クラウンカップ2023の予想です。

クラウンカップ2023の出走馬は、オーマイグッネス、ハセノゴールド、ポリゴンウェイヴ、ナイトオブバンド、ゴールドラッドマンなど13頭。川崎競馬場1600mで行われるSIII戦です。このレースは勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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クラウンカップ2023の予想です

クラウンカップは羽田盃、東京ダービーと全く異なる条件だが、意外とクラシック好走馬を輩出しているレース。

16年には同レースで2着だったプレイザゲームが東京ダービーで14番人気ながら2着に激走し、大波乱を演出。20年には同レースで4着だったエメリミット、2着だったマンガンが東京ダービーでワンツーフィニッシュを果たした。昨年は同レースでシンガリ負けを喫していたライアンが次走羽田盃で2着に入り、波乱の立役者に。クラウンカップで敗れた馬が本番のクラシックで激走するというのがひとつの穴パターンになっている。

今年はメンバー的に小粒な印象を受けるが、京浜盃が波乱の決着だったように、まだ混沌としている牡馬クラシック路線(マンダリンヒーローがサンタアニタダービー挑戦、ヒーローコールが伏竜ステークスに出走したのも大きいが)。ここから新たなクラシック有力馬が誕生するかもしれない。ここは早速、予想にいきましょう。本命は勝利濃厚と見ている…

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ポリゴンウェイヴが巻き返す

前走京浜盃では1番人気に推されながら7着に終わったが、上り1~3位をマークした馬が1~3着に入る決め手比べの展開になってしまい、スピードと先行力が持ち味の本馬には分が悪いレースに。終わってみれば、大井外回りの1700mという舞台設定も合わなかったのだろう。

今回は本馬の持ち味が生きそうな川崎1600m。相手関係は2走前のニューイヤーカップよりも楽になっており、ここは負けられない一戦なのではないか。鞍上の山口達弥騎手は不安だが(重賞勝ちは20年東京ダービーのエメリミットのみ)、ここは枠順の並び的に行き切れる可能性が高く、あとは馬が勝手に走ってくれるはずだ。

相手はオーマイグッネスが怖い

北海道時代にはサンライズカップ勝ちがあり、JBC2歳優駿では4着に健闘した実力馬。サンライズカップ4着&JBC2歳優駿5着のタイガーチャージは南関東に移籍し、白鳥特別1着→雲取賞4着→京浜盃5着と歩んでおり、タイガーチャージより格上の本馬なら重賞で馬券圏内が見えてくるのではないか。転入初戦の花見月特別では3着に敗れたが、地味にメンバーレベルが高く、斤量58キロを背負わされていたことを考えても、決して悲観する内容ではなかった。このメンバーならポリゴンウェイヴを除けば、決して見劣らないはず。最内枠なら思い切って行く手もありそうだ。

3番手はトライアル勝ち馬のハセノゴールド

前走はクラウンカップトライアルの椿賞でチェルカトローヴァとの叩き合いを制して勝利。これで川崎1600mは全日本2歳優駿を除けば、2戦2勝と相性が良く、同舞台への適性の高さが窺える。2走前のニューイヤーカップではポリゴンウェイブに完敗しており、同馬に先着するのは難しいかもしれないが、そのほかの馬との比較で考えれば、上位の存在と見ていい。

サムタイムアゴーは近2走不振も、3走前のニューイヤーカップでは強敵相手に5着と健闘。ここは当時だけ走れば、通用していいメンバーで、より適性がありそうな川崎1600mに変わってパフォーマンスを上げてくるかもしれない。

チェルカトローヴァは前走椿賞で勝ち馬ハセノゴールドからタイム差なしの2着。パフォーマンス的にはほぼ互角で、ハセノゴールドを買うなら本馬も押さえる必要があるだろう。枠の並び的にレース運びはしやすいのではないか。

ゴールドラッドマンは前走椿賞で勝ち馬ハセノゴールドから0.3秒差の3着。終始外々を回らされていたことを考えると、1、2着馬に匹敵するパフォーマンスだったが、530キロ前後の大型馬らしくレースセンスのなさがネック。自分でレースを作れるタイプではないので、あくまでも展開次第になる。

ナガタエースは前走椿賞が案外の結果も、2走前の尉鶲特別では椿賞4、5着馬に完勝しており、前走は力を出し切っての敗戦ではないはず。序盤から動かしていくと伸びを欠く印象があるので、あたりの柔らかい町田騎手とは手が合うかもしれない。

コンプラドールは全日本2歳優駿8着だけ走れば、上位争いに加わってきそう。500キロを超える大型なだけに休み明け初戦で力を発揮できるかがカギも、能力的には圏内にいる1頭だろう。

ライズゾーンは前走椿賞がややスムーズさを欠きながら勝ち馬ハセノゴールドから0.4秒差の4着。コース取りひとつで着差はもっと詰まったはずで、オッズほど上位と能力差はない。

ブルグミューラーは前走クラシックトライアルで連勝がストップするも、2走前にはJRAとの交流戦を制している馬。コース替わりは歓迎と見て良さそうで、前走の敗戦だけで人気を落とすなら要注意だろう。

最後にナイトオブバンド。前走雲取賞では7着に終わったものの、さすがに相手が強かった。今回はメンバーレベルがグッと落ちるので、巻き返しがあってもいいのではないか。

クラウンカップ2023の印です

◎④ポリゴンウェイヴ
〇①オーマイグッネス
▲②ハセノゴールド
△③サムタイムアゴー
△⑤チェルカトローヴァ
△⑬ゴールドラッドマン
×⑧ナガタエース
×⑦コンプラドール
×⑥ライズゾーン
×⑨ブルグミューラー
×⑩ナイトオブバンド

11番スカイアクトス…前走椿賞で5着。今回はその椿賞よりも強力なメンバーなので、上位争いまでは難しいのではないか。

12番ハッピーレックス…デビュー以来、まだ未勝利の身。ここは荷が重いだろう。

クラウンカップ2023の買い目です

ここは◎ポリゴンウェイブが行き切れば、勝ち切れるメンバーだと見ているので同馬の単勝と、〇オーマイグッネス絡みを買いたいと思います。

【参考買い目】

単勝:◎(1点)

3連複:◎ー〇ー▲△△△×××××(9点)

本線はポリゴンウェイブの単勝。あとは3連複でポリゴンウェイブ、オーマイグッネスから印を打った馬へ流します(ワイド1点でもOK)。

以上、クラウンカップ2023の予想でした。