@h_r_p_studio さんの写真。)

弥生賞2019の予想考察です。

弥生賞2019の出走予定馬は、ラストドラフト、ニシノデイジー、カントル、サトノラディウス、ブレイキングドーンなど。中山競馬場芝2000mで行われる3歳限定のG2戦。上位1~3着馬に皐月賞の優先出走権が与えられるトライアル競走です。

まずは先週の勝負度C以上のレースの振り返りから。

先週は土日で勝負度C以上のレースは7つ。本命馬の成績は、

◎ニシノコトダマ(4番人気4着)
◎アドマイヤムテキ(9番人気16着)
◎ボストンテソーロ(1番人気1着 単210、複120)
◎エッセンツァ(3番人気5着)
◎クールティアラ(2番人気3着 複140)
◎フクサンダーク(2番人気4着)
◎エポカドーロ(3番人気5着)
◎タガノヴェローナ(5番人気4着)
◎テイエムグッドマン(1番人気2着 複160)
◎プリティマックス(6番人気10着)
◎トーセンジンライム(4番人気4着)
◎ルックスマート(3番人気1着 単570、複120)
◎ローズベリル(2番人気2着 複120)

結果は【2.2.1.8】(勝率15.4%、連対率30.8%、複勝率38.5%、単回収率60%、複回収率51%)で単回収率は初めて100%を割る結果に。

2週前【2.0.1.4】(勝率28.6%、連対率28.6%、複勝率42.9%、単回収率111%、複回収率69 %)
3週前【3.2.2.4】(勝率27.3%、連対率45.5%、複勝率63.6%、単回収率183%、複回収率135%
4週前【4.2.0.3】(勝率44.4%、連対率66.7%、複勝率66.7%、単回収率287%、複回収率123%
5週前【3.1.0.5】(勝率33.3%、連対率44.4%、複勝率44.4%、単回収率169%、複回収率81%)

馬券圏外に敗れた8頭のうち6頭は4、5着止まりで、流れも良くなかったですね。

ちなみに先週で一番印象に残ったのは、中山記念の◎エポカドーロの戸崎騎手の騎乗。

致命的なミスを犯したわけではないですし、乗り方ひとつで勝てたとは言えませんが、普通に回ってきて普通に負けたというか早めに抜け出すのか後ろを待つのかどっちつかずの騎乗だったと思います(しかも神戸新聞杯、菊花賞も鞍上の位置取り、誘導に問題があっただけに…)。

ダイヤモンドステークスの◎ララエクラテールの時にも思いましたが、見た目はスマートでも実は馬の特徴や戦略を考えていないだなと改めて感じました。

玉砕覚悟で自分の競馬に徹したマルターズアポジー&武士沢騎手、単独2番手で力を出し切ったラッキーライラック&石橋脩騎手、4コーナーから動かしていたウインブライト&松岡騎手とは対照的な騎乗でした。

先週で唯一の勝利だったジャパンスウェプトもたまたま内が空いて差してきたみたいな感じでしたし、基本は他力本願の騎乗になると理解して、戸崎騎手の馬券を買わないといけないですね。

今週から早いもので3月。

自分の勝負レースの本命馬の好走率や回収率等を考えると、もっと勝てていいので、3月から試験的に買い方を見直していこうかなと考え中。あまり機械的に買うのは好きではないですが、ある程度はルールに基づいて買っていくかもしれません。もう少しどうすればより良い成績に繋がるのか週中にじっくりと考えて、週末にお伝えしようと思います!

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前開催の厳選軸馬の結果↓

◎メイショウエイコウ(3番人気1着 単560、複180
◎シゲルマツタケ(2番人気1着 単360、複130
◎ピースユニヴァース(2番人気3着 複130
◎ナムラムート(3番人気1着 単540、複190
◎ハバナウインド(4番人気1着 単780、複180
◎シュプリームゾーン(2番人気1着 単420、複160
◎ボンセルヴィーソ(4番人気2着 複310
◎テイエムチェロキー(2番人気9着)
◎オーヴァルエース(2人気1着 単370、複130

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弥生賞2019の予想のポイント

その1.少頭数で決め手が生きるレース

弥生賞は毎年、少頭数で行われるレース。

特に近年はその傾向が強く、15年以降はすべて12頭立て以下で行われています。

頭数が少なければ、常に決め手が生きるわけではありませんが、18頭立てのフルゲートよりは不利を受けたり、コースロスが生じる可能性がグッと減るため、乗り方さえ間違わなければ、差し、追い込み勢にとっては力を出しやすいといえるでしょう。

過去5年の弥生賞の結果を見ると、上り最速馬は毎年馬券に絡んでおり、能力のある差し、追い込み馬なら脚質だけで割り引く必要はありません。

◆過去5年の弥生賞の結果(14~18年)

むしろ重要なのは、弥生賞で鮮やかな末脚を繰り出した馬は本番の皐月賞で過信禁物なこと。

18年2着ワグネリアン(皐月賞7着)
17年1着カデナ(皐月賞9着)
16年1着マカヒキ(皐月賞2着)
15年2着ブライトエンブレム(皐月賞4着)
14年2着ワンアンドオンリー(皐月賞4着)

と上り最速をマークして弥生賞で連対を果たした馬はすべて本番の皐月賞で着順を落としています(そもそも皐月賞で馬券に絡んだのはマカヒキのみ)。

この弥生賞でどんなに鮮やかな末脚を繰り出して好走しても、本番のフルゲートの皐月賞では力を出し切れずに敗れることを頭に入れておきたいですね。

弥生賞2019の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 ラストドラフト 2.4
2 ニシノデイジー 2.9
3 カントル 5.1
4 サトノラディウス 6.2
5 クリノガウディ― 8.5
6 ブレイキングドーン 18.9
7 シュヴァルツリーゼ 19.5
8 メイショウテンゲン 35.2
9 ナイママ 56.8
10 ヴァンケドミンゴ 60.1

1番人気はラストドラフト。キャリア1戦で京成杯を制覇。正直、大物感を全く感じないですが、2戦2勝と底を見せておらず、ルメール騎手騎乗なら1番人気確定でしょう。それでもそこまで被らず、単勝は2倍台後半と予想します。

2番人気はニシノデイジー。前走ホープフルステークスは負けて強しの内容。鞍上がもう少し勝負に出れていれば、2着には入れたレースでした。地味なキャラですが、デビュー以来、【3.1.1.0】と複勝率100%。今回はさすがに人気を集めるでしょう。複系では1番売れるはずです。単勝は2倍台後半くらいでしょうか。

3番人気はカントル。前走セントポーリア賞で先週の水仙賞で勝利したアドマイヤスコールを押さえて勝利。デビュー以来、大崩れなく走っており、鞍上がM・デムーロ騎手なら上位人気の一角を占めるはず。それでも単勝は上位2頭からやや離れて5倍台前半と予想します。

以下、サトノラディウス、クリノガウディ―、ブレイキングドーン、シュヴァルツリーゼ、メイショウテンゲン、ナイママ、ヴァンケドミンゴと続きそうです。

弥生賞2019のイチオシ馬は…

正直、ここからクラシック勝ち馬が出るとは思えないメンバー構成。今年の3歳牡馬世代は年明けてから「これはクラシック候補生か?」と思える馬が見当たらないですし、現時点でやや盛り上がりに欠けますね。

今年の弥生賞の本命予定馬は、

◎ニシノデイジー

です。

繰り返しになりますが、前走ホープフルステークスは鞍上の乗り方ひとつで2着に上がれたレースでした。ここはサートゥルナーリア級の馬がいないですし、普通に能力上位と見ていいはず。馬券圏外に飛ぶイメージが湧きません。不安は今年まだ未勝利の鞍上の勝浦騎手だけですね。

以上、弥生賞2019の予想考察でした。