連戦なのでパスワードはすべて同じにしています(まとめて1000円)。

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レースが終わったので無料公開しています。

フィールシュパース

今年、JRAで行われた2歳ダート戦で最もレベルが高かったのは間違いなくプラタナス賞。勝ち馬は超大物の雰囲気が漂うルヴァンスレーヴで、例年なら2着ソリストサンダーか3着の本馬が勝っていたレース。字面の上では「プラタナス賞3着」だが、勝ち馬が別格なので「プラタナス賞1着or2着」くらいの気持ちで捉えていい。

レースぶりを振り返ると直線に入ってエンジンがすぐにかからず、飛んでも不思議ではない雰囲気だったが、外のロードトレジャーと馬体が併さってからじわじわと伸びて3着に好走。父はSadler’s Wells系のKitten’s Joy、いかにも持続力型の走りを見ても、レコードが出るようなスピード競馬は合っておらず、プラタナス賞は力を出し切ったというよりも、ポテンシャルの高さでなんとか3着を確保した印象が強い。

今回はコーナー4回で砂の深い門別ダート。この馬にとってはデビュー以来、最も合う条件なのではないか。勝負どころでややズブさが目立つのは気になるが、少頭数、鞍上が田辺騎手なら素直に馬の能力を信頼したい。

相手はドンフォルティス

スピード型のヘニーヒューズ産駒なだけに距離延長は気になるものの、レースぶりを見る限り、折り合いに不安なし、追って味があるので、1800mに伸びて苦戦するイメージはあまり湧かない。きょうだいはナンベーサンとラーナアズーラ。ナンベーサンはスウェプトオーヴァーボード産駒ながら新潟ダート1800mで初勝利を挙げており、本馬も母系からスタミナを受け継いでいるはずだ。コーナー4回のコースは初めてになるが、本馬も素直に馬の能力を信頼。わざわざ武豊騎手が乗りに行くだけにそれなりに勝算があると見ていいだろう。

今年の道営勢は全体的に小粒という評価。北海道2歳優駿の前哨戦にあたるサンライズカップの過去の走破時計を比較しても、今年の走破時計は現在の門別1700mに変更されてから最も遅かった(以下参照)。

もちろん時計がすべてではないし、馬場状態によっても時計は大きく変わるので、「時計が遅い=低レベル」とは一概に言えないが、「09年以降で最も遅い走破時計だった」という事実からもレベルが低いかはともかく、レベルが高い年ではないはずだ。

なにより今年はJRA勢のトップ2が強力。道営勢のレベルがいまひとつに加えJRA勢のレベルが高いのであれば、JRA勢>道営勢の年になってもいいだろう。

ただ過去の傾向的にJRA勢で上位独占するとは思えず、3番手以下は道営勢を中心に考えたい。

そこで道営勢の筆頭にハッピーグリンを推す。

前哨戦のサンライズカップでは上り最速で追い込んで2着に好走。勝ち馬とは直線で内を突いたか、外を回ったかの差で、今度は本馬のほうが内目の枠に入ったのであれば、着順は入れ替わっても不思議ではないはず。

続くのはサザンヴィグラス。サンライズカップは正攻法の競馬で回って3着。人気を裏切る形になったが、勝ちに行っての競馬で決して悲観する内容ではなかった。ただ気になるのは100mの距離延長。サウスヴィグラス産駒で本質的にそこまで距離が伸びていいとは思えず、距離延長でパフォーマンスを少し落とすことはあるかもしれない。

ヤマノファイトは前走サンライズカップが内枠からロスなく立ち回り、やや上手く行き過ぎた印象。とはいえ、ハッピーグリン、サザンヴィブラスとの能力差はなく、ハッピーグリン、サザンヴィグラスを買うなら当然本馬も抑えなければならない。

最後にムルシェラゴ。前走未勝利をタイムランクAで勝利。正直、道悪で時計が出過ぎた気がするので半信半疑だが、道営勢のレベルがそこまで高くない年という判断をするのであれば、JRA勢で上位独占の組み合わせも少し考えておくべきだろう。

北海道2歳優駿2017の印

◎②フィールシュパース
○⑦ドンフォルティス
▲④ハッピーグリン
△⑥サザンヴィグラス
△⑧ヤマノファイト
△⑨ムルシェラゴ

北海道2歳優駿2017の予想ファイル

北海道2歳優駿2017の買い目

単勝と馬連ベースで見ると、フィールシュパースとドンフォルティスが一番売れているのですが、3連複ベースで見るとドンフォルティスとハッピーグリーンからが一番売れていますね。おそらく道営勢が強いレースという認識がかなり広がっているので、3連複、3連単に限れば、JRA2頭から入ってもそれなりのリターンがありそうです。ここは印通り、あえてJRA勢から入ります。あと

【本線】

3連複:2-7-4、6、8、9(4点)

3連複でフィールシュパース、ドンフォルティスから印を打った馬への組み合わせ。本線はヤマノファイトまでにします。

【ボーナス】

3連単:2、7→2、7⇔4、6、8、9(16点)

3連複の延長戦上で1着にフィールシュパース、ドンフォルティスが入る3連単。本線の3連複が当たれば、こちらも当たる可能性が高いので、ちょびっとのボーナスというよりもしっかり目に買う予定です。本線はヤマノファイトまでです。

以上、北海道2歳優駿2017の予想でした。