クラスターカップ2021(盛岡)の予想です。

クラスターカップ2021の出走馬は、JRAからサイクロトロン、ジャスティン、リュウノユキナ、ヒロシゲゴールド、マテラスカイが出走。地方勢は、ボタニーク(岩手)らが迎え撃ちます。盛岡競馬場1200mで行われるJpnIII戦。頭数は少ないですが、なかなか興味深いメンバーが揃いましたね。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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クラスターカップ2021の予想と見解です

盛岡ダートは地方競馬場の中でもとりわけ時計の速さで有名なコース。昨年の良馬場で行われたクラスターカップの勝ち時計は、1分8秒5と芝並み。逃げたヒロシゲゴールド、2番手追走のマテラスカイともに上り34秒台を計測し、後続勢はなす術なしという盛岡ダートらしい決着だった。

例年であれば、今年も「4コーナー=ゴール」くらいの感覚で予想するべきだが、今年の盛岡ダートは砂を入れ替えてから馬場が一変しており、時計がかかりにかかっている。

参考までに過去5年のマーキュリーカップの勝ち時計を見てみると、

◆過去5年のマーキュリーカップの勝ち時計
21年マスターフェンサー(2分5秒7、上り38.0秒
20年マスターフェンサー(2分3秒0、上り36.9秒)
19年グリム(2分3秒2、上り37.2秒)
18年ミツバ(2分3秒5、上り35.2秒)
17年ミツバ(2分2秒1、上り36.3秒)

と例年は2分3秒前後の決着も、今年だけ2分5秒7と異様な数字。走破時計だけではなく、上りも相当かかっており、実際にレース映像を観た方なら感じたかもしれないが、最後はほとんどの馬がバテて歩いていた。

今年のクラスターカップは前に行った馬が上り34秒台でまとめることはなく、スピードよりもスタミナが問われるレースになるはず。感覚的には馬場が重い時の中山ダート1200mに近いだろう。

紙面を見ると、昨年の1、2着馬が人気を集めそうだが、今年と昨年では馬場が冗談抜きに180度異なるので、昨年のデジャヴが起こる可能性は低いのではないか。それでは予想にいきましょう。今の超絶タフな盛岡ダートで本命に推したいのは…

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ジャスティンの復活に期待したい

昨年のカペラステークス勝ち馬で、前に行ったヒロシゲゴールド、ダンシングプリンスが失速する中、好位からしぶとく粘り込んだ走りを見る限り、今の盛岡ダートへの適性は高いはず。揉まれると即NGなタイプではあるものの、今回は実質JRA勢の5頭立て。隊列はJRA勢と地方勢で真っ二つに分かれるはずで、内目の枠でも被されるリスクは低いだろう。このメンバーで斤量58キロは決して楽ではないものの、ヒロシゲゴールド、マテラスカイが昨年並みのスピードで飛ばしてくれれば、最後に甘くなるはずなので、好位で気分よく走っている本馬がしぶとく伸びてくるのではないか。

相手はリュウノユキナが堅実駆けだろう

前走北海道スプリントカップの敗戦は案外だったものの、勝ち馬ヒロシゲゴールドを気分よく行かせ過ぎてしまったか。テンよし、中よし、終いよしで癖のないタイプ。今の馬場だとスピードタイプのマテラスカイ、ヒロシゲゴールドは最後に止まると見ているので、本馬がジャスティンと一緒に好位からじわじわと伸びてくると見た。

3番手はレコードホルダーのマテラスカイ

例年の高速馬場なら当然主役になるが、今年はとにかく馬場が心配。マーキュリーカップを見ても、最後はほとんどの馬がバテていたので、1200mでもスピードだけで押し切るのは難しいだろう。そうは言っても実質5頭立てのレース。本来のパフォーマンスを出せなくても、馬券圏内に食い込む余地は十分にあるだろう。

ヒロシゲゴールドはクラスターカップ3年連続の出走で、2年連続連対中。ただし、本馬もマテラスカイ同様にスピードが生きる馬場の方が合っており、上りがかかっての消耗戦になると、パフォーマンスを少し落とすかもしれない。

最後にサイクロトロン。このメンバーに入ると、一枚落ちる感が否めないものの、さすがに地方勢よりは能力上位。万が一、前に行くヒロシゲゴールド、マテラスカイがパタッと止まれば、相対的に馬券圏内が見えてくるだろう。

クラスターカップ2021の印

◎④ジャスティン
○⑧リュウノユキナ
▲⑫マテラスカイ
△⑩ヒロシゲゴールド
△③サイクロトロン

1番シークザトゥルース…JRAの1勝クラスで全く通用せず、地方へ移籍。このメンバーでは荷が重過ぎる。

2番サマニー…昨年のクラスターカップでは勝ち馬マテラスカイから2.1秒も離されての12着だった。今年も苦戦必至。

5番レールガン…4歳でこれからの馬だが、JRA勢相手ではさすがに分が悪い。

6番ウインルーカス…A1、2組で苦戦が続いている現状で…

7番スティンライクビー…昨年のクラスターカップでは岩手所属として最先着の8着。今年も目指すは地元最先着では。

9番ボタニーク…前走岩鷲賞2着も、キラットダイヤに6馬身差で負けている馬で…

11番メイショウオオゼキ…ダートグレードに出走するのが目的なので…

13番ツルオカボルト…昨年のクラスターカップは最下位でフィニッシュ。今年も苦戦必至だろう。

14番ナリタスターワン…元JRAのオープン馬も、ダート適性に疑問が残る現状で…

クラスターカップ2021の買い目

◎ジャスティンは【8.2.0.13】の戦績を見ても分かる通り、ピンかパーかのタイプなので、3着以内までというよりも、連まで絡む前提で勝負したいと思います。

【参考買い目】

3連単:◎→○▲△△→○▲△△(12点)

3連単:○▲△(ヒロシゲゴールド)→◎→○▲△△(9点)

ジャスティンから馬連&馬単各4点でもいいのですが、相手が絞られているので、3連単でジャスティンが2着以内の組み合わせを買いたいと思います。本線はリュウノユキナ絡みです。

クラスターカップ2021の予想でした。