札幌2歳ステークス2015の出走予定馬と1週前予想です

札幌2歳ステークス2015の出走予定馬と1週前予想です。

今年の出走予定馬は、ラヴアンドポップ、アラバスタ―、プロフェット、リアルキング、アドマイヤエイカンなど。札幌芝1800mで行われるG3重賞です。

過去を少し振り返っても、10年アヴェンチュラ(秋華賞)、11年ゴールドシップ(皐月賞)、12年ロゴタイプ(皐月賞)、13年レッドリヴェール(阪神JF)、14年レッツゴードンキ(桜花賞)と毎年、G1ホースを輩出している大注目のレースです。

先週のキーンランドカップ、新潟2歳ステークスは残念ながら完敗でした。今夏はレパードステークスの万馬券一発くらいで、不本意な結果が続いております。。ただクヨクヨもしていられず、今週から月替わりで9月へ。なんとしても実りの秋にする決意を胸に、今週からまた頑張っていきます。

札幌2歳ステークス2015の出走予定馬分析

ラヴアンドポップ

新馬戦→コスモス賞と連勝中。大物感こそ感じないものの、現代競馬に必要なレースセンスを持っている。ただ過去10年でコスモス賞→札幌2歳ステークスの連勝は06年ナムラマースのみ。今年のコスモス賞のレベルにも疑問が残り、3連勝へのハードルは高いか。

アラバスター

名牝レーヴドスカーが生んだレーヴディソールの初仔。札幌芝1800mの新馬戦はスタートひと息も二の脚が早く、スッと好位の3番手を確保。4コーナーで早くも先頭に立つと、そのまま後続を振り切った。着差こそ僅かも血統馬らしく、まだ奥がありそうな走りだった。不安な点は父ハービンジャーが2勝目を挙げるのに時間がかかること。同産駒でデビュー2連勝を挙げた馬はまだ出ていない。

プロフェット

近親にトゥザヴィクトリー、デニムアンドルビーらがいる血統馬。札幌芝1800mの新馬戦は自分でハナに立って主導権を奪うと、直線は軽く仕掛けただけで楽々とゴール。調教変わりのようなレースで、潜在能力はかなり高そう。不安な点はアラバスターと同じハービンジャー産駒という点。ロカが代表的なように「大物感だけあって結果が伴わない」のが同産駒の特徴でもある。

リアルキング

父キングカメハメハ×母父Storm Catという血統。札幌芝1800mの新馬戦は12頭立ての8番人気と低評価だったが、主導権を奪うとそのまま逃げ切り勝ち。4コーナーでは手応えが少し怪しく見えたが、直線に入ってからもうひと伸びした。余力はそこまであったように見えなかったが、大型馬だけにさらにパフォーマンスを上げてくる可能性はありそう

アドマイヤエイカン

近親にフサイチエアデール、フサイチリシャールらがいる血統馬。函館芝1800mの新馬戦は五分のスタートを切ると、鞍上が少し押していき、ハナを主張。直線に入って追い出されると、スッと反応して後続勢をあっさりと突き放した。ゴール手前はまだ余力を残しており、能力の高さがうかがえた。ハーツクライ産駒らしくレースセンスに加え、瞬発力もありそうなタイプ。

札幌2歳ステークス2015の1週前予想

ざっと有力馬を見てきましたが、気づいたことが1つ。それは有力馬のほとんどが、新馬戦で逃げて勝っていること。基本的に素質馬になるとレースを覚えさせるため、新馬戦から逃げるのを嫌う騎手が多いのですが、プロフェット、リアルキング、アドマイヤエイカンとすべて逃げ切り勝ちなんですよね。アラバスター、ラヴアンドポップも早め早めの競馬で勝利。こういう札幌2歳ステークスは珍しい気がします。

どの馬(陣営)も今回もハナに行きたいとは思ってないでしょうし、地方馬のリッジマンあたりがハナに行ったらあっさり控えそうですが、前走で確実に差していい競馬を見せたなと思ったのは以下の馬ですね。

この馬です!⇒クロコスミア

新馬戦から一貫してパフォーマンスを上げているのはなにより好感。この時点でキャリアを重ねている馬は割引でしょと思われるかもしれませんが、過去10年の札幌2歳ステークスでキャリア4戦以上だった馬は、なんと【1.2.3.5】(勝率9.1%、連対率27.3%、複勝率54.5%、単回収率20%、複回収率195%)。地方馬が多いのですが、JRA所属でも06年1番人気1着ナムラマース、07年13番人気3着ホウザンらがいます。

12年から開催時期が1ヶ月近く前倒しになっているので、鵜呑みにはできないデータですが、2歳戦において「豊富なキャリア=穴」という傾向はひとつあると思います(先週の新潟2歳ステークスも1戦1勝馬が半数を占める中、2、3着馬はキャリア2戦の馬でしたね)。いま気づいたんですが、抽選対象のようなので、抽選突破できればいいですね。

札幌2歳ステークス2015の出走予定馬と1週前予想でした。