金盃2017(大井)の予想です。
金盃2017の出走馬は、ユーロビート、オリオンザジャパン、クラージュドール、レイディルアレナなど14頭。大井競馬場2600mで行われるSII戦。このレースは勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)を予定しています。
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この記事は、サンモリッツからクルーという駅に向かう途中で更新しています(空港に向かっていて、これから帰るとこです)。こちらに来てネットに困ったことはほとんどないですし、本当に便利な世の中になりました。不便だったのはグリーンチャンネルが見られなかったことくらい。グリーンチャンネルは海外からのアクセスだと視聴できないので、先週末の競馬はレーシングビュアーで見ていました。今の時代、海外から日本の競馬を楽しんでいる方もたくさんいるでしょうし、早くグリーンチャンネルが海外でも見られるようになるか、JRAで全レース生配信をしてほしいものです。
金盃2017の予想と見解です
長距離レースのポイントは「リピーター色が強いこと」。これは今週のJRA・ダイヤモンドステークスについてもいえることだが、一般的に競走馬のスタミナは年齢を重ねてもなかなか衰えないので(逆にスピードや加速力は年齢とともに衰える)、ゆえに長距離レースはスタミナ自慢の馬が何度が好走しやすい。南関東の長距離重賞の金盃と東京記念を振り返っても、同じ馬が何度も好走している(以下参照)。
≪2016/10/12 東京記念≫
1着ユーロビート
2着ストゥディウム
3着ケイアイレオーネ
≪2016/02/10 金盃≫
1着ジャルディーノ
2着ユーロビート
3着プレティオラス
≪2015/09/16 東京記念≫
1着プレティオラス
2着ユーロビート
3着カキツバタロイヤル
≪2015/02/04 金盃≫
1着アウトジェネラル
2着ドラゴンエアル
3着フォーティファイド
≪2014/09/15 東京記念≫
1着ユーロビート
2着サミットストーン
3着ツルオカオウジ
≪2014/02/05 金盃≫
1着フォーティファイド
2着ツクバチャーム
3着アウトジェネラル
つまりは実績馬重視が長距離レースの基本。今年の金盃の出走馬を見ると、過去の金盃、東京記念で好走した馬がチラホラいるので、それらの馬は上位に評価したほうがいいだろう。それでは予想にいきましょう。本命は…
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オリオンザジャパン
前置きとは異なるが、JRAのオープン特別で2着に好走した実績を考えれば、ここでは能力が抜けている。先週の報知グランプリカップの時にも書いたが、今の南関東の古馬路線はかなり低レベルで、その報知グランプリカップでは元・水沢のエンパイアペガサスが逃げ切り勝ち。ひと昔前であれば、水沢の馬が南関東重賞を勝つなんていうことは考えられなかったことで、今の南関東古馬路線の低レベルが改めて証明された結果になったといえる。セイスコーピオン、ケイアイレオーネ、イッシンドウタイらの活躍を見ても、JRAのオープン特別で2着がある本馬なら、南関東重賞は勝ち負け濃厚だろう。
大井2600mという特殊条件だが、JRA時代には東京ダート2100mで実績を残してきた馬。スタミナへの不安はなく、大井2600mでも自身の能力を存分に発揮できるだろう。序盤は後方寄りの位置取りになりそうだが、レースの傾向を考えると2周目の向上面からマクっていくはず。ややズブさが目立つ馬なので、しっかりと追ってくれる鞍上とも手が合いそうだ。
相手はユーロビート
大井の長距離重賞は14年東京記念1着、15年東京記念2着、16年金盃2着、16年東京記念1着と連対率100%。冒頭で触れた通り、長距離レースはとにかく実績馬が強いので、大井の長距離で抜群の適性を見せている本馬の評価を下げる理由はなにもない。名古屋グランプリは大敗したが、過去にはオグリキャップ記念でも大敗しているように小回りは苦手な馬。前走の敗戦は完全に度外視していい。得意条件に戻って巻き返してくるはずだ。
3番手はクラージュドール
大井の長距離レースは初めてになるが、JRA時代にはオリオンザジャパン、ユーロビートと同様に東京ダート2100mで勝ち鞍があり、スタミナはすで証明済み。そもそも昨年のダイオライト記念では4着に入っており、長距離レースへの心配は全くない。コーナーを6回もまわるコースなので、当然のようにロスなく運べる内枠が有利。鞍上的にも一発があっても驚けない。
ジャルディーノは昨年の金盃勝ち馬。当時、4キロの斤量差があったとはいえ、ユーロビートを退けての勝利。今回は斤量が1キロ差に縮まるが、ユーロビートを上位に評価するなら、本馬も差のない評価をする必要があるか。
レイディルアレナは大井に転厩後、目下5連勝。2走前には15年大井記念で3着があるスコペルタを下し、前走ガーネット賞は完勝といえる走り。元々はJRAで500万下クラス止まりだったが、ここに来て明らかに力をつけており、今なら元JRAオープン級の馬が相手でもヒケを取らないだろう。カネヒキリ産駒はミツバ、ロンドンタウン、グランセブルスなどを見ても、意外とダート中長距離への適性が高い。
最後にキープインタッチ。JRAのオープンで完全に頭打ちだが、昨年のブリリアントステークスではアポロケンタッキーの2着がある馬。オリオンザジャパンがマクって前を潰してしまえば、漁夫の利的に追い込んできても不思議ではなさそう。人気薄で期待できるのは本馬くらいか。
印はコチラ
◎⑫オリオンザジャパン
○⑨ユーロビート
▲①クラージュドール
△④ジャルディーノ
△⑥レイディルアレナ
△⑤キープインタッチ
×⑨アサヤケ
金盃2017の予想ファイルはコチラ
金盃2017の買い目はコチラ
本命のオリオンザジャパンは想像以上に売れている印象。本命をユーロビートに変更するかも考えましたが、「3着以内は堅い」という意味で当初の予定通りいきます。
【本線】
3連複:9-12-1、4、5、6(4点)
3連複でユーロビート、オリオンザジャパンからクラージュドール、ジャルディーノ、キープインタッチ、レイディルアレナに流した組み合わせ。キープインタッチ以外の組み合わせだとそこまでの回収率が見込めないので、◎○▲の3連複1点勝負のつもりで買いたいのですが、お昼現在のオッズだとその組み合わせが1番人気。10倍以上ならつくなら◎○▲の大本線を厚めに買ってもいいのですが、このまま行くと割りそうな気がします。
【ボーナス】
3連単:9→12⇔1、4、5、6(8点)
3連単:1、6→9⇔12(4点)
3連単ボーナスは◎オリオンザジャパンのアタマ固定を買う予定でしたが、ここまでオッズが被ってしまうなら差し損ねに期待します。負かす可能性が最も高いのはユーロビート。あとはクラージュドール、レイディルアレナのアタマ固定を買います。
以上、金盃2017の予想でした。