ドバイゴールデンシャヒーン2022(メイダン)の予想です。
ドバイゴールデンシャヒーン2022の出走馬は、ドクターシーヴェル、ドレインザクロック、ミラース、ワンダーホウェアクレイグイズなどが出走。日本からはレッドルゼル、チェーンオブラブが遠征します。メイダン競馬場ダート1200mで行われるG1戦。このレースは勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。
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ドバイゴールデンシャヒーン2022の予想と見解です
ドバイゴールデンシャヒーンは、ドバイの主要4競走の中で日本勢がまだ勝利を挙げていないレース。
ちなみに勝ち馬の国別成績は、
アメリカ…13勝
UAE…12勝
そのほか…3勝(シンガポール、バーレーン、香港)
でアメリカとUAE勢がほかを圧倒。シンガポール、バーレーン、香港から勝利を挙げた3頭は、すべてドバイゴールデンシャヒーンがオールウェザーで実施されていた時。ダートで行われたドバイゴールデンシャヒーンに限れば、アメリカ12勝に対し、UAE11勝。ハッキリとアメリカvsUAEの2強図式になっている。
日本勢は長らく苦汁をなめていたが、19年にマテラスカイが2着に好走すると、昨年もレッドルゼルが2着に健闘。今年のサウジアラビアで行われたリヤドダートスプリントではダンシングプリンスが圧勝しており、日本のダート短距離界もじわじわと世界トップレベルに近づきつつあると言っていいだろう。
そうは言っても日本勢がまだ一度も勝利したことがないレース。国内オッズでは、レッドルゼル、チェーンオブラブが上位人気に推されるはずなので、ここはレース傾向通り、アメリカ&UAE勢を上位に評価したい。それでは予想にいきましょう。本命は前走の敗戦でオッズが甘くなりそうな…
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ドクターシーヴェルを見直したい
昨年のブリーダーズカップスプリントでは直線入り口で逃げ、先行勢を交わし、勝利目前だったが、早めに動いた分、ゴール手前で甘くなってしまい、本馬の後ろで虎視眈々と脚を溜めていた勝ち馬アロハウエストに交わされての敗戦。勝負に勝ってレースに負けたような内容で、事実上のブリーダーズカップ勝ち馬と言ってもいいほどの走りだった。前走マリブステークスは1ハロンの距離延長だったのもあるが、勝ち馬フライトライン(まだキャリア3戦しかしていないにも関わらず、世界レーティングのダート短距離で1位。野球で言えば、大谷クラスの超大物の可能性あり)が強過ぎただけ。2着馬からはそこまで大きく負けておらず、前走の敗戦自体を重く受け止める必要はないだろう。ある程度の追走力があり、直線でもしっかりと伸びてこれるタイプなので、近2走と比べると、メンバーレベルがグッと楽になる今回は地力を見せつけるのではないか。
相手は同じく米国のドレインザクロック
昨年のウッディースティーブンスステークスでは、アメリカのダート短距離界のトップの1頭、ジャッキーズウォリアーを下して勝利。前走ガルフストリームパークスプリントステークスでは伏兵に敗れたものの、早めに動いた分、差されてしまっただけで、決して悲観する内容ではなかった。このメンバーならドクターシーヴェルと並び、実績でアタマひとつ抜けた存在。内枠から前々で流れに乗れれば、自ずと結果はついてくるのではないか。鞍上は北米のトップジョッキー、オルティスJr騎手。
3番手は日本から遠征するレッドルゼル
昨年のドバイゴールデンシャヒーンは4コーナーで最後方に位置していたが、直線で大外に持ち出されると、鋭く伸びて2着に好走。海外のトップスプリンターが相手だと、どうしても追走力のなさは気になるが、今年もハイペース必至の組み合わせなので、昨年同様に前が止まったところ差し込んでくるシーンが期待できるのではないか。
ワンダーホウェアクレイグイズは実績的にドクターシーヴェル、ドレインザクロックと比べると、見劣るものの、米国でG3勝ちがあり。昨年のゴールデンシャヒーン勝ち馬ゼンデンは米国でG3・2着の実績しかなかったので、本馬も侮らない方がいいだろう。
イースターンワールドはトライアルのマハブアルシマールを勝利。短距離ではまだ底を見せておらず、UAE勢では好走のチャンスが最もあるのではないか。
ミラースはダート短距離に変わって2戦2勝。本馬もまだ短距離で底を見せておらず、相手はさらに強くなるものの、楽しみはあるだろう。
グッドエフォートは前走リヤドスプリントで2着に好走。勝ち馬ダンシングプリンスには完敗だったものの、3着以下には完勝だった。相手は一段と強くなるが、相手なりに走るタイプなので、押さえておいて損はないか。
エバーファストは前走がダート2000mのアルマクトゥームチャレンジラウンド3で2着に好走。今回は一気の距離短縮になるので、追走できるかがカギも、タフな消耗戦になれば、この手のタイプが浮上してきてもいいか。
最後にモバーデル。バーレーン調教馬で、ダート経験がなく、全くの未知数だが、レーティングではレッドルゼルと並び3位タイにつけており、人気がないなら押さえておいて損はないだろう。
ドバイゴールデンシャヒーン2022の印
◎②ドクターシーヴェル
〇③ドレインザクロック
▲⑩レッドルゼル
△⑬ワンダーホウェアクレイグイズ
△④イースターンワールド
△⑧ミラース
×⑥グッドエフォート
×⑤エバーファスト
×⑨モバーデル
1番アルタリク…前走マハブアルシマールで勝ち馬イースターンワールドから0.8秒差の4着に敗退。このメンバーでは荷が重いだろう。
7番マンジェール…初ダートの前走マハブアルシマールで勝ち馬イースターンワールドから0.3秒差の2着に好走。ダート適性を見せたが、今回は相手関係がグッと強化されており、上位争いに加わるのは難しいのでは。
11番ストロングコンスティチューション…米国馬も実績的に明らかに格下。このメンバーでは荷が重いだろう。
12番スイッツァランド…昨年のドバイゴールデンシャヒーンで勝ち馬ゼンデンから1.7秒差の7着に敗退。前走リヤドダートスプリントでは勝ち馬ダンシングプリンスから2.0秒差の6着に敗れており、このメンバーでは力不足だろう。
14番チェーンオブラブ…前走リヤドダートスプリントで3着に好走するも、1、2着馬から大きく離されていた。坂井瑠星騎手には頑張って欲しいが、このメンバーでは入着止まりでは。
ドバイゴールデンシャヒーン2022の買い目
ミラースが出走取消したので、最終的な印は以下の通りです(印を繰り上げただけです)。
◎②ドクターシーヴェル
〇③ドレインザクロック
▲⑩レッドルゼル
△⑬ワンダーホウェアクレイグイズ
△④イースターンワールド
△⑥グッドエフォート
×⑤エバーファスト
×⑨モバーデル
JRAオッズではレッドルゼルが1番人気ですが、脚質、相手関係を考えると、走っても2着までだと思うんですけどね。ここはドクターシーヴェルがアタマひとつ抜けた存在と見ているので、同馬が勝ち切る前提の馬券で勝負します。強敵は同じ米国勢のドレインザクロックでしょう。
【参考買い目】
単勝:◎(1点)
馬単7点でもいいのですが、ここはシンプルに単勝でいきたいと思います。
ドバイゴールデンシャヒーン2022の予想でした。