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宝塚記念2019の枠順確定後の見解です。
昨年の最優秀4歳以上牡馬に選ばれたレイデオロは2枠2番、G1で惜敗が続くキセキは1枠1番、大阪杯勝ち馬アルアインは3枠4番に入りました。早速、確定した枠順をもとに展開、隊列を予想していきたいと思います。
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宝塚記念2019の枠順
まずは確定した枠順から。
◆宝塚記念2019の枠順
1番人気に推されそうなレイデオロは2枠2番(現在のnetkeibaの予想オッズではキセキが1番人気ですが、キャラ的にも単はコチラの方が売れると予想しています)。12頭立ての少頭数なので、枠順の有利・不利はそれほどなさそうですが、開催最終週の馬場を考えると中~外の方がレース運びはしやすかったはず。当日の馬場は不透明ですし、道悪になれば、より一層乗り難しい枠順と言えそうです。
2番人気が予想されるキセキは1枠1番。本馬に関してもこの枠だとスタートを決めてハナを切る以外に選択肢がないため、決して歓迎とは言えないでしょう。馬自身、スタートが抜群に上手いタイプではないですし、鞍上の川田騎手はスタートに神経をかなり使うのではないでしょうか。一見、楽逃げを打てそうですが、他馬の出方次第では厳しいレースになる可能性もありそうです。
3番人気が予想されるアルアインは4枠4番。本馬に関しては、レイデオロ、キセキよりも好枠と言えそう。これまでのレースぶりから内でロスなく立ち回ってこそですし、3枠3番だった大阪杯と似たような形に持ち込めるのではないでしょうか。近くにキセキがいるので前を目標にもしやすそうです。
全体的に有力各馬は内目の枠に配置。12頭立ての少頭数なので、枠順の有利・不利はそれほど気にしなくて良さそうですが、週末にひと雨降って馬場が中~外伸びになれば、有力各馬は乗り難しくなのではないでしょうか。
宝塚記念2019の展開、隊列予想
確定した枠順をもとに予想した隊列が以下の通り。
◆宝塚記念2019の展開、隊列予想
逃げるのはおそらくキセキ。川田騎手の立場に立てば、目標になる分、ハナに立ちたくないと思いますが、1枠1番を引いた以上、行かざるを得ないでしょう。この枠で控えるとキセキの良さが生きないレースになるでしょうし、スタートから出してハナを主張していくのではないでしょうか。
2番手は外からタツゴウゲキorスティッフェリオが並びかけていくか。どちらも前々で立ち回りを生かしてこそのタイプで、このメンバーでガチンコ勝負では分が悪いので、早め早めの競馬を選択するでしょう。タツゴウゲキは秋山騎手なら思い切ってハナに立つ競馬を選択する可能性もありそうです。
序盤はキセキが淡々としたペースを刻むと予想していますが、このレースのポイントは向上面から動きそうな馬、騎手が多いこと。
まずクリンチャー陣営は「今回は積極的な競馬で」と示唆しており、仮に序盤に位置を取れなくても向上面からロングスパート戦に持ち込んでいく可能性がありそう。三浦騎手も近2走控えて結果が出ていないので、今回は昨年の天皇賞(春)のイメージで早めの進出するのではないでしょうか。
そしてその外にいるスワーヴリチャードがM・デムーロ騎手で、リグスラシューがレーン騎手なのも展開を占う意味で大きなカギ。どちらも自分から動ける位置を確保すれば、あとは
スローペース⇒向上面からのロングスパート勝負に持ち込む
ハイペース⇒4コーナー付近から外目を回っての直線勝負
と流れに合わせて仕掛けどころを変えてくるでしょう。
またエタリオウは枠順的に乗り難しいものの、自分から動ける位置取りに収まれば、横山典弘騎手の性格的にゴールドシップのイメージでロングスパート戦に持ち込む可能性がありそうです(スタートが決まれば、先行策もありそう)。
宝塚記念2019の枠順確定後のイチオシ馬は…
枠順確定後、隊列&展開も踏まつつ買いたいと思っているのは、
リグスラシュー
です。
週初めから買いたいとは思っていましたが、理想的な枠順を引いたと言えそう。先週の阪神芝はコース替わりで内も伸びていましたが、最終週になれば、さすがにフラットあるいは中~外伸びになってくるでしょう。加えて今年の宝塚記念はロングスパート戦になる可能性が高いと見ているので、ハーツクライ産駒のイメージ通りの本馬にとっては理想的な展開になるではないでしょうか。道悪もOKですし、あとは本当に乗り方ひとつ。その肝心のレーン騎手は「リグスラシューのこれまでのレースをすべて見た」と言っていますし、JRAでの短期免許最終日に大仕事をやってのけそうな予感がします。
以上、宝塚記念2019の枠順確定後の見解でした。