@h_r_p_studio さんの写真。)

天皇賞(春)2019の枠順確定後の見解です。

1、2番人気に支持されそうなフィエールマンは7枠10番、エタリオウは2枠2番に入りました。そのほかユーキャンスマイルは6枠9番、メイショウテッコンは4枠5番、グローリーヴェイズは5枠7番です。早速、確定した枠順をもとに展開、隊列を予想していきたいと思います。

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天皇賞(春)2019の枠順

まずは確定した枠順から。

◆天皇賞(春)2019の枠順

1番人気に推されそうなフィエールマンは7枠10番(エタリオウが2枠2番の好枠を引いたので、僅差での1番人気と予想しています)。菊花賞を制した時が6枠12番だったので、似たような枠順といえるでしょうか。今年の天皇賞(春)は13頭立ての少頭数。やや外目の枠とはいえ、そこまで神経質にならなくていいでしょう。

2番人気が予想されるエタリオウは2枠2番。外より内の方がいいのは間違いないですが、スタートがそこまで速くないので、乗り難しさはややあるのかなと。それでも13頭立ての少頭数で、馬群がややバラけそうなので、内で詰まるリスクをそこまで心配する必要はないでしょう。京都の長距離戦は直線でバラけますしね。それよりも今年の重賞成績が【1.3.0.19】(勝率4.3%、連対率17.4%、複勝率17.4%、単回収率11%、複回収率20%)と全く振るわないM・デムーロ騎手が心配です。

3番人気が予想されるユーキャンスマイルは6枠9番。鞍上は岩田騎手ですし、ある程度は内に意識を入れて乗ってきそう。昨年のレインボーラインのように道中は馬群の中で我慢して、直線で空いたスペースに突っ込むイメージでしょうか。可もなく不可もなくの枠順と見ています。

京都の長距離戦は一般的に枠順バイアスが顕著に出がちですが、開幕週の競馬を見ていても極端に内有利ではないですし(それよりも高速馬場への対応力が重要)、今年は13頭立ての少頭数でもあるので、「内枠=有利、外枠=不利」とそこまで決めつけない方がいいでしょう。

天皇賞(春)2019の展開、隊列予想

確定した枠順をもとに予想した隊列が以下の通り。

◆天皇賞(春)2019の隊列予想図

逃げるのは逃げ宣言をしているヴォージュ。昨年の札幌日経オープンでは道中から先頭に立って押し切り、2走前の万葉ステークスは逃げ切り勝ち。前走阪神大賞典は控えていいところがなかったので、今回はハナは絶対死守したい気持ちで乗ってきそう。和田騎手ですし、おそらくその気持ちが強いでしょう。

2番手は行ければ行きたいロードヴァンドール。大外枠を引きましたが、横山典弘騎手は一発を狙って逃げの手を打ちたいはず。ただし、内のヴォージュが行けば、無理せず2番手に留まり、ペースが落ちたとことで阪神大賞典のように先手を奪いに行くかもしれません。いずれにせよ展開のカギを握るのは本馬になりそうです。

日経賞を逃げ切ったメイショウテッコンは前の2頭を追いかけず、単独3番手の形。逃げれるかどうかよりも、自分のリズムで走れるかが重要なので、福永騎手はコンタクト重視で乗ってくるでしょう。外から被されずに単独3番手に収まるなら悪くない形でしょう。後続の仕掛けを待ってしまうと分が悪くなるので、4コーナーで先頭に並びかけてセーフティリードを2、3馬身作れるのが理想でしょうね。

上位人気に推されるフィエールマン、エタリオウ、ユーキャンスマイルはすべて後方待機。馬群一団だった菊花賞とは異なり、縦長馬群になると予想しているので、フィエールマン、エタリオウは自ずと早めのスパートを強いられそうです。

天皇賞(春)2019の枠順確定後のイチオシ馬は…

今年の天皇賞(春)は非常に難しいですね。

4歳勢が中心になるのは間違いないものの、昨年の菊花賞は非常に特殊な展開で、あの結果をどこまで信用していいのか。実績が未勝利勝ちのみのエタリオウ、過去に一度も本命に推していないフィエールマンから入ってハズせば後悔するだけなので、今年は想定通りの人気ならこの穴馬に託してみようかと思います。

◎パフォーマプロミス

ベタに前残りで◎ロードヴァンドールも考えましたが、意外と人気の盲点になるのは本馬かと。メンバー中、重賞で2勝以上を挙げたことがあるのは、パフォーマプロミスとメイショウテッコンのみ。4歳勢に対抗できるとすれば、本馬しかいない気がします。

昨年の宝塚記念では単勝8.5倍と普通に上位人気の一角という扱いを受け、昨年の有馬記念でも7番人気とそれなりに売れていた馬。今回はその宝塚記念、有馬記念よりも明らかにメンバーレベルが低い中、その2戦以上に人気を落としそうなのがまず魅力。

直近2走に関していえば、有馬記念はC・デムーロ騎手の騎乗が酷く、京都記念は直線で伸びないラチ沿いを通ったのが敗因。これまで芝2400m以上は【3.2.1.1】。長距離への適性は高いと見ていいでしょう。時計の出る馬場も◎。

道中も前過ぎず後ろ過ぎずの位置になりそうですし、父ステイゴールドも天皇賞(春)と相性のいい血統(昨年のレインボーライン始め、フェノーメノ、ゴールドシップなど)。今最も旬なノーザンファーム×北村友一騎手のラインで平成最後のG1を締めくくるのもいいのではないでしょうか。

以上、天皇賞(春)2019の枠順確定後の見解でした。