羽田盃2020(大井)の予想です。

羽田盃2020の出走馬は、ブラヴール、ヴァケーション、コバルトウィング、ゴールドホイヤー、グリーンロードなど11頭が出走。大井競馬場1800mで行われるSI戦。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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火曜日の東京プリンセス賞は◎ミリミリ差し届かずの5着。ああいう競馬になるのは仕方ないのですが、それ以上にとてもとても気になっていたリヴェールブリスで攻めきれなかったことが後悔。短期免許で乗り馬に恵まれない中、存在感が際立っている水野騎手はさすがですね…

水曜日は牡馬のクラシック第一冠・羽田盃。過去2年は、

●19年
1着〇ミューチャリー(1番人気)
2着◎ウィンターフェル(2番人気)
3着△ステッペンウルフ(3番人気)

18年
1着◎ヤマノファイト(1番人気)
2着〇リコーワルサー(7番人気)
3着▲ハセノパイロ(4番人気)

と的中出来ているので今年も続けるよう頑張って参ります。◎にはアタマまで期待したいですね。

羽田盃2020の予想と見解です

前日の16頭立てで行われた東京プリンセス賞とは対照的に11頭立ての少頭数で行われる今年の羽田盃だが、馬券的な難易度でいえば、本レースの方が上だろう。

前哨戦の京浜盃を制したブラヴール
全日本2歳優駿の覇者ヴァケーション
JRAから移籍してきたコバルトウィング
雲取賞圧勝のゴールドホイヤー
ニューイヤーカップを大差勝ちしたグリーンロード

など、どの馬にもそれぞれ魅力があり、何が勝利しても驚けないというのが多くのファンが思うところだろう。

考えれば考えるほど、いくつものパターンが浮かび上がってきて非常に悩ましいが、「前走が本来の走りではなかった」馬に白羽の矢を立てたい。それでは予想にいきましょう。本命は…

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2歳王者・ヴァケーションが復活する

昨年の全日本2歳優駿ではダートグレードに格付けされて以降、トーシンブリザード、フリオーソに次ぐ3頭目の南関東馬としての勝利。年明け初戦の京浜盃では5着に敗れたが、外を回った3頭が1~3着を独占する中、本馬は伸びないラチ沿いに突っ込んでおり、大井のコース適性うんぬんよりもコース取りが敗因と見ていい(以下参照)。

◆京浜盃の直線

当時、手綱を取った吉原騎手もレース後に「砂の深いところに入ってしまった」と述べており、決して上位3頭に力で見劣ったわけではないだろう。今開催の大井はむしろ内、前有利の傾向。京浜盃で苦しい競馬をさせられた本馬だが、今回は一転して恵まれる競馬になる可能性が高く、京浜盃で先着を許した4頭との逆転の計算も十分に成り立つ。吉原騎手は乗れないが、鞍上・御神本騎手なら申し分ないだろう。

相手はコバルトウィングが堅実に走ってきそう

転入初戦の京浜盃では勝ち馬ブラヴールから0.2秒差の2着に好走。当時、手探りの状態で馬体重は+11キロ。一度、使われての上積みは大きそうで、ブラヴールより前で運べることを考えても、展開ひとつで着順が入れ替わっても何ら不思議ではない。今の大井の決め手よりしぶとさが要求される馬場も合っているのではないか(レースウィングの仔はイシュタルゲート、ハイドロフォイルなど無尽蔵のスタミナを持った馬が多い)。

3番手はゴールドホイヤーが世代最強の可能性もある

前走雲取賞は見た目通りの完勝と言える内容。本馬から1.4秒も離されていたストーミーデイは次走京浜盃で勝ち馬ブラヴールから0.9秒差の6着。ストーミーデイを基準に考えると、本馬もブラヴールと全くヒケを取らないのではないか。年明けからパフォーマンスが急上昇しており、前走から間隔が空いたものの、ここで一段と成長した姿を見せても全く驚けない。

ブラヴールはデビュー以来、すべて上り2位以内をマークしている末脚堅実な差し馬。ここも堅実に走ってきそうだが、ペースが落ち着きそうな点、そこまで外差しが決まらない点を考えると、喜んで買いたいほどではない。個人的にはここで差し損ねて東京ダービーorジャパンダートダービーで本命を打ちたい。

ティーズダンクもブラヴール同様に確実に差してきそうだが、展開と馬場が不安。能力的には勝ち馬候補の1頭であるのは間違いないが、立ち回りがそれなりに問われるレースになると見ているので、末一手の本馬は相対的に評価が下がってしまう。

ファンシーアップはもう一度上のレベルに行けそうで行けないイメージだが、前走京浜盃はやや早めに動いての失速でそこまで悲観する必要はないか。マジェスティックウォリアー産駒というのは気になるが、真島騎手が強気に攻めていけば、上位に食い込んでくるかも。

グリーンロードはニューイヤーカップが強過ぎたことがこのレースにおいては逆に不安。いかにもパイロ産駒らしいスピードと立ち回り力を生かすタイプで、大井1800mの外回りでは本馬の良さが生きないかもしれない。それでも鞍上力で上手くコントロールが利けば、対応しても不思議ではないか。

ファルコンウィングは行き切れる強みがあるものの、これ以上ない展開だった雲取賞でも勝ち馬ゴールドホイヤーから0.6秒差の2着に完敗。今回もメンバー的に楽逃げを打てるかもしれないが、直線入り口である程度のセーフティーリードがない限り、後続勢に捕まるのではないか。

ドイテーは近2走が物足りないものの、3走前にはブラヴールを負かしている馬。近2走は力負けというより噛み合っていない面があり、被されずに気分よく運べれば、ガラリ一変があるかもしれない。

最後にアジュバント。門別時代にはティーズダンクとも差のない走りを見せていた馬。近走はJRA挑戦で散々な結果に終わっているが、門別での実績を考えれば、ガラリ一変があっても驚けないのではないか。

羽田盃2020の印

◎④ヴァケーション
○⑤コバルトウイング
▲⑦ゴールドホイヤー
△②ブラヴール
△⑪ティーズダンク
△⑩ファンシーアップ
×⑧グリーンロード
×⑨ファルコンウィング
×③ドイテー
×①アジュバント

6番モンゲートラオ…混戦ムードとはいえ、本馬だけはさすがにないか。距離はもっと短い方がいいだろう。

羽田盃2020の買い目

ここは混戦ムードで、3連複だと2列目の選択が難しいので、シンプルに◎ヴァケーションから馬連&馬単で印を打った馬へ流します。

【参考買い目】

馬連:◎ー○▲△△△××××(9点)

馬単:◎→○▲△△△××××(9点)

馬連&馬単でヴァケーションから印を打った馬へ。相手本線はファンシーアップまでです。ヴァケーションはピンかパーかのイメージがあるので、来るなら2着よりも1着の可能性が高い気がします。

羽田盃2020の予想でした。