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阪神ジュベナイルフィリーズ2016の予想考察です。
阪神ジュベナイルフィリーズ2016の出走予定馬は、ソウルスターリング、ジューヌエコール、リスグラシュー、ヴゼットジョリー、シグルーンなど。阪神競馬場芝1600mで行われる2歳牝馬限定のG1戦です。
まずはいつも通り先週の結果報告から。重賞は
●ステイヤーズステークス
1着◎アルバート(1番人気)
2着○ファタモルガーナ(3番人気)
3着▲モンドインテロ(2番人気)
●金鯱賞
1着×ヤマカツエース(4番人気)
2着パドルウィール(9番人気)
3着△シュンドルボン(6番人気)
3着◎サトノノブレス(2番人気)
●チャンピオンズカップ
1着サウンドトゥルー(6番人気)
2着○アウォーディー(1番人気)
3着▲アスカノロマン(10番人気)
13着◎コパノリッキー(3番人気)
という結果でした。
ステイヤーズステークスは的中できたものの、3つの中で勝負度が最も高かったチャンピオンズカップはハズレ。ここまで人気がないのであれば、◎アスカノロマンにするべきでしたね。。先週のジャパンカップの▲キタサンブラック○シュヴァルグランといい、ちょっと悔しい結果が続いております。
平場の勝負レースは土曜日こそ好発進できたのですが、日曜日はダメダメな一日に。土曜日の貯金のおかげでちょいマイナス程度で済みましたが、どうも煮え切らない週末でした。今月もこれで残り3週間。どこかで流れは来ると信じ、残りの開催日も全力で頑張ります。
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桜花賞とは異なる適性が求められる
まず始めに過去5年の阪神ジュベナイルフィリーズの結果から見ていきましょう。
阪神芝1600mのG1といえば、クラシックの桜花賞と同じ舞台ですが、阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞ではレース傾向が全く異なります。簡単にまとめると、
阪神JF⇒持続力が必要
桜花賞⇒瞬発力が必要
なイメージ。なぜ同じ舞台なのに求められる適性が異なるのかを解説すると、
阪神ジュベナイルフィリーズは、
1.ペースが流れやすい(1200mや1400mから参戦してくる馬が多いため)
2.瞬発力を身上にするディープインパクト産駒の出走が少ない
3.阪神芝1600mは2歳牝馬にとってタフな舞台
のに対し、桜花賞は
1.ペースが落ち着くことがある(14年レッツゴードンキの年など)
2.クラシック制覇を目指すディープインパクト産駒が多数出走
だからでしょう。
つまり桜花賞では「上り3ハロンをいかに速く走れるか」が重要になりますが、阪神ジュベナイルフィリーズでは上りよりも「最後までしっかりと走り切る力」が求められます。阪神芝1600mは2歳牝馬にとってタフな舞台設定ですし、まずは距離に対応できるのかを考える必要があります。
血統面ではステイゴールド産駒が3年連続で好走中(13年1着レッドリヴェール、14年3着ココロノアイ、15年2着ウインファビラス)。父サンデーサイレンス系×母父ノーザンダンサー系という配合も頻繁に好走しています。
阪神ジュベナイルフィリーズ2016の注目馬は?
今年はリスグラシュー、ソウルスターリングがやや抜けた人気になり、ジューヌエコール、ヴゼットジョリー、ディーパワンサあたりが続く感じでしょうか。
12年(5→15→10番人気)のような大波乱もあるレースですが、当時は1番人気コレクターアイテム、2番人気サンブルエミューズ、3番人気サウンドリアーナといま振り返ると、「それは荒れるよね(笑)」という人気順。クラシック級の素質馬がいる年は順当に収まっていますし、今年はまずまずの好メンバーがそろったので、単純に強い馬が強いレースをする年なのではないでしょうか。
現時点での本命候補を挙げておくと、
リスグラシュー
です。アルテミスステークスは重賞格上げ後、明らかに好メンバーがそろうようになっており、今年の出走馬の次走成績を見ても、
4着アピールバイオ(次走赤松賞3着)
8着コーラルプリンセス(次走赤松賞1着)
14着メローブリーズ(次走500万下1着)
とハイレベルな臭いがプンプン。阪神ジュベナイルフィリーズに2着フローレスマジックがいないのであれば、アルテミスステークス組でリスグラシューの能力が断然なのは明白でしょう。そもそも2走前に阪神芝1800mでレコード勝ちしてますし、舞台適性も文句なし。ここはよほどのことがない限り、勝ち負け濃厚と見ています。
以上、阪神ジュベナイルフィリーズ2016の予想考察でした。