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東京スポーツ杯2歳ステークス2016の予想考察です。
東京スポーツ杯2歳ステークス2016の出走予定馬は、ムーヴザワールド、トラスト、スワーヴリチャード、ブレスジャーニー、キングズラッシュなど。東京競馬場芝1800mで行われるG3戦です。
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ギアチェンジ性能が求められる
まずは過去5年の東京スポーツ杯2歳ステークスの結果を見ていきましょう。
不良馬場で行われた11年、超高速馬場だった13年を除けば、
実質ラスト2~3ハロンの勝負
になっています。
特に過去2年は一団の馬群の中からの追い比べ。14年はハービンジャー産駒のクラージュシチーが2番人気5着、昨年はキングカメハメハ産駒でポテンシャル型のロスカボスが1番人気8着と敗れており、いくら前走で強い勝ち方をしていたもギアチェンジ性能がないタイプは疑ってかかったほうがいいでしょう。
昨年はダノンシャンティ産駒とディープインパクト産駒のワンツー。14年も2、3着馬はディープインパクト産駒でした。血統的には決め手に優れるサンデーサイレンス系を狙うのが良さそうです。
東京スポーツ杯2歳ステークス2016の注目馬は?
今年の1番人気はムーヴザワールドでしょうか。新馬で負かした2着エアウィンザー、4着ナイトバナレット、5着エテレインミノルはすでに未勝利を勝ち上がっており、新馬は「タイムランクAメンバーレベルB」の通り、レベルの高いレースだったのは間違いないでしょう。
ただ気になるのは母系が少し重いこと。全姉はあのズブいタッチングスピーチですし、新馬の走りを見てもスッと動けるタイプではなさそう。スローペースから究極の瞬発力勝負になれば、取りこぼす可能性は十分にありそうです。
そこで瞬発力勝負になれば、オーバースペック、ブレスジャーニーあたりが有力に思えるのですが、前者はプリサイスエンド産駒で、後者はバトルプラン産駒。クラシックにつながる重賞ということを考えると、正直、両者とも買いにくいです。
どうもメンバーを見渡すと、エリザベス女王杯のように差し・追い込み勢に切れる馬が少ない印象。過去2年のような加速力勝負というよりも、今年は純粋な位置取り、立ち回り勝負になるかもしれません。そうなれば、有力なのは
トラスト
でしょう。今回は同型のマイネルエパティカの存在がカギですが、同一馬主ということを考えると、競い合うことはないはず。おそらくマイネルエパティカが逃げて、トラストが2番手。隊列はすんなりと決まるでしょう。札幌2歳ステークスは着差以上に完勝といえる内容。クローバー賞からパフォーマンスをさらに上げてきたことを考えると、まだ上積みがあるかもしれません。3年前には同じく岡田さんの持ち馬で地方出身のプレイアンドリアルが2着に好走。トラストはプレイアンドリアルと同等、もしくはそれ以上の器がありそうなので、ここは好勝負必至ではないでしょうか。
以上、東京スポーツ杯2歳ステークス2016の予想考察でした。