日本ダービー2022の予想です。

日本ダービー2022の出走馬は、ジオグリフ、イクイノックス、ダノンベルーガ、ドウデュース、オニャンコポンなど18頭。東京芝2000mで行われる3歳限定のG1戦。クラシック第二弾です。皐月賞の◎ジオグリフ→〇イクイノックス→▲ドウデュースに続き、ここもビシッと仕留めたいと思います。

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日本ダービー2022の予想です

長らく内枠有利と言われてきた日本ダービー。

古くは、ディープスカイ、ロジユニヴァース、エイシンフラッシュ、キズナらが1枠1番から世代の頂点に。直近では19年に単勝93.1倍のロジャーバローズが1枠1番を味方につけてアッと驚く大金星。「日本ダービー=内枠を買えば儲かる説」を強化するような結果だった。

ところが過去2年は内枠のアドバンテージがあまり感じられず、20年も21年も馬場の真ん中を通った人気馬同士(コントレイル、サリオス、シャフリヤール、エフフォーリア)による争いに。昨年に関しては1枠1番を引いたエフフォーリアが逆に苦しい競馬を強いられてしまった。

最近の東京芝重賞を見ても、単調な立ち回り決着にはなりづらく、直線で末脚をしっかりと伸ばせる馬が有利な印象。今年の日本ダービーは、ロジャーバローズを探すレースではなく、コントレイルやシャフリヤールのようにポテンシャルが高く、速い上りに対応できる馬を探すレースになるのではないか。

本命はイクイノックスが皐月賞の雪辱を果たす

前走皐月賞では同厩舎のジオグリフに敗れたものの、昨年11月以来の実戦、早めに動いて目標になったこと、キタサンブラック産駒がからっきしダメな中山芝コース(キタサンブラック産駒の中山芝成績は【1.1.1.26】で勝率3.4%、連対率6.9%、複勝率10.3%)を考えれば、むしろよく2着に残したと言える内容だった。今回は中山→東京のコース替わりだけを考えても、上積みは大きく、ジオグリフとの逆転は十分に可能だろう。

18番ゲートに入ったが、隣枠に先行策を打ちたいロードレゼルがいるので、その後ろを走れば、自然と好ポジションに収まりそう。ルメール騎手は昔から東京芝の大外枠からの捌きが上手く、大外枠でオッズが少しでも甘くなるならむしろお買い得と言えるのではないか。コントレイル、シャフリヤールに続き、令和のダービーは強い馬が勝つ時代がしばらく続くと見た。

相手には皐月賞で本命に推したジオグリフ

皐月賞では操作性の高さから中山適性が高いと判断して本命に推したが、いい意味で期待が裏切られる勝利。振り返れば、2走前の共同通信杯ではダノンベルーガより1キロ重い斤量を背負いながら0.2秒差に留まっており、そもそものポテンシャルが高かったのだろう。玄人目線に立てば、いかにも嫌いたくなるタイプだが、皐月賞で伏兵のエポカドーロに本命を打ち、ダービーで軽視して痛い目に合った自分としてはこういう馬こそ警戒した方がいいのが教訓。近親には、ステイヤーズステークス3連覇のほかダイヤモンドステークス勝ちがあるアルバート、ディープインパクトが不在ならダービー馬だったインティライミなど。母系には底力があり、意外とこの舞台でも対応してしまうのではないか。ダービー男・福永祐一騎手のエスコートにも期待したい。

3番手は皐月賞が訳あり敗戦のダノンベルーガ

皐月賞当日は中~外が伸びる馬場だったため、1枠1番を引いたことでほとんどハンデを背負っての出走だった。馬自身も決して器用なタイプではなく、中山へのコース適性もイクイノックス同様にそこまで高くなかったのではないか。今回は2戦2勝で圧巻の走りを見せている東京コース。枠順もレース運びのしやすそうな6枠12番に入り、皐月賞以上のパフォーマンスを見せてくれる可能性が高い。不安を挙げるなら距離だろう。首がやや高い走法で、これはダノンプレミアム(日本ダービーで単勝1倍台ながら6着に敗退)、ダノンキングリー(共同通信杯で強い勝ち方を見せるも、日本ダービーで2着)らの「ダノン系」に共通して言えることだが、芝1600~2000mがベストな印象が強く、2400mへの距離延長は決してプラスとは言えないだろう。川田騎手が正攻法の競馬に徹すると、オークスのアートハウスのように直線入り口の手応えは良くても、ラスト1ハロンくらいで踏ん張りが利かなくなるかもしれない。

ジャスティンパレスは前走皐月賞で勝ち馬ジオグリフから0.8秒差の9着に敗れたものの、直線でスピードに乗りかけたところで内にササる形で追えない場面があり、明らかに不完全燃焼の競馬だった。今回は積極策を示唆しており、スタートが決して速い方ではないので、前に行ける保証はないものの、両隣の枠(ビーアストニッシド、マテンロウオリオン)が真逆の脚質なので、位置を取りに行きやすそうなイメージがある。中京芝2000mで行われた新馬は相手が弱かったとは言え、勝ちっぷりが良く、東京芝2400mへの舞台適性は高いのではないか。

オニャンコポンは前走皐月賞で中団からしぶとく脚を伸ばし、3着ドウデュースから0.1秒差の6着。昨年のホープフルステークスでは案外な結果に終わったものの、G1でも上位争いに加われるだけの力を示した。エイシンフラッシュ×ヴィクトワールピサの血統からいかにも東京芝重賞で一撃がありそうなイメージ。鞍上はNHKマイルカップで最低人気カワキタレブリーを3着に持ってきた菅原明良騎手(ヴィクトリアマイルでも全く切れないブービー人気のアブレイズで上り最速タイをマークして見せ場を作った)。血統や騎手から不気味さが漂っている。

ドウデュースは皐月賞が「日本ダービーこそ…」と思わせる内容に見えるかもしれないが、距離が伸びても1、2着馬に逆転できそうな走りに見せなかった。タフなレースだった朝日杯フューチュリティステークスや外伸び馬場だった皐月賞では上位争いに加われても、フラットで上り33秒台が要求されるようなレースでは差し損ねる不安の方が大きい。

ジャスティンロックは前走皐月賞が6番ゲートから馬場の悪い内々を回っての敗戦。地味な走りに映ったが、通ったコースを考えれば、枠順やコース取り次第でもっと走れた可能性はある。東京芝での決め手比べに対応できるかは半信半疑ではあるものの、実力より過小評価されそうで、期待値的な観点で見れば、面白い1頭だろう。

キラーアビリティは前走皐月賞が出遅れて流れに乗れず。人気を大きく裏切る結果に終わってしまったが、いかにも消化不良の競馬だった。ディープインパクト産駒でもそこまで切れるタイプではないので、東京コース替わりがプラスに働くかは微妙も、前走の敗戦で人気が急落するなら一枚押さえておいてもいいのではないか。

マテンロウレオは前走皐月賞が後方ポツンから直線だけの競馬に。直線に向いてすぐにエンジンがかかったわけではないにも関わらず、上りは最速を繰り出したドウデュースと0.1秒しか差がなく、着順以上に評価していい走りだった。さすがに再度の後方ポツンでは厳しいが、横山和生騎手がある程度の位置で流れに乗せる競馬をすれば、あながち侮れないかもしれない。

マテンロウオリオンはNHKマイルカップ2着からの参戦。常識的に厳しいと見ているが、どこまで走るか分からない怖さがあり、前走のようにハマるなら台頭があっても驚けないか。

最後にデシエルト。前走皐月賞はスタートから行きたがり、経験の浅さが出ての敗戦。秘めるポテンシャルは高く、鞍上と上手くコンタクトが取れるならガラリ一変があるかもしれない。

日本ダービー2022の印です

◎⑱イクイノックス
〇⑮ジオグリフ
▲⑫ダノンベルーガ
△⑨ジャスティンパレス
△⑦オニャンコポン
△⑬ドウデュース
×⑪ジャスティンロック
×⑯キラーアビリティ
×④マテンロウレオ
×⑩マテンロウオリオン
×⑭デシエルト

以上、日本ダービー2022の予想でした。