若潮スプリント2023の予想です。

若潮スプリント2023の出走馬は、ハーンドルフ、クラティアラ、ナックサンライズ、スタードラマー、ワンダーランド、フジコチャンら12頭。船橋競馬場1200mで行われるSIII戦です。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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若潮スプリント2023の予想です

今年でSIIIに格上げされて3年目を迎える若潮スプリント。

この時期の3歳限定のスプリント重賞は、距離短縮組の扱いがひとつのポイント。クラシック前後になると、素質馬がクラシックへのこだわりを捨てて、より適性のありそうな短距離路線に矛先を変えてくるケースがあり、それらの馬をどう見極めるかがポイントになる。

昨年は前走で桜花賞に出走していたスティールルージュが勝利を収め、1700mからの距離短縮だったランディスシティが3着に好走。船橋でトライアルを使われてきた馬は総じて馬券圏外に敗れ、距離短縮組→大井1200m組→距離短縮組という結果だった。

今年は前走船橋1200m組の出走が多いものの、ハーンドルフ、フジコチャンの2頭が距離短縮組。果たして今年はどちらに軍配が上がるのだろうか。早速、占っていきたい。本命はレースを優位に運べると見た…

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距離短縮組のフジコチャンに期待したい

昨年の勝ち馬スティールルージュ同様、桜花賞を経由しての参戦。すでに門別で1200m以下の実績があったスティールルージュに対し、本馬は1200m以下の経験がないものの、5走前の大井1400mでは逃げて圧勝しており、船橋1200mに対応できるスピードを有していると判断して良さそう。半兄・テイエムサウスダンは1200~1600mまで距離の守備範囲が広く、本馬もおそらく距離の融通が利きやすいタイプだろう。ここは内からハナを主張しそうなハーンドルフ、ナックサンライズを見ながら外目2、3番手を確保できそうで、レース運びがしやすそうな点も魅力だ。

相手は堅実駆けのイメージが浮かぶスタードラマー

父フェノーメノ譲りの末脚が武器で南関東に転入後、破竹の3連勝をマーク。絶対的な能力があるわけではないものの、レースセンスが良く、追って味もあり、差し馬ながら不発が少ないタイプ。枠順的にも自由自在に立ち回れそうで、上位争いに加わってくる可能性は高いだろう。

3番手は人気を落とすならメンコイボクチャンが怖い

道営時代には1200m以下でイノセントカップ2着を含む【2.2.0.0】と大崩れなく走っていた馬。前走クロッカススプリントは実績を考えると物足りない結果も、外を回った2頭が1、2着に入る中、1番ゲートから内々を回らされたのが伸びを欠いた原因だったのかもしれない。今回は叩き2走目で、枠順的にも前走以上にレース運びがしやすそう。道営時代の実績を考えれば、もっと走れるはずで、前走の敗戦で人気を落とすなら狙い時と言えるのではないか。

ナックサンライズは前走クロッカススプリントで逃げ粘って3着に好走。直線で内を開ける馬が多く、決して逃げ馬に有利ではない馬場を粘り込んでおり、負けて強しの内容だった。今回は同型・ハーンドルフとの兼ね合いがカギも、スッとハナ主張が叶うならスタードラマーに先着する可能性は十分にある。

ハーンドルフはフジコチャンと同じ距離短縮組。今回は実績のある1200mに変わるので、巻き返しの余地は大いにありそう。ただ単調なスピードタイプで、好位で我慢して直線で伸びてくるイメージがないので、1番ゲートから行き切れるかがカギになる。

クラティアラは前走弥生スプリントを差し切り勝ち。直線では馬群の間からしぶとく伸び、なかなか味のある勝ちっぷりだった。時計面ではクロッカススプリント>弥生スプリントも両レースに出走している馬の結果を考慮すると、両レースのレースレベルはほとんど差はないはずだ。

ワンダーランドは前走クロッカススプリントが展開に恵まれての2着に見えたが、一戦毎に時計を詰めており、まだ上昇の余地がありそう。枠順的に末脚を存分に生かせそうで、展開次第ではここでも上位進出が狙えるだろう。

グリーリーは前走弥生スプリントで勝ち馬クラティアラから0.2秒差の2着。使い詰めなのでさらなる上積みがあるかは微妙も、鞍上が新人の小林捺花騎手から山崎騎手に乗り替わり、前進があってもいいか。

最後にバシュラマック。前走弥生スプリントでは勝ち馬クラティアラから0.3秒差の3着に終わるも、直線で伸びづらそうなラチ沿いを突いており、あの一戦だけで勝負付けが済んだと見ない方が良さそう。今回は外目の枠でスムーズに末脚を伸ばせそうなので、さらなる前進があってもいいだろう。

若潮スプリント2023の印です

◎⑩フジコチャン
〇⑥スタードラマー
▲⑤メンコイボクチャン
△③ナックサンライズ
△①ハーンドルフ
△②クラティアラ
×⑧ワンダーランド
×⑦グリーリー
×⑨バシュラマック

4番コスモイグローク…道営時代の実績を考えると、もっと走ってきてもいいが、南関東に転入後は冴えない走りが続いている。前走は自己条件で勝ち切れず、重賞では荷が重いのでは。

11番ナナドリーム…2走前の弥生スプリントでは勝ち馬クラティアラから0.9秒差の7着に敗退。このメンバーでは力不足だろう。

12番ハーモニーアルゴル…近2走は弥生スプリント6着、クロッカススプリント11着。このメンバーでは荷が重い。

若潮スプリント2023の買い目です

ここは混戦ムードで波乱含みの一戦。最後まで迷いましたが、メンコイボクチャンにオッズ妙味を感じるのに加え、フジコチャンは今野騎手に急遽乗り替わりでもあるので、悔いがないようメンコイボクチャンから入ることにします。調教から上積みが感じられますし、門別時代のパフォーマンスを出せれば、勝ち負けに加われるでしょう。最終的な印は以下の通りです。

◎⑤メンコイボクチャン
〇⑩フジコチャン
▲⑥スタードラマー
△③ナックサンライズ
△①ハーンドルフ
△②クラティアラ
×⑧ワンダーランド
×⑦グリーリー
×⑨バシュラマック

【参考買い目】

複勝:◎(1点)

ワイド:◎ー〇▲(2点)

3連複:◎ー〇▲ー〇▲△△△×××(13点)

本線はメンコイボクチャンの複勝で、あとはワイド、3連複を押さえます。◎メンコイボクチャン〇フジコチャンの「チャンチャン」馬券に期待します。

以上、若潮スプリント2023の予想でした。