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東京新聞杯2020の予想考察です。

東京新聞杯2020の出走予定馬は、レッドヴェイロン、ヴァンドギャルド、プリモシーン、レイエンダ、サトノアーサーなど。東京競馬場芝1600mで行われるG3戦。フェブラリーステークスの前哨戦です。

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東京新聞杯2020の予想のポイント

内枠優勢のレース

1回東京開催は例年、Dコースで行われるのが特徴。

同コースは一般的に内枠有利として知られており、この時期に行われる東京新聞杯でも圧倒的に内枠有利の傾向が出ています

◆東京新聞杯の枠順別成績(10~19年)

1~4枠、5~8枠で分けると、

1~4枠【9.7.5.51】(勝率12.5%、連対率22.2%、複勝率29.2%、単回収率107%、複回収率79%)
5~8枠【1.3.5.68】(勝率1.3%、連対率5.2%、複勝率11.7%、単回収率14%、複回収率43%)

と歴然とした差に。特に勝ち馬は10頭中9頭が1~4枠から誕生しており、中より外目の枠から勝ち切るのは難しいレースといえるでしょう。

開幕週の競馬を見る限り、決して内有利という印象はありませんが、ワンターンのコースでは前、内で立ち回った馬がそのまま押し切るレースもあったので、今年の東京新聞杯も外より内有利になるのではないでしょうか。

東京新聞杯2020の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 レッドヴェイロン 2.7
2 ヴァンドギャルド 3.4
3 レイエンダ 5.1
4 プリモシーン 5.6
5 サトノアーサー 8.2
6 クリノガウディー 9.0
7 ケイアイノーテック 12.4
8 ドーヴァー 14.0
9 ケイデンスコール 21.6
10 シャドウディーヴァ 27.9

1番人気はレッドヴェイロン。実績的には決して抜けている存在ではありませんが、戦績の安定感、ルメール騎手騎乗、東京芝1600mに強いエリモピクシーの仔等で1番人気に推されるはず。単勝は2倍台後半と予想します。

2番人気はヴァンドギャルド。昨秋から目下3連勝中。元々、素質の高さを見せていましたが、ここに来て本格化ムード。人気になりやすいタイプですし、ここはレッドヴェイロンに次ぐ支持を集めるのではないでしょうか。単勝は3倍台前半と予想します。

3番人気はレイエンダ。戦績にムラはありますが、東京コースに限れば、直近はエプソムカップ1着、富士ステークス2着。特に富士ステークスは非常に強い内容でしたし、そのイメージでここも上位人気に推されるでしょう。単勝は5倍台後半と予想します。

以下、プリモシーン、サトノアーサー、クリノガウディー、ケイアイノーテック、ドーヴァー、ケイデンスコール、シャドウディーヴァと続きそうです。

東京新聞杯2020のイチオシ馬は…

東京新聞杯は前述の通り、枠順がカギになるレースですが、現時点で本命を予定しているのは、

ヴァンドギャルド

です。

毎日杯好走→アーリントンカップ凡走→休養を経て連勝中と昨年の勝ち馬インディチャンプと似たようなローテーションを歩んでいる馬。そのインディチャンプほどのインパクトは正直ないですが、前走ウェルカムステークスは内、前で立ち回った馬が粘り込む中、馬場の中ほどから1頭だけ伸びてきており、着差以上に強い競馬でした。福永騎手とはいかにも手が合いそうですし(同騎手では2戦2勝)、あとは内目の枠を引いてくれれば、堅実に走ってくるのではないでしょうか。レッドヴェイロンより一列前で運べそうなのもいいですね。

以上、東京新聞杯2020の予想考察でした。

先週の勝負レースのプチ回顧のコーナー

≪東京3レース 未勝利 勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)≫

◎⑩ワンモアエフォート(6番人気8着)
○⑫シゲルミカヅキ(1番人気1着
▲⑦ベルウッドヨウサン<次走注目>
△①キンブレル
△②オプティマス
△④ハットルヴァン
×⑤グラスディアブロ
×⑬リュウノチョッパー
×⑧ハイエストエンド(3番人気2着
×⑨リュードマン

ここは人気を落とすならワンモアエフォートが面白そうだ。デビュー2戦目の未勝利では勝ち馬ピオノノ(北海道2歳優駿3着→呉竹賞2着)から0.5秒差の3着に好走している馬。その後は結果が出ていないものの、2走前は控えてアウト、前走は東京ダート1600mで不利な1枠1番から強引にハナに立ち、超ハイペースに。前半600m通過34.4秒で通過しており、6着に粘ったことをむしろ評価できる一戦だった。今回はメンバーを見渡す限り、逃げ、先行勢が手薄。外目からスッとハナを主張できるはずで、マイペースの逃げさえ打てれば、そのまま粘り込んでいいだろう。

相手はシゲルミカヅキが巻き返すはず。前走は中山ダート1800mに変わって大敗したが、左回りでは大崩れなく走っている馬。6枠12番ならスムーズな先行策が叶うはずで、ワンモアエフォートが粘り込むなら本馬もその近くにいるのではないか。

ベルウッドヨウサンは次走注目馬。前走は後方ポツン2番手から4コーナーで止まりかけながら直線だけで上り最速をマーク。気性に問題がありそうだが、能力自体は高く、去勢でその点が改善されていれば、いきなり走ってきても驚けない。

馬券は3連複でワンモアエフォート、シゲルミカヅキから印を打った馬へ流したい(ワイド1点でもOK)。本線はグラスディアブロまで。あとは馬連、馬単を押さえる。ここはオッズ妙味がありそうなので強気に買いたい。

【参考買い目】

3連複:◎ー○ー▲△△△××××(8点)…本線はグラスディアブロまで

馬連:◎ー○▲△△△××××(9点)…同上

馬単:◎→○▲△△△××××(9点)…同上


ここは◎ワンモアエフォート○シゲルミカヅキのワイド&3連複中心に、押さえでワンモアエフォートからの馬連を購入。

逃げ馬不在だったので、これまでのレースぶりから楽逃げは打てるだろうと思っていたのですが、蓋を開けてみたら大出遅れして終戦するという悲しい結果に…。競馬というのは改めていろんな要素が噛み合っての的中、不的中だなと感じた一戦でした。

≪東京4レース 3歳1勝クラス 勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫

◎⑨ロンゴノット(1番人気1着
○⑤アジュバント
▲②タイセイポリシー(8番人気2着
△⑩ラブリーエンジェル(6番人気3着
△⑦ニシノレオニダス
△⑥ジャッジ
×⑧ケンシンコウ
×①サンライズラポール
×④フリーフロー

本命はロンゴノット。前走は大外枠から掛かり気味に先行しながらしぶとく粘っており、人気を裏切る形になったが、能力の高さを示した一戦。スピード能力が高く、一定のペースで一気に走るイメージがあるので、東京ダート1600mの方が力を発揮しやすいだろう。鞍上とは手が合いそう。

相手で狙いたい馬は3頭。まず期待したいのは、芝→ダート替わりのアジュバンド。評価したいのは、3走前のサンライズカップの内容。向上面でラチをぴったりと回っていた勝ち馬ティーズダンクより5頭分ほど外を回っており、明らかに距離ロスが響いての敗戦だった(以下参照)。

◆サンライズカップの向上面

本命に推した北海道2歳優駿ではあと一歩の4着に敗れたものの、当時の3着ピオノノは先週の呉竹賞で2着に好走しており(5着マイネルアストリアも現在、1勝クラスで2戦連続で掲示板内に入っている)、本馬も1勝クラスなら通用するだけの能力は持っているはずだ。

3番手は、前走がノーカウントのタイセイポリシー。前走寒椿賞はハイレベル戦で、4着ヘルシャフト、11着ソングオブザハートが次走1勝クラスを勝ち上がり、6着ムーランアンディゴも次走1勝クラスで2着に好走(以下参照)。

◆寒椿賞出走馬の次走成績

本馬は8着に敗れたとはいえ、スタートで致命的な出遅れを見せた上、直線で前が塞がって進路を変更するロス。ただ回ってきただけで、それでも8着まで追い上げたのは能力が高い証拠だろう。どうしてもスタートが遅いので、今回も追走に苦労する可能性が高いものの、コース替わり、距離延長、16頭立て→11頭立て等の条件を考えると、極端な前残りにならない限り、直線でしぶとく伸びてくるのではないか。

もう1頭買いたいのはラブリーエンジェル。2走前のカトレア賞が強敵相手に健闘しており、実績のある東京コースに変わるのはプラス。なにより今回は武士沢騎手→武藤騎手への鞍上強化が魅力で、カトレア賞以上のパフォーマンスを見せてくれるだろう。不器用なタイプなので少頭数戦も歓迎。

馬券は難解だが、3連複で1列目にロンゴノット、2列目にアジュバント、タイセイポリシー、ラブリーエンジェル、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド3点でもOK)。あとは馬連を押さえる。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲△(ラブリーエンジェル)ー○▲△△△×××(18点)

馬連:◎ー○▲△(ラブリーエンジェル)(3点)

ここは軸として信頼できそうだった◎ロンゴノットから相手に人気薄で面白そうだったアジュバント、タイセイポリシー、ラブリーエンジェルを置いて勝負。特にアジュバンドは人気が全くなかったので、そこを一番厚めに買い、単でも50倍以上ついていたので、単勝も100円だけ購入。結果はアジュバンドこそ来なかったものの、タイセイポリシー、ラブリーエンジェルが同居するナイスな形でした。

3着争いはタイセイポリシーとニシノレオニダスが並んでゴールし、どちらが3着か分かりませんでしたが、写真判定の結果、2列目に置いていたタイセイポリシーが先着。逃げ馬で出遅れるという不運が起こった直後に、際どい写真判定を制すという幸運が起こるという競馬の真理を見た気がしました。こういうことがあるとつくづく一喜一憂せずに大局的な視点から馬券を買えるかが重要だなと感じます。

≪京都11レース シルクロードステークス 勝負度D(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★☆)≫

◎⑭セイウンコウセイ(10番人気5着)
○⑤ダイシンバルカン
▲③モズスーパーフレア
△⑬ディアンドル
△②カラクレナイ
△①レッドアンシェル
×⑧アウィルアウェイ(3番人気1着
×⑥エイティーンガール(6番人気2着
×⑨ラヴィングアンサー
×⑯ハッピーアワー
×⑱ダイメイプリンセス
×⑩ペイシャフェリシタ
×⑫ジョイフル

ここは3連複で1列目にセイウンコウセイ、2列目にダイシンバルカン、モズスーパーフレア、ディアンドル、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド3点でもOK)。あとは馬連を押さえる。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲△(ディアンドル)ー○▲△△△×××××××(30点)

馬連:◎ー○▲△(ディアンドル)(3点)

ここは内、前決め撃ちで、セイウンコウセイからモズスーパーフレア、ダイシンバルカン、ディアンドルへ。ワイド3点をまず買い、3連複は高めのダイシンバルカン絡みに絞って購入。4コーナー~直線入り口では結構、夢を見ました。

直線入り口ではモズスーパーフレア→セイウンコウセイ→ダイシンバルカンの順番だったので、そのままー!と思いましたが、ダイシンバルカンが先に失速。それでもモズスーパーフレア、セイウンコウセイが後続を大きく引き離していたので、ワンツーなるかと思いましたが、ゴール手前で差されて4、5着。惜しかったです。

内、前なのか、外、後ろなのか。競馬はそこまで単純なものではないですが、波乱が起こる時は意外なほどシンプルに決まることがあるので(特に京都芝1200mは馬場や展開よって両極端に分かれることがしばしば)、リスクを取って内、前で決め撃ちして買えたこと自体は良かったのかなと思います。

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