愛知杯2022の予想です。

愛知杯2022の出走馬は、アンドヴァラナウト、マジックキャッスル、デゼル、ソフトフルート、マリアエレーナ、アナザーリリックなど16頭。中京芝2000mで行われる牝馬限定のG3戦です。

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愛知杯2022の予想です

波乱含みの牝馬限定のハンデ重賞。過去5年の愛知杯の3連複配当を見ても、17年209.2倍、18年166.5倍、19年90.1倍、20年913.5倍、21年190.7倍と19年を除けば、すべて万馬券決着で決まっている。今年も一筋縄ではいかない雰囲気が漂っているものの、「万馬券決着=上位人気勢がすべて飛ぶ」というわけではなく、実力&コース適性がある人気馬なら無理に嫌う必要はないか。

本命は人気でもアンドヴァラナウトを信頼したい

昨年の中京芝2000mで行われたローズステークスで鮮やかな差し切り勝ちを決めた馬。続く秋華賞ではタフな展開の中、正攻法の競馬で3着に好走し、改めて地力強化を示した一戦だった。どちらかと言うと、スピードを生かしたいタイプなので、前走のような時計がかかるタフな馬場よりも、今の中京芝の方が力を出しやすいだろう。ここはメンバーを見渡すと、ペースが遅くなりそうな雰囲気があるので、キングカメハメハ産駒らしい自在性を兼ね備えている本馬なら不発も少ないのではないか。

相手で狙いたいのはアイコンテーラー

3走前のローズステークスでは勝ち馬アンドヴァラナウトから0.7秒差の8着に敗れたが、今回はそのアンドヴァラナウトと斤量4キロ差があり、際どい争いになっても不思議ではなさそう。その上、近2走の村上特別→魚沼ステークスの連勝を見ると、地力強化している可能性があり、今ならローズステークス以上のパフォーマンスを見せてくれるのではないか。展開を考えても、内から主導権を奪いそうなウインアグライア、スライリーの外目2、3番手を確保できそうで、直線で早め先頭に立てれば、そのまま押し切るシーンがあってもいいだろう。鞍上の亀田騎手も軽量の先行馬での一撃がある(葵ステークス&キーンランドカップのレイハリアなど)。

3番手は同じく上り馬のマリアエレーナが不気味

クロフネ産駒らしくここに来てメキメキと力をつけ、前走新潟牝馬ステークスではエリザベス女王杯で4着に健闘したソフトフルートに完勝。牝馬限定のハンデ重賞なら全く見劣りしないだろう。鞍上の坂井瑠星騎手とも手が合っており、枠順的に捌けるかはカギになるが、先行しそうな両枠のウインアグライア、クールキャットについていければ、好走のチャンスはグッと広がるはずだ。

ソフトフルートは中京芝2000mで3戦3勝のコース巧者。秋華賞3着、エリザベス女王杯4着の実績を考えると、斤量53キロは有利に見えるが、横山武史騎手のような勝負師ではない岩田望来騎手がやはりネック。昨年からの重賞成績が人気馬に何度も騎乗しながら【0.3.2.47】(勝率0.0%、連対率5.8%、複勝率9.6%、単回収率0%、複回収率24%)で、ここも先週の京都金杯のエアロロノア(1番人気6着)と同じく良くも悪くも普通の競馬で普通に負けそう。

シゲルピンクダイヤは中京芝2000mで行われた中日新聞杯で20年2着、21年3着と2年連続で好走。同舞台への適性はあるので、前々で上手く折り合いがつけば、前走中日新聞杯のような粘り込みがあってもいい。

マジックキャッスルは昨年の愛知杯勝ち馬。前走府中牝馬ステークスはまさかの大敗も、直線でやや窮屈になる場面があり、最後は鞍上も諦めモードだった。乗り難しい枠に入ってしまったが、前走の一戦だけで見限らない方がいいだろう。

デゼルは昨年の阪神牝馬ステークスでマジックキャッスルを抑えて優勝。その後は案外の結果に終わっているが、レースセンスがないので大箱の中京コースは合っており、展開が向けば、浮上の余地はある。

ルビーカサブランカは重賞初挑戦も戦績が示す通り、どんな条件でも堅実な走りができるタイプ。最内枠で乗り難しさはあるものの、上手く立ち回れれば、好走のチャンスはあるだろう。

アナザーリリックは2走前の佐渡ステークスの勝ちっぷりが印象的。前走秋華賞では結果が出なかったものの、左回りの方が良さそうな雰囲気があり、キャリアが浅いことを考えても、変わり身があってもいい。

スライリーは2走前の秋華賞でブービー人気ながら5着に健闘。展開、コース取りともに上手くいった面はあるものの、それでもフロックだけであそこまで走れないはず。ここは逃げ、先行勢が手薄なので、ハナか2番手で流れに乗れれば、再度人気を覆す走りが期待できるのではないか。

最後にカセドラルベル。これまで12頭立て以上のレースでは【0.0.0.7】とサッパリだが、このメンバーで幸騎手なら思い切った逃げを打つ可能性もありそう。3走前に中京芝2000mで行われた都大路ステークスの内容も悪くなく(中日新聞杯を制したショウナンバルディとタイム差なし)、人気がないなら押さえておいても損はないか。

愛知杯2022の印です

◎⑥アンドヴァラナウト
〇⑧アイコンテーラー
▲④マリアエレーナ
△⑨ソフトフルート
△⑮シゲルピンクダイヤ
△②マジックキャッスル
×⑫デゼル
×①ルビーカサブランカ
×⑩アナザーリリック
×⑦スライリー
×⑪カセドラルベル

以上、愛知杯2022の予想でした。