ブリーダーズカップフィリー&メアターフ2021(デルマー)の予想です。

ブリーダーズカップフィリー&メアターフ2021の出走馬は、ウォーライクゴッデス、ラブ、アウダーリャ、ルジールが出走。日本からラヴズオンリーユーが参戦します。デルマー競馬場芝2200mで行われるG1戦。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

※メルマガ読者の方は土曜日に配信した「本日の勝負レース」内にパスワードが掲載されています。

今年はメルボルンカップの馬券発売こそありませんでしたが、アメリカの競馬の祭典・ブリーダーズカップの馬券が発売されることになりました。

これまで世界の様々な競馬場に足を運び、メルボルンカップ、イギリスのダービーなどのビックレースを現地で見たことはあるものの、アメリカの競馬場はまだ一度も行ったことがないので、もう少し落ち着いてたらぜひブリーダーズカップかやはりケンタッキーダービーを生で観戦してみたいですね。

今回、発売されるブリーダーズカップ3競走は、日本だと発走時刻が早朝になりますが、日曜日の0レース?で目覚ましの一発を当てたいと思います。折角のお祭りなので楽しみましょう。

ブリーダーズカップフィリー&メアターフ2021の予想と見解です

日本のブリーダーズカップと同じく、競馬場は毎年持ち回りで開催される本場のブリーダーズカップ。

今年は17年以来、二度目のデルマー競馬場での開催。同競馬は1周1408m、直線距離280mの小回りコース。同競馬場のレース映像を観る限り、直線に入ってからギアを踏むようでは完全に手遅れで、4コーナーでいかに前目のポジションを確保できるかが勝負の分かれ目になっている。

実際、17年に行われたブリーダーズカップフィリー&メアターフの直線入り口のキャプチャ画像が以下の通りで、早めに動いて直線入り口で先頭に立ったゴドルフィンのウエダがそのまま押し切った。

◆17年ブリーダーズカップフィリー&メアターフの直線入り口

2着はインをすくったロードデンドロンで、3着は直線入り口でウエダの外にいたカンボディア。ベタに内、前有利のレースだった。

今年、日本から参戦するラヴズオンリーユーは控えて末脚を生かすタイプ。川田騎手なので、早めに動いてくると思うが、勝ち切るには日本とは違った競馬のスタイルが求められるのではないか。馬券圏内ならチャンスがあっても、勝ち切るにはなかなかハードルが高いと判断。ここはしっかりと勝ち切れなそうな外国馬から入りたい。それでは予想にいきましょう。本命はここは勝たなければいけない

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凱旋門賞で本命予定だったラブから入る

今年の欧州では不本意なシーズンに終わってしまったが、約10ヶ月の休み明けで挑んだプリンスオブウェールズステークスで前年のブリーダーズカップフィリー&メアターフの勝ち馬アウダーリャを下して勝利を収め、3走前のキングジョージではアダイヤー、ミシュリフに食らいついての3着。飛ぶ鳥を落とす勢いだった昨年ほどの勢いはないものの、戦ってきた相手を考えれば、決して悲観する内容ではない。今回は相手関係がグッと楽になり、牝馬限定戦。ここは落とせない一戦だろう。

デルマー競馬場は前述の通り、トリッキーなコースだが、本馬はレースセンスが高く、鞍上の意のままに動けるのが最大のウリ。鞍上も数々のブリーダーズカップを制してきたムーア騎手ならドンピシャのタイミングで仕掛けてくるだろう。ここは不本意だった今シーズンの欧州の雪辱を果たすはずだ。

2番手は大穴だが、アカネラの激走が怖い

前走メイトロンステークスは直線で前が塞がる不利があり、最後の伸び脚を見ても消化不良の一戦。いかにも距離が伸びて良さそうなイメージがあり、芝1600m→2200mで一気にパフォーマンスを上げてくる可能性があるのではないか。デインヒル~Dansiliの系統ならデルマー競馬場の高速馬場にも合いそうな気がする。

3番手にはラヴズオンリーユーを挙げたい

国内では1番人気に推されるはずで、玄人層に「過剰人気」とジャッジされるかもしれないが、そもそもレーティングがラブ、ルジールと並んでトップで、このメンバーでは純粋に能力上位の存在。決してトリッキーなデルマー競馬場向きとは思えないが、札幌芝2000mの札幌記念で2着に好走しており、小回りだからと言って軽視するのもナンセンスだろう。川田騎手が大胆に騎乗すれば、勝利も射程圏に入ってくるはず。

米国勢ではウォーライクゴッデスが筆頭。序盤から前に行くタイプではないものの、コーナーでじわじわとギアを上げていけるのがウリ。これまでのレース映像を見ると、どんな競馬でもできそうで、デルマー競馬場でも難なく対応してくるのではないか。あとは欧州勢、ラヴズオンリーユーとの力関係だろう。フラワーボウルステークス勝ち馬ではレディーイーライが16年2着、シスターチャーリーが19年3着に好走している。

アウダーリャは内枠を引けていれば、本命を打ちたかったのが本音。昨年のブリーダーズカップフィリー&メアターフや前走オペラ賞を見ても、早めに動いてしぶとく脚を使えるのが本馬の良さで、トリッキーなデルマー競馬場に合っているタイプだろう。ただ大外枠だとさすがに乗り難しさがありそうだ。

ゴーイングトゥベガスはウォーライクゴッデスと同じく連勝中で勢いのある4歳馬。最内枠を引けたので、立ち回りを生かせば、上位に食い込む資格はあるか。

最後にルジール。前走オペラ賞ではアウダーリャを下して優勝。能力的には圏内も、レースセンスがなさそうなので、デルマー競馬場で力を出し切れるかがカギになるだろう。

ブリーダーズカップフィリー&メアターフ2021の印

◎⑥ラブ
○③アカネラ
▲⑧ラヴズオンリーユー
△⑦ウォーライクゴッデス
△⑫アウダーリャ
△①ゴーイングトゥベガス
×④ルジール

2番ポケットスクエア…連勝中で不気味さはあるものの、欧州の一級線相手に揉まれてきた相手ではさすがに分が悪いのでは。レーティングは米国勢のウォーライクゴッデスが115に対し、本馬は106止まり。

5番クイーンスプリーム…欧州勢とは言え、これまで出走してきたレースが地味過ぎる。レーティング的にも能力不足では。

9番マイシスターナット…2走前のフラワーボウルステークスではウォーライクゴッデスに完敗。今回はそのウォーライクゴッデスも欧州勢に通用するか微妙なので、本馬はなおのこと厳しいだろう。

10番オーシャンロード…日本でもお馴染みのマーフィー騎手が騎乗するが、レーティングはダントツの最下位で…

11番ドッグタグ…近2走でゴーイングトゥベガスに完敗。一級線相手では荷が重いだろう。

ブリーダーズカップフィリー&メアターフ2021の買い目

※今回は発売開始時刻が補欠馬の動向によって変わり、11月7日(日)午前1時発売開始の可能性があるので、先に記載しておきます。

【参考買い目】

単勝:◎(1点)

ワイド:◎ー○(1点)

馬連:◎ー○(1点)

馬単:◎→○(1点)

ここは◎ラブが勝ち切るイメージでいるので、単勝が大本線。あとはボーナスで伏兵のアカネラと絡めたワイド、馬連、馬単を少しだけ押さえます。

ブリーダーズカップフィリー&メアターフ2021の予想でした。