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フェブラリーステークス2017の予想考察です。
フェブラリーステークス2017の出走予定馬は、モーニン、ベストウォーリア、カフジテイク、コパノリッキー、アスカノロマンなど。東京競馬場ダート1600mで行われるG1戦です。
まずはいつも通り先週の結果報告から。重賞は
●クイーンカップ
1着○アドマイヤミヤビ(1番人気)
2着アエロリット(5番人気)
3着◎フローレスマジック(2番人気)
●共同通信杯
1着▲スワーヴリチャード(2番人気)
2着△エトルディーニュ(6番人気)
3着◎ムーヴザワールド(1番人気)
●共同通信杯
1着◎サトノクラウン(3番人気)
2着▲スマートレイアー(5番人気)
3着△マカヒキ(1番人気)
という結果でした。
どのレースも勝負度Eで遊び程度にしか買ってませんが、少し悔しかったのは京都記念。ここは◎サトノクラウンのアタマ固定で決め打ちしていたのですが、安易にミッキーロケットの2、3着付けに拘り過ぎた気も。2着に▲スマートレイアーが来てハズすのはちょっともったいなかったですね。
重賞がダメでも平場でまずまず結果を残してきた今開催ですが、先週は平場の勝負レースがいまひとつ。まともに当たったのは以下の2レースくらいでした。
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≪東京3レース 未勝利 勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫
◎⑪レッドコマチ(5番人気2着)
○⑨ショウブニデル(1番人気1着)
▲⑧ヒノアカツキ
△⑥エルドールサージュ(2番人気3着)
△⑭フェスティヴドレス<穴推奨>
△③イッカツ
×②フォーティプリンス
×⑯ドラゴンワーグナー
×⑫グリュックアウフ
×⑬ワイルドマックス
×⑮ダイワファッション
本命はレッドコマチ。新馬の東京こそ見どころはなかったが、その後の中京の2戦が見どころたっぷりの内容。2戦とも直線はスムーズに追えなかったが、それでも終いの伸び脚は目立っており、明らかに未勝利にメドの立つ内容だった。特に前走はゴール前の伸び脚がかなり際立っており、能力の高さを示した一戦。距離延長、減量騎手への乗り替わりともにプラスに働きそうで、枠順を考えてもここは能力がフルに発揮されるのではないか。上位人気がショウブニデル、ヒノアカツキ、早めに動きそうな内田騎手のエルドールサージュなので、展開も向くだろう。
相手はショウブニデルが普通に強いか。新馬が同条件でサンライズノヴァの2着。すでに未勝利を勝ち上がっているリアンヴェリテ、ヤマトワイルドに先着しており、現状の未勝利なら能力上位だろう。
ヒノアカツキはダート替わりの前走がまずまずの内容。大型のアイルハヴアナザー産駒で器用さを感じさせないので、ワンターンの東京ダート1600mに変わるのはいい。
エルドールサージュは2走前がタイムランクAのレースで3着。決して弱い馬ではないが、新馬、2戦目の未勝利を見ると、東京ダートだとスピード不足に終わる可能性も。
穴ならフェスティヴドレス。前走は着順こそ悪いものの、上りは全体の4位をマーク。距離延長にさえ対応できれば、意外と差はないかもしれない。
馬券は3連複でレッドコマチ、ショウブニデルから印を打った馬へ。あとは馬連&馬単を抑える。勝負度Bの予定でしたが、明らかに売れすぎているので、勝負度Cに変更しました。あとフェスティヴドレスが最低人気で妙味が大きいので、3連複でレッドコマチ、フェスティヴドレスからも少しだけ流します。
【参考買い目】
3連複:◎ー○ー▲△△△×××××(9点)…3列目はエルドールサージュまでが大本線、フェスティヴドレスまでが本線、あとは抑え
馬連:◎ー○(1点)
馬単:◎→○(1点)
3連複:◎ー▲△(エルドールサージュ)-△(フェスティヴドレス)(2点)
≪小倉10レース あすなろ賞 勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫
◎⑨ワンダープチュック(3番人気2着)
○⑥モーヴサファイア(2番人気1着)
▲③メリオラ<穴推奨>
△⑦ロードアルバータ(1番人気3着)
△②ジャコマル
△⑤ウインガナドル
セントポーリア賞、ゆりかもめ賞など、よく当たっている3歳500万下の一戦。ここはディープインパクト産駒のロードアルバータが1番人気に推されそうだが、ワンダープチュックの能力が上位だろう。福寿草特別は直線で狭いラチ沿いに入ってしまい、力を出し切れずの敗戦。どうも歯がゆいレースが続いているが、ハーツクライ産駒らしく持続力に富んだタイプなので、中央場所よりローカル場所のほうが力を発揮できるはず。小倉の開幕週は少し不安だが、ここはメンバーを見渡す限り、逃げ、先行勢が多数。消耗戦になる可能性が高いので、素直に能力を信頼したい。
相手はモーヴサファイア。休み明けで挑んだ福寿草特別が4着。当時、6着ダノンキングダムは次走ゆりかもめ賞を勝利しており、全体的にメンバーレベルが高かった一戦だった。ハービンジャー産駒はカゼルタなどを見ても、小倉芝2000mはやたら走るので、コース替わりもプラスに捉えていいだろう。
穴っぽいところではメリオラが面白い。京成杯は大敗したが、2走前のホープフルステークスは差し、追い込み勢が上位独占する中、前々でしぶとく粘って6着。当時、ベストリゾート、サングレーザーあたりと差のない競馬をしており、2走前のパフォーマンスを基準に考えると、ここは能力上位のはず。身体が小さい馬なので、馬体重の増減には注意したいところ。
1番人気のロードアルバータはやや過剰人気な印象。前走はタイムランクBとはいえ、メンバーレベルにかなり疑問が残り、人気ほど信頼は置けないのではないか。
馬券は3連複でワンダープチュック、モーヴサファイアから印を打った馬へ(ワイド1点でもOK)。ただし、ロードアルバータ絡みはオッズが安いと思うので、「ロードアルバータ2、3着」の3連単に変える。あとはメリオラは人気がなさそうなので、ワンダープチュック、メリオラからも少し買っておきたい。3連単ボーナスは絞って買うなら2着モーヴサファイア、メリオラの組み合わせか(余裕があるならモーヴサファイア、メリオラの3着パターンを買うのもアリでしょう)。
【参考買い目】
3連複:◎ー○ー▲△△△(4点)…ロードアルバータ絡みは安そうなので、「ロードアルバータ2、3着」の3連単に変えます。
3連複:◎ー▲ー△△△(3点)
3連単:◎→○▲→○▲△△△(8点)
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勝負度高めのレースが当たってくれたので良かったのですが、そのほかのレースがダメだったので、さすがにマイナスになりました。まあこういう日もあるので仕方ないですね。気持ちを切り替えて最終週に臨みたいところ。フェブラリーステークスは現地観戦予定でもあるのでドカンと当てたいところです。
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フェブラリーステークス2017の予想のポイント
その1.勝ちパターンは好位抜け出しが基本
最近のチャンピオンズカップはサンビスタ、サウンドトゥルーなど差し、追い込み馬の活躍が目立ちますが、フェブラリーステークスは対照的に先行馬の活躍が目立つレース。過去10年の勝ち馬のうち7頭は4コーナー4番手以内でした(以下参照)。
基本的にスローペースで流れることはなく(コパノリッキーが逃げ切った14年くらい。それでも前後半の800mは48.0-48.0)、ミドル~ハイペースで流れるわけですが、ダートで強い馬は基本的に先行脚質が多いので、そういう馬がそのまま押し切ってしまうレースといえるでしょう。
2.近年は東海ステークス組の活躍が目立つ
フェブラリーステークスの前哨戦といえば、根岸ステークスが挙げられますが、東海ステークスが1月の中京開催に移行して以降、東海ステークス→フェブラリーステークスというローテーションが生まれて、近年はこのローテーションで挑んだ馬が好成績を残しています(以下参照)。
◆単勝50倍以下の東海ステークス組のフェブラリーステークス成績(過去4年)
上にまとめたのは東海ステークスをステップにフェブラリーステークスに挑んだ馬の成績。ただし、極端な人気薄を除くため、フェブラリーステークスで単勝50倍以下の馬に限定しました。該当馬は計7頭と少ないのですが、その中から4頭も3着以内に入っており、昨年は伏兵の立場だった7番人気アスカノロマンが3着に好走。特に東海ステークス勝ち馬は【2.0.1.1】と好成績を収めています。
東海ステークスもフェブラリーステークスも同じ左回りのコース。また両レースともにタフなレースになりやすいので、東海ステークス好走馬はフェブラリーステークスにも適性があるといえるのかもしれません。ただ今年の東海ステークスは異例のスローペースだったので、今年のフェブラリーステークスに直結するかは微妙なところです。
フェブラリーステークス2017の予想オッズ
予想オッズも書いていきます。
なお予想オッズはnetkeibaのではなく、独自で考えたものです。
馬名 | オッズ |
カフジテイク | 4.8 |
ベストウォーリア | 5.0 |
モーニン | 5.3 |
ゴールドドリーム | 5.6 |
コパノリッキー | 12.1 |
サウンドトゥルー | 15.3 |
ホワイトフーガ | 18.4 |
エイシンバッケン | 25.6 |
キングズガード | 28.1 |
ケイティブレイブ | 28.9 |
アスカノロマン | 35.2 |
現在のダート古馬路線は確固たる馬が不在ですが、このレースはまさにそれを象徴するかのように、非常に割れたオッズになりそう。オッズを予想するのはなかなか難しいですが、1番人気はカフジテイクでしょうか。あまり相性の良くない根岸ステークス組ですが、ここに来て完全に本格化。チャンピオンズカップの走りを見ても距離については全く心配がいらないですし、充実度を買われて1番人気に推される気がします。ただ抜けた人気になることはなく、単勝4倍台後半と見ています。
2番人気は差がなく、ベストウォーリア。根岸ステークスは勝ち馬カフジテイクより2キロ重い斤量を背負っていましたし、同斤量+得意のマイルに戻れば、逆転まであってもいいと見る人が多そう。ただ7歳で近走の詰めの甘さを見ても、単より連軸系のタイプですし、単勝オッズはカフジテイクのほうが上になる気がします。
モーニンは3番人気くらいか。いくら前年の覇者でムーア騎手が騎乗するとはいえ、1年間も勝ち星がないですし、さすがに少し嫌われるはず。昨年が単勝5.1倍でしたが、昨年と同じくらいか、もっと落とすのではないでしょうか。
4番人気はゴールドドリーム。同舞台のユニコーンステークスで勝利実績がありますし、いかにも東京ダート1600mでこそのタイプ。武蔵野ステークスの走りから古馬相手でも通用するメドは立っていますし、グレンツェントの東海ステークスの勝ちっぷりを見ても、現4歳勢はハイレベルと見る人が多そう。一応、4番人気想定にしましたが、「東京ダート1600mでこその馬」と思われているはずなので、過剰な支持を集める可能性も。現代競馬ファンの特徴を考えると、いかにも売れそうなので、1番人気になっても驚けません。
以下、少し離れてコパノリッキー、サウンドトゥルー、ホワイトフーガらの実績馬が続くのではないでしょうか。
フェブラリーステークス2017のイチオシ馬は…
予想オッズで見たようにここは上位拮抗ムードで、どこからでも入れそう面々。非常に悩ましい一戦ですが、現時点での本命候補は
モーニン
です。勝ち星から遠ざかっていますが(最後に勝利したのは昨年のフェブラリーステークス)、チャンピオンズカップでも見せ場を作ったように能力はまだまだ健在なはず。とにかく「外枠からスムーズな先行策を打てるかどうか」がすべてで、外目の枠さえ引ければ、ここは巻き返してくるのではないでしょうか。近走成績から人気が少しでも落ちるなら積極的に狙いたいですね。
以上、フェブラリーステークス2017の予想考察でした。