南部杯2021(盛岡)の予想です。

南部杯2021の出走馬は、JRAからインティ、サンライズノヴァ、ワイドファラオ、エアスピネル、ヒロシゲゴールド、ソリストサンダー、アルクトスが出走。地方勢は、ワークアンドラブ(大井)、ユノートルベル(岩手)らが迎え撃ちます。盛岡競馬場1600mで行われるJpn1I戦。このレースは勝負度D(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★★)を予定しています。ここは密かに一撃を狙っています。

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南部杯2021の予想と見解です

盛岡ダートの特徴といえば、何と言っても「時計が速いこと」だろう。

同じ左回りのダートマイルG1・フェブラリーステークスと比較すれば、それは一目瞭然だ(以下参照)。

◆フェブラリーステークスと南部杯の勝ち時計(過去5年)

ご覧の通り、過去5年の勝ち時計はすべての年で南部杯>フェブラリーステークス。

メンバーレベルを考えれば、当然その逆になるのだが、南部杯の方が圧倒的にスピード決着になりやすい

スピードが出やすいゆえ、逃げ、先行勢のなだれ込みが目立ち、波乱が起こる時はほぼそのパターン。過去を振り返ると、

17年7番人気2着ノボバカラ(4コーナー1番手
15年4番人気2着タガノトネール(4コーナー1番手
12年6番人気2着ダイショウジェット(4コーナー2番手
10年11番人気3着グランシュヴァリエ(4コーナー2番手

らの伏兵が積極策から馬券圏内に食い込んだ。高知から遠征してきた単勝万馬券のグランシュヴァリエは今でも強烈な印象が残っている。

今年の南部杯も波乱があるとすれば、前だろう。ここは1頭狙ってみたい伏兵がいる。それでは予想にいきましょう。本命は…

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アルクトスには逆らえない

馬券的に買いたいわけではないが、過去2年の南部杯で19年2着、20年1着と結果を残しており、昨年と同じ外枠を引けた以上、スムーズな先行策はほぼ約束されており、逆らう余地はなさそう。相手関係は昨年と比べれば、いくらか楽なはずで、連覇の可能性は50%以上あるのではないか。

相手で大いに狙いたいのがワークアンドラブ

ダートグレード実績がなく、完全に舐められるかもしれないが、19年JBCクラシック、20年東京大賞典ではどちらもハナを主張して見せ場を作った馬。近2走は単騎逃げの形に持ち込めずも(特に前走マイルグランプリは展開が非常に厳しかった)、モジアナフレイバー(南部杯3着)、ティーズダンク(オーバルスプリント2着)らに善戦しており、スムーズな先行策さえ叶えば、ダートグレードでも決して通用しないスケールではない。

今回はJRA勢に徹底先行型が不在で、メンバー的にも単騎逃げがほぼ濃厚。盛岡の高速ダートを味方につければ、JRA勢が相手でもアッと言わせるシーンがあってもいいのではないか。シニスターミニスター産駒は同レースで17年にキングズガードが3着に好走している。

3番手はエアスピネルの安定感を買いたい

ダートのワンターンコースでは

21年フェブラリーステークス2着
20年武蔵野ステークス3着
20年プロキオンステークス2着

とまだ崩れたことがない馬。元々は芝路線で走っており、時計の速い決着にも心配はいらないだろう。前走さきたま杯では勝ち馬アルクトスから0.1秒差の2着。斤量2キロ差はあったとは言え、アルクトスに最も近い存在なのではないか。

ソリストサンダーは前走エルムステークスの敗因が不可解も、それまでの実績を考えれば、当然軽視はできない。スピード決着に強いイメージがあるので、盛岡ダートでも力を発揮できるだろう。

サンライズノヴァは2年前の南部杯でアルクトス、ゴールドドリームらを下して勝利。昨年は1番人気を裏切る形になってしまったが、完全な前残り決着になってしまい、差し損ねたのはやや仕方ない面があった。ただ今年も差しが決まるかは怪しく、アルクトスとワークアンドラブから入る以上、重い印は打てない。

ワイドファラオは昨年の南部杯では7着に敗退。古馬になってから走りが非常に淡白になっており、3走前のさきたま杯だけ走れば、馬券圏内のチャンスはあるかもしれないが、積極的には買いづらい。

インティは外枠を引ければ、本命級の扱いをしていたが、この枠では外から被される可能性が高く、難しい立ち回りを強いられるだろう。運よくスタートダッシュが決まり、ハナ主張の形なら勝ち負けに持ち込めそうだが。

最後にヒロシゲゴールド。常識的には厳しいと見ているが、逃げを打つと見ているワークアンドラブが粘り込む展開を想定するならその直後にいるであろう本馬を軽視するわけにはいかない。

南部杯2021の印

◎⑯アルクトス
○⑧ワークアンドラブ
▲⑬エアスピネル
△⑮ソリストサンダー
△③サンライズノヴァ
△⑩ワイドファラオ
×①インティ
×⑭ヒロシゲゴールド

2番チスジ…地元での重賞実績すらない馬で…

4番リリーモントルー…2走前の青藍賞では南関東のオープン特別でも勝ち切れないレースが続いていたヒガシウィルウィンに完敗。ダートグレードでは結果が目に見えている。

5番ユノートルベル…本馬も青藍賞でヒガシウィルウィンに完敗しており…

6番パンプキンズ…過去2年の南部杯は19年13着、20年13着。今年も参加するだけだろう。

7番レールガン…地味にクラスターカップで上がり3位をマークしているが、勝負には全く加われていなかった。目指すは地元勢の最先着か。

9番シゲノブ…地元でも勝ち切れないレースが続いている馬で…

11番ステーロ…地元での重賞実績すらなく…

12番ドラセナ…JRAの2勝クラスで苦戦していた馬。JRAのオープン馬相手ではさすがに分が悪過ぎる。

南部杯2021の買い目

ここは印でも分かる通り、買いたいのがワークアンドラブなので、軸として信頼できる◎アルクトス、穴で期待している○ワークアンドラブの2頭軸で攻めます。

【参考買い目】

3連複:◎ー○ー▲△△△××(6点)

馬連:◎→○(1点)

馬単:◎→○(1点)

3連複でアルクトス、ワークアンドラブから印を打った馬へ(ワイド1点でもOK)。本線はサンライズノヴァまでです。

南部杯2021の予想でした。