東京プリンセス賞2020(大井)の予想です。

東京プリンセス賞2020の出走馬は、レイチェルウーズ、アクアリーブル、カラースキーム、テーオーブルベリー、ルイドフィーネなど16頭が出走。大井競馬場1800mで行われるSI戦。このレースは勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。

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今週は東京プリンセス賞、羽田盃の南関東クラシック2本立て。4月は

●クラウンカップ(【クラウンカップ2020予想】川崎1600mのSIII戦です
1着×ウマタロ(3番人気)
2着◎マンガン(8番人気)
3着○ストーミーデイ(5番人気)

●しらさぎ賞(【しらさぎ賞2020予想】浦和1400mのSIII戦です
1着◎ストロングハート(3番人気)
2着○ヴィルトファン(1番人気)
3着▲サラーブ(2番人気)

といい形で来ているので、最終週のS1・2つもスカッと的中して締めくくりたいですね。大井の中距離G1、S1は一番好きな条件といっても過言ではないのでどちらも楽しみです。

東京プリンセス賞2020の予想と見解です

南関東3歳牝馬クラシック第2弾の東京プリンセス賞。

過去5年の3着以内馬15頭のうち13頭は前走で桜花賞に出走しており、桜花賞組が圧倒的に優位なレースだが、ポイントは桜花賞の着順が直結しないこと

過去5年で桜花賞→東京プリンセス賞と連勝したのは19年のトーセンガーネットのみ。18年には桜花賞を圧勝して単勝1.2倍の支持を集めたプロミストリープが2着に敗れており、「桜花賞の着順はあまりアテにならない」と捉えるのが正解だろう。

今年の桜花賞も例年通り枠順と位置取りが明暗を分けたレースだったので、ガチンコ勝負になる大井1800mの東京プリンセス賞では結果がガラッと変わるのではないか。

メンバーを見渡すと、テーオーブルベリー、カラースキームと前に行きたい馬が顔をそろえ、桜花賞馬アクアリーブル、前年の2歳王者レイチェルウーズも早めに進出しそうな雰囲気。直線はタフな追い比べになるだろう。ここは翌日の羽田盃にも登録があったあの伏兵の一撃に期待したい。それでは予想にいきましょう。本命は…

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ミリミリの大外一気に期待したい

牝馬ながら大井の中距離戦でハイレベルな牡馬相手に走ってきた馬で、3走前のクラシックトライアルでは上り最速で追い込み、勝ち馬ブラヴールから0.3秒差の4着に健闘。次戦・京浜盃でも上り2位の脚で追い込んで善戦、前走チューリップ特別では2戦2勝のピュアオーシャンを競い落として勝利。大井の中距離戦なら牡馬のトップクラス相手にもヒケを取らない走りを見せており、牝馬限定戦ならSIで勝ち負けしても何ら不思議ではないだろう。

過去5年の良馬場で行われた東京プリンセス賞の勝ち時計は、

19年1分55秒6(勝ち馬トーセンガーネット)
17年1分56秒3(勝ち馬アンジュジョリー)

で、ミリミリが前走でマークした1分56秒1も東京プリンセス賞で勝ち負けレベルに達していると見ていいだろう。

フルゲートで行われる分、捌きづらさはあるが、コース適性、能力ともに上位のはず。レースが早め早めに動いてタフな追い比べになれば、確実に差し込んでくるのではないか。人気を考えてもここは狙い目と見た。

相手はレイチェルウーズが巻き返しそうだ

前走桜花賞で初めて敗戦を喫したが、ユングフラウ賞までの走りから力負けではないのは明らか。問題は敗因がどこにあるのかだが、トリッキーな浦和1600mではしばしばあのような負け方があるので、過度に気にする必要はないのではないか。3走前の大井1600mで行われた東京2歳優駿牝馬では2着テーオーブルベリー以下をちぎり捨てて完勝。当時のレースぶりなら距離が1ハロン伸びても問題なさそうで、見直しの余地は大いにあるだろう。

3番手はアクアリーブルを上位に取る

南関東に移籍してからはどんな競馬にも対応できており、隙という隙が見当たらない馬。母アスカリーブルは大井1800mで行われた東京プリンセス賞、黒潮盃を制しており、本馬もこのくらいの距離の方が良さそうな雰囲気さえある。能力的に決して向けた存在ではないものの、ソツなく走ってくるイメージ。矢野騎手が騎乗できるのも強みだろう。

テーオーブルベリーはS1で東京2歳優駿牝馬2着、桜花賞2着。ここは距離延長、展開面がカギになるものの、能力的に上位のはずで、引き続き馬券圏内に加わってくる可能性はある。

穴ならミナミンが面白そう。前走桜花賞は11頭立ての11番ゲートを引いてしまい、発走前に終了してしまったレース。それでも最後方から6着まで追い上げており、着順以上に評価できる内容だった。本命のミリミリのように追って味のあるイメージで、大井の外回りコースで過去最高のパフォーマンスを見せても驚けない。

ルイドフィーネは新馬勝ち以降、勝ち上がれないものの、重賞で善戦続き。サウスヴィグラス産駒でも半姉のナターレは川崎2100mの戸塚記念を制しており、母系的には距離が伸びても対応できる下地はある。

カラースキームは1月の桃花賞以来の実戦になるが、いわゆるノーザンファーム天栄仕上げ。前走で負かした相手には桜花賞馬アクアリーブル、東京2歳優駿牝馬3着サブノアカゾナエらがいて、このメンバーに入っても素質的に見劣りすることはないだろう。

最後に最低人気だが、リヴェールブリス。2走前のクラシックトライアルではミリミリに先着して、勝ち馬ブラヴールから0.3秒差の3着に好走。鞍上・水野騎手は南関東での短期免許で穴馬を何度も激走させており、鞍上込みで無欲の追い込みに徹すれば、怖さがある。

東京プリンセス賞2020の印

◎⑨ミリミリ
○⑬レイチェルウーズ
▲⑪アクアリーブル
△④テーオーブルベリー
△⑮ミナミン
△⑩ルイドフィーネ
×⑧カラースキーム
×⑯リヴェールブリス

1番シントーヨーキヒ…前走チューリップ賞では勝ち馬ミリミリから0.4秒差の3着も、内容的には完敗だった。大崩れなく走っているが、上位争いまでは難しいだろう。

2番ブロンディーヴァ…直近の東京2歳優駿牝馬5着、桜花賞7着の内容が物足りず。今振り返れば、ローレル賞はメンバーレベルが低く、恵まれての勝利だったのでは。

3番バブルガムダンサー…2歳時からあまり成長が感じられず。前走名古屋の若草賞では勝ち馬ステラモナークから1.7秒差の3着に完敗。南関東のS1ではさすがに荷が重いのでは。

5番マッドシティ…東京2歳優駿牝馬10着、桜花賞8着の内容から上位とは能力差がある。苦戦必至だろう。

6番ジュンスピード…ミューチャリーの半妹という良血馬も、兄ほど大物感がない。このメンバーでは分が悪いだろう。

7番アートムーブメント…今年初戦のブルーバードカップでは後方から何も出来ず敗退。S1では荷が重い。

12番サブノアカゾナエ…昨年の東京2歳優駿牝馬では3着に好走したものの、今年に入ってからの2戦が案外。中距離で一撃のあるロージズインメイ産駒で怖さは少しあるが、近2走のレースを見ると買いづらい。

14番ヤマジュンサルサ…短距離で実績を重ねて一気の距離延長。血統的にも一本調子の短距離馬と見ていいだろう。

東京プリンセス賞2020の買い目

本日の1~6レースまで確認したところ、結構な内、前有利の馬場。ほぼ最後方から大外一気スタイルの◎ミリミリには不安ですが、前に行けて積極的に買いたい馬もいないので(大外枠のリヴェールブリスは先行策をしているので面白そうですが)、初心貫徹で◎ミリミリから入ります。今の馬場だと中途半端に動くと良くない雰囲気があるので、仮に届かなくても溜めるだけ溜めての直線勝負に期待したいですね。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲△(テーオーブルベリー)ー○▲△△△××(15点)

3連複で1列目にミリミリ、2列目にレイチェルウーズ、アクアリーブル、テーオーブルベリー、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド3点でもOK)。

馬連:◎ー○▲△△△××(7点)

馬単:◎→○▲△△△××(7点)

あとは馬連&馬単で印を打った馬へ。南関東は枠連ではなく、枠単もあるので、そこは臨機応変に買いたいですね。

東京プリンセス賞2020の予想でした。