(@h_r_p_studio さんの写真。)
天皇賞(秋)2018の予想考察です。
天皇賞(秋)2018の出走予定馬は、レイデオロ、スワーヴリチャード、サングレーザー、マカヒキ、ミッキーロケットなど。東京競馬場芝2000mで行われるG1戦です。昨年は◎レインボーライン(13番人気3着)から仕留めたレース。今年もビシッと当てたいと思います。
先週の富士ステークス、菊花賞は、
●富士ステークス
1着◎ロジクライ(2番人気)
2着△ワントゥワン(3番人気)
3着○レッドアヴァンセ(5番人気)
●菊花賞
1着×フェイ―ルマン(7番人気)
2着▲エタリオウ(2番人気)
3着△ユーキャンスマイル(10番人気)
残念ながら取りたかった菊花賞が的中ならず。
先週は土曜日こそまずまずも日曜日に失速。◎ラインルーフ、◎ハトホル(荒れると見ていましたが、まさかの3連複270万、単1000万…)など本命馬が勝つも、ことごとく相手の選択でミスした感じでした><
菊花賞は展開読みが真逆だった時点でお手上げ。
かつて上り33秒台が求められた菊花賞があったでしょうか。この上りでは期待したいグレイル、ブラストワンピースは手も足も出ないですね…
それにしても今年の牡馬クラシック3戦は、
皐月賞 実質スローペース 上り37.1秒(勝ち馬上り35.1秒)
日本ダービー スローペース 上り34.6秒(勝ち馬上り34.3秒)
菊花賞 超スローペース 上り34.1秒(勝ち馬上り33.9秒)
と距離が伸びるにしたがってペースが遅くなり、スピードが要求されるレースに。菊花賞のレースの上り3ハロンは12.2-10.7-11.3。最後に10秒台のラップが出るとはビックリです。クラシック3戦はすべて特殊なレースになり、現3歳牡馬勢は何が強いのかさっぱり分かりませんね。
フィエールマン、エタリオウ、ユーキャンスマイルに騎乗していのは、
スタートから直線入り口まで無駄な動きが何ひとつなかったルメール騎手
勝つためにホームストレッチとバックストレッチで位置を押し上げたデムーロ騎手
馬群の中で完璧に折り合っていた武豊騎手
三者三様の伝統芸というか良いところが光っていたレースでもありました。字面の上では上り33秒台の決着ですが、単純な加速力、瞬発力勝負というよりもロスなく立ち回り、折り合って体力が残っていた馬が結果的に速い上りを出せたレースでもありました。
競馬は騎手。
先週も書きましたが、改めてそれを実感するレースでもありましたね。
今月も早いものでいよいよ最終週。秋のG1戦線はまだ始まったばかり。昨年のジャパンカップ、今年の皐月賞のようにチャンスはどこかであるので、また今週から虎視眈々と狙っていきたいと思います!
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天皇賞(秋)2018の予想のポイント
「強い先行馬」か「速い上りを出せる馬」か
昨年も書いたことですが、天皇賞(秋)には分かりやすい傾向があります。
それは好走馬は大まかに「強い先行馬」か「速い上りをマークした馬」に分けらることです(以下参照)。
※過去5年の天皇賞(秋)の結果(12~16年)
上にまとめたのは過去5年の天皇賞(秋)の結果。昨年はイレギュラーすぎる不良馬場だったので昨年の結果だけ除いています(つまり12~16年)。
まず先行馬に関して見ていくと4コーナー5番手以内から3着以内に入ったのは、
16年1着モーリス(1番人気)
15年1着ラブリーデイ(1番人気)
14年2着ジェンティルドンナ(2番人気)
14年3着イスラボニータ(1番人気)
13年2着ジェンティルドンナ(1番人気)
12年2着フェノーメノ(1番人気)
でモーリス、ラブリーデイ、ジェンティルドンナなど名立たる馬ばかり。14年2着ジェンティルドンナを除けば、すべて1番人気ですから1番人気に近い支持を集めていないと先行からの粘り込みは難しいといえるでしょう。
そして上記以外で3着以内に入ったのは、
16年2着リアルスティール(上り1位)
16年3着ステファノス(同1位)
15年2着ステファノス(同1位)
15年3着イスラボニータ(同4位)
14年1着スピルバーグ(同1位)
13年1着ジャスタウェイ(同1位)
13年3着エイシンフラッシュ(同2位)
12年1着エイシンフラッシュ(同1位)
12年3着ルーラーシップ(同1位)
と9頭中7頭が上り1位をマーク。実力ある先行馬を除けば、速い上りを繰り出せるかどうかが非常に重要になっています。特にジャスタウェイ、スピルバーグ、ステファノスなど毎日王冠差し損ね→天皇賞(秋)差し届くというのは1つのパターンでしょう。
3~5歳が圧倒的に優位
年齢別成績は基本的に若い馬が強いのは当たり前ですし、短い期間だと偶然の要素もあるので基本的に調べる意味がないと思っていますが、天皇賞(秋)に関してはそうとも言えません。
以下にまとめたのは過去5年の天皇賞(秋)の年齢別成績(13~17年)。3~5歳が圧倒的に優位になっています。
◆過去5年の天皇賞(秋)の年齢別成績(13~17年)
これを偶然といえないのは、おそらく天皇賞(秋)が基本的に速い上り、加速力が問われるレースになりやすいから。競走馬は一般的に年齢とともに加速力は衰えていくので、天皇賞(秋)では年齢の若い馬が圧倒的に強いのでしょう。
3歳は【0.0.1.5】ですが、13年5着コディーノ、15年5着アンビシャスとあと一歩の競馬をしていますし、決して3歳不利とは思わないほうがいいでしょう。昨年のソウルスターリングはピークを過ぎていた&適性の問題でしょう。
天皇賞(秋)2018の予想オッズ
予想オッズも書いていきます。
人気 | 馬名 | 単勝オッズ |
---|---|---|
1 | レイデオロ | 2.7 |
2 | スワーヴリチャード | 2.9 |
3 | サングレーザー | 5.6 |
4 | マカヒキ | 8.5 |
5 | ヴィブロス | 9.8 |
6 | アルアイン | 11.5 |
7 | ミッキーロケット | 13.9 |
8 | ダンビュライト | 16.8 |
9 | キセキ | 17.0 |
10 | ステファノス | 25.6 |
1番人気はレイデオロ。鞍上は秋華賞→菊花賞とG1連勝中のルメール騎手。本来であれば、スワーヴリチャードの2番人気が妥当かと思いますが、鞍上込みで1番人気に推されるのではないでしょうか。単勝は2倍台後半と予想します。
2番人気はスワーヴリチャード。これまで馬券圏外に敗れたのは皐月賞6着と有馬記念4着のみ。イメージとは裏腹に安定した成績を残していますし、なんといっても春の大阪杯勝ち馬。レイデオロと人気を分け合う形で支持されるでしょう。単勝は同じく2倍台後半と見ています。
3番人気は少し離れてサングレーザー。前走札幌記念ではマカヒキ、モズカッチャンらの実力馬を下して勝利。中距離で結果を残せたのは大きいですし、鞍上はモレイラ騎手。単勝は5倍台後半くらいでしょうか。
以下、マカヒキ、ヴィブロス、アルアイン、ミッキーロケット、ダンビュライト、キセキ、ステファノスと続きそうです。
天皇賞(秋)2018のイチオシ馬は…
残念なのはディアドラが回避すること。香港カップより天皇賞(秋)の方が勝ちやすいのではと思っていたんですけどね。正直、買いたい馬が見当たりませんが、現時点の本命候補は、
レイデオロ
です。
秋初戦のオールカマーが着差以上に強い勝ちっぷり。2400mにも対応していますが、母ラドラーダは短距離が主戦場でしたし、本質的に2000m前後がベストでしょう。ここはあっさりと勝ってジャパンカップでアーモンドアイとの対戦が見たいですね。
以上、天皇賞(秋)2018の予想考察でした。