ロジータ記念2020（川崎）の予想です。

ロジータ記念2020の出走馬は、アクアリーブル、ルイドフィーネ、レッドカード、ヒキュウなど14頭。川崎競馬場2100mで行われるＳＩ戦です。このレースは勝負度Ｄ（自信度★★☆☆☆　妙味度★★★☆☆）を予定しています。

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ロジータ記念2020の予想と見解です

ＪＲＡで言えば、秋華賞に値する秋の３歳牝馬頂上決戦。

ポイントは、春の実績馬と上り馬の比較だろう。

過去５年の３着以内馬15頭のうち９頭は「春のクラシックで３着以内」の実績があったので、一応はクラシックで上位争いをした馬が優勢も、昨年は

１着グランモナハート（デビュー以来、未勝利）
２着リトミックグルーヴ（東京プリンセス賞３着）
３着ケイティマドンナ（ＪＲＡから南関東に転入して２連勝）

で決着し、１、３着馬は春に目立った実績を残していなかった。

今年、春のクラシックで３着以内の実績があるのは、

アクアリーブル（関東オークス２着など）
ルイドフィーネ（東京プリンセス賞３着など）

の２頭のみ。

果たしてこの２頭がクラシック好走馬としてここでも地力を示すのか、それとも２連勝で勢いに乗るヒキュウを始め上り馬に好走のチャンスが巡ってくるのか。早速、占っていきたい。本命は…

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ルイドフィーネが待望の重賞タイトルを掴むと見た

ハイライトは何と言っても休み明けで挑んだ前走戸塚記念だろう。本馬は大逃げを打ったファルコンウィングを向上面から自ら捕まえに行く厳しい展開。それでも最後までしぶとく伸びて４着に粘り込んでおり、非常に中身の濃い競馬だった。

レース内容もさることながら、戦った相手もなかなか強力。実際、戸塚記念出走馬の次走成績は【3.4.1.3】。二ケタ着順に敗れた馬でも平気で巻き返しており、レースレベルが高かったのは間違いないだろう（以下参照）。

◆戸塚記念出走馬の次走成績
１着ティーズダンク（ダービーグランプリ２着）
２着ファルコンウィング（埼玉新聞栄冠賞３着）
３着ウタマロ（スターバーストカップ10着）
６着モンゲートラオ（スターバーストカップ５着）
７着アンダーザスター（スターバーストカップ２着）
９着アルマインジャズ（養老渓谷特別２着）
10着カズベナートル（スターバーストカップ１着）
11着カズベナートル（スターバーストカップ８着）
12着ヴァケーション（秋の鞍１着）
13着コーラルツッキー（サルビアカップ２着）
14着バブルガムダンサー（ドレフォン・プレミアム１着）

13着に大敗したコーラルツッキーが次走サルビアカップで２着に好走したことを考えても、戸塚記念とサルビアカップのレースレベルには雲泥の差があるはず。鞍上は森泰斗騎手。２勝目がなかなか遠いが、ここで本馬に２勝目と同時に重賞のタイトルをプレゼントすると見た。

相手はアクアリーブルが巻き返す

前走サルビアカップは正直、案外の走りだったが、休み明け、斤量56キロ、馬体重＋16キロと言い訳の利く敗戦でもあった。関東オークスでは勝ち馬レーヌブランシュ（ＪＢＣレディスクラシック５着）から0.3秒差の２着に好走。あの走りが出来れば、前走で先着を許したヒキュウやコーラルツッキーに先着を許すことはないだろう。ガチンコ勝負で負けるとすれば、ルイドフィーネのみ。

３番手はコーラルツッキー

２歳時にはエーデルワイス賞を制し、その後も短距離～マイル路線を中心に歩んでいたが、前走サルビアカップで２着に好走し、また新たな一面を見せた。ルイドフィーネ、アクアリーブルの牙城を崩すのは簡単ではないが、ほかの馬との比較では上位に評価していいのではないか。前走から斤量が１キロ減るので、ヒキュウとの逆転の計算は十分に成り立つ。

ヒキュウはここに来て交流戦→サルビアカップと連勝中。ヘニーヒューズ産駒で、川崎2100mがベストとは思えないが、現実的に前走で2000mを勝利しており、安易に嫌わない方がいいか。ただ鞍上が柴田大知騎手に乗り替わるので、騎手が足を引っ張る可能性はありそう。

レッドカードは北海道からの遠征馬も、２走前の王冠賞の勝ち馬コパノリッチマンは黒潮盃で２着に好走しており、同馬に大きくヒケを取らなかったのであれば、南関東の牝馬同士なら通用していい。

アンジュエトワールは距離が伸びてどこまで走るか分からないものの、シニスターミニスター産駒ならスタミナ勝負は向いていそう。厩舎も鞍上も不気味。

カミノアカネはこのメンバーに入ると見劣る感が否めないものの、これまで４コーナーを先頭で回ってきた時は【3.1.1.0】と崩れておらず、ここも単騎逃げが叶いそうなので押さえておきたい。

最後にメモリーオブブルー。転入初戦の前走秋麗特別は浦和1600mを７枠から勝ち切っており、着差以上に強い競馬だった。相手はグッと強くなるが、小久保厩舎＆御神本騎手のコンビで怖さはある。

ロジータ記念2020の印

◎②ルイドフィーネ
○⑪アクアリーブル
▲⑨コーラルツッキー
△⑧ヒキュウ
△⑤レッドカード
△①アンジュエトワール
×⑦カミノアカネ
×③メモリーオブブルー

４番ノラ…1500m以下【4.2.2.3】、1600m以上【0.0.0.5】で、マイルを超える距離では明らかにパフォーマンスを落としている。関東オークスでも勝ち馬レーヌブランシュから3.1秒差の10着に敗退。この距離では厳しい。

６番キクノナナ…園田の実績から南関東では太刀打ちできないだろう。

10番クサヒバリ…前走サルビアカップでは勝ち馬ヒキュウから1.3秒差の６着。このメンバー、条件では掲示板にすら入れないだろう。

12番ミリミリ…前走サルビアカップでは上り最速で追い込んでいるが、上位とはかなり差があった。本質的に大井コース向きの印象があり…

13番シャークヴィーナス…前走で川崎2000mのメリッサ賞を制しているが、走破時計的に相手に恵まれたのは明らかだろう。重賞では荷が重い。

14番アートムーブメント…３走前の東京プリンセス賞では勝ち馬アクアリーブルから1.8秒差の７着に敗退。その後の２戦も冴えず、苦戦必至なのでは。

ロジータ記念2020の買い目

森騎手は火曜日のローレル賞を勝ってしまいましたが、連日の重賞制覇に期待したいですね。アタマ固定か、３連複２頭軸（ルイドフィーネ、アルアリーブル）かで迷いましたが、買いたいのはルイドフィーネなので、同馬の待望の重賞初制覇に期待します。

【参考買い目】

馬単：◎→○▲△△△××（７点）

ここは単勝を買うつもりで、ルイドフィーネから印を打った馬へ。本線はレッドカードまで。戸塚記念のパフォーマンスならここは勝ち上がれると見ていますが、果たして。

ロジータ記念2020の予想でした。