チェアマンズスプリントプライズ2021(シャティン)の予想です。

チェアマンズスプリントプライズ2021の出走馬は、日本からダノンスマッシュが参戦。地元勢は、ウェリントン、コンピューターパッチ、アメージングスター、ストロンガーらが迎え撃ちます。シャティン競馬場芝1200mで行われるG1戦。このレースは勝負度D(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。

チェアマンズスプリントプライズは日本馬がまだ勝利したことがないレースですが、ダノンスマッシュが香港スプリントに続いて、香港G1、2勝目を挙げるか注目ですね。

クイーンエリザベス2世カップの予想は以下からご覧ください。

【クイーンエリザベス2世カップ2021予想】シャティン芝2000mのG1戦です

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チェアマンズスプリントプライズ2021の予想と見解です

香港のスプリント路線は一般的に地元勢の層が厚く、日本を含む海外勢が苦戦する傾向にあるが、昨年の香港スプリントではムーア騎手を背に乗せたダノンスマッシュがロードカナロア以来、日本馬として2頭目の勝利を挙げ、香港勢の牙城を崩した。

偉業を成し遂げたことに異論はないものの、レースレベルが低かったのも勝利をもたらした大きな要因。実際、香港スプリント上位勢の次走成績を見ると…

◆香港スプリント上位勢の次走成績
2着ジョリーバナー(センテナリーSC10着)
3着ラタン(出走なし)
4着ウィッシュフルシンカー(センテナリーSC8着)
5着ファットタートル(チャイニーズクラブCC4着)
6着コンピューターパッチ(バウヒニアST6着)

と散々な成績に終わっており、とてもレースレベルが高かったとは言えない。

今の香港スプリント路線は、主役馬不在の大混戦ムード。実際、レースが行われるたびに勝ち馬がコロコロと入れ替わっており、昨年の香港スプリントを僅かな差で勝利をつかんだダノンスマッシュとて決して絶対的な存在ではないだろう。

昨年の香港スプリント以降、香港のスプリント重賞路線は荒れに荒れており(以下参照)、チェアマンズスプリントプライズでもこの流れは続くのではないか。

●香港スプリント
1着ダノンスマッシュ(3番人気)
2着ジョリーバーナー(13番人気)
3着ラタン(7番人気)

●バウヒニアスプリントトロフィー(5頭立て)
1着エクスプローシブウィットネス(3番人気)
2着ストロンガー(2番人気)
3着ビッグパーティー(4番人気)

●センテナリースプリントカップ
1着ホットキングプローン(1番人気)
2着リージェンシーレジェンド(8番人気)
3着ビッグパーティー(10番人気)

●スプリントカップ
1着アメージングスター(13番人気)
2着ストロンガー(8番人気)
3着ビューティーアプローズ(3番人気)

ここは馬券的にクイーンエリザベス2世カップより遥かに面白みがあるレース。地元・香港勢の伏兵から思い切って狙ってみたい。本命は…

ここより下は有料記事(クイーンエリザベス2世カップと合わせて400円)とさせて頂いております。

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ビューティーアプローズの先行押し切りに期待する

評価したいのは前走スプリントカップの内容。差し、追い込み勢が上位独占する中、先行して掲示板に粘り込んだのは本馬のみ(以下参照)。

◆スプリントカップの成績

それもラスト50m付近までは先頭をキープしており、文字通り負けて強しの競馬だった。今回もコンピューターパッチとの兼ね合いがカギになるものの、2番ゲートならスッとハナを主張する可能性もありそうで、あっと驚く逃走劇があってもいいのではないか。スプリント戦にしては逃げ、先行勢が手薄なので、前々で立ち回れるアドバンテージはあるはず。鞍上にパートン騎手を迎えられたのも大きい。

相手にはダノンスマッシュを一応信頼する

香港スプリントはレベルが低かったとはいえ、今回はその再戦でもあり、相対的な優位性は揺るぎないか。前走高松宮記念では本来、苦手なタフな馬場で勝利を挙げており、ここに来て充実期を迎えているのは間違いないだろう。内過ぎず外過ぎない5番ゲート。鞍上・モレイラ騎手なら上位争いには加わってくるか。

3番手はコンピューターパッチの巻き返しが怖い

前走スプリントカップでは積極果敢に逃げたものの、差し、追い込み決着になってしまい、負けるべくして負けた一戦。それでも勝ち馬アメージングスターからは0.4秒差に留まっており、展開ひとつで前走スプリントカップの上位勢との逆転は十分に可能だろう。この時期の香港は内、前有利になりやすいので、前に行ける強みが最大限に生きてくるかもしれない。

ヴォイッジウォリアーもスプリントカップ先行組。近走は散々な成績に終わっているが、昨年のジョッキークラブスプリントの内容から能力的に大きく見劣ることはないはず。

ウェリントンは前走スプリントカップで1番人気に推された馬。結果は5着だったが、直線は外からじわじわと脚を使っており、一級線相手でも通用するメドは立った。相対的に位置は取れそうなので、展開ひとつで上位に食い込んできてもいいだろう。

ストロンガーは末脚堅実な差し馬のイメージ。前走スプリントカップはゴール版があと20mくらい長ければ、おそらく本馬が勝利していただろう。前走のように直線で内を割ってくれれば、面白いか。

ジョリーバナーは昨年の香港スプリントで勝ち馬ダノンスマッシュから0.1秒差の2着に好走した馬。年明け初戦のセンテナリースプリントでは10着と大敗しているが、その一戦だけでは見限れない。

ラタンは昨年の香港スプリント3着以来の実戦も、スプリント戦ならあまり崩れないイメージ。2年前のチェアマンズスプリントプライズ2着馬でもある。

ウィッシュフルシンカーは昨年の香港スプリントで4着に健闘。前哨戦・スプリントカップの内容も悪くなく、馬券圏内に食い込む資格は十分に備えている。

アメージングスターは前走スプリントカップを単勝179倍の最低人気ながら勝利。展開がハマった面はあるが、そこまで能力差がなかったのも事実だろう。今回も流れひとつで怖さはある。

ビッグパーティーは特別に強調したい材料がないものの、今年のセンテナリースプリント3着馬。能力的に大きな差はないはずなので、無理に消す必要はないだろう。

チェアマンズスプリントプライズ2021の印

◎⑫ビューティーアプローズ
○①ダノンスマッシュ
▲④コンピューターパッチ
△⑪ヴォイッジウォリアー
△⑥ウェリントン
△⑩ストロンガー
×②ジョリーバナー
×⑤ラタン
×③ウィッシュフルシンカー
×⑦アメージングスター
×⑧ビッグパーティー

チェアマンズスプリントプライズ2021の買い目

ここは◎ビューティーアプローズから相手に○ダノンスマッシュ▲コンピューターパッチを置いて勝負したいと思います。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲ー○▲△△△×××××(17点)

馬連:◎ー○▲(2点)

馬単:◎→○▲(2点)

3連複で1列目にビューティーアプローズ、2列目にダノンスマッシュ、コンピューターパッチ、3列目印を打った馬が入る組み合わせ(ワイド2点でもOK)。本線はダノンスマッシュ絡みです。

あとは馬連&馬単でビューティーアプローズからダノンスマッシュ、コンピューターパッチに流します。

チェアマンズスプリントプライズ2021の予想でした。