@h_r_p_studio さんの写真。)

天皇賞(春)2018の予想考察です。

天皇賞(春)2018の出走予定馬は、シュヴァルグラン、レインボーライン、ガンコ、クリンチャー、サトノクロニクル、アルバート、トーセンバジルなど。京都競馬場芝3200mで行われるG1戦です。15年と16年は◎カレンミロティックで的中している思い出深いレース(特に16年は○→◎→▲の大本線)。今年も当てましょう。

先週は福島競馬場に遠征。福島は何度か行ったことがあるのですが、震災以来、訪れたのは初めてかもしれません。

当日は天気も良く、Tシャツ1枚でも過ごせるほど。まさに競馬日和といった感じでした。

馬券のほうも上手く当たれば良かったのですが、午前中の狙ったレースを取れず、土曜日の貯金を徐々に切り崩す形に。一番、買いたかった東京6レースは◎エピックアンがハナ差の4着。マイナスになりかけたのですが、その直後の福島7レースで3連複273倍が的中。先週同様に競馬はいつ当たるか分からないことを痛感しました。

≪東京6レース 3歳500万下 勝負度B(自信度★★★★☆ 妙味度★★★☆☆)≫

◎⑩エピックアン(5番人気4着)
○⑧ヴァルディノート<次走注目>(2番人気3着)
▲⑨スターリーウォリア
△④エクレアハンター
△⑦トキノパイレーツ(6番人気1着)
△①クリスエステソーロ
×⑤サンティーニ

前開催の東京ダート1600mの3歳500万下では、勝負度Bで◎イダペガサスから入って的中するなど、個人的に得意にしている条件。ここは能力が1頭抜けているにも関わらず、その馬が当日朝時点で6番人気。人気を集めている未勝利勝ちのサンティーニ、タイムランクEの新馬勝ちシールートは明らかに弱そうで、妙味のあるレースだろう。

本命はエピックアンの能力がアタマひとつ抜けているはず。前走はタイムランクAのイダペガサス組で4着に健闘。上位3頭には離されたものの、イダペガサス(昇竜ステークス4着)、マイネルユキツバキ(500万下勝ち)、マリームーンでは相手が悪かったとしか言いようがなく、今回の低レベルなメンバーなら本馬が逆に2着以下を突き放すだろう。しかも前走は東京ダート1600mで不利な1枠1番。今回はレース運びのしやすい外目の枠を引き、普通に回ってくれば、勝ち負け濃厚だろう。

相手は次走注目馬のヴァルディノート。前走は前残り決着の中、外を回って差し届かずの4着。直線で鞍上の戸崎騎手がちゃんと追っていなかったのもあり、消化不良の競馬だった。今回は前に行きたい馬がズラッとそろったので、能力をフルに発揮できるだろう。

スターリーウォリアは距離延長に対応できるかがカギ。2走前の沈丁花賞の走りを見ると、距離が1ハロン伸びてプラスになるとは思えず、人気を背負いそうだが、逆流に飲み込まれて失速する可能性はあるか。

エクレアハンターは2走前だけ走れば、能力的には通用する。前走は控えたことが裏目に出た印象なので、思い切って行き切れば、巻き返しがあるかもしれない。

トキノパイレーツは芝でも買ってきた馬だが、本質的にはダートのほうが良さそう。未勝利勝ちの内容が良く、時計を少し詰められれば、上位争いに加わってもいい。

馬券はエピックアンからどう買うかが難しいが、シンプルに馬連で買ってみたい。本線はトキノパイレーツまで。当日朝現在、複勝3倍以上ついているのですが、もし本当につくなら複勝も押さえておいていいかもしれません。

【参考買い目】

馬連:◎ー○▲△△△×(5点)…本線はトキノパイレーツまで

馬単:◎→○▲△△△×(5点)…同上

≪福島7レース 500万下 勝負度D(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★☆)≫

◎⑭ナンベーサン<次走注目>(7番人気2着
○⑩トウショウデュエル
▲①ワンダーグロワール(1番人気3着
△⑮タイキラメール
△⑥エイシンスペード
△⑯スナークライデン
×⑫タイキレガトゥス
×⑨ヴォーガ(5番人気1着
×⑦リネンマックス
×④メイショウアバラガ

本命は次走注目馬のナンベーサン。前走は中山ダート1200mで不利な内枠発走。終始揉まれるタフな競馬だったが、しぶとく踏ん張っており、短距離だと最後まで集中して走れている感じ。今回はレース運びのしやすそうな枠に入り、前々で立ち回ることができれば、上位争いしてもいいのではないか。

相手は現級で惜敗続きもトウショウデュエル、ワンダーグロワールでいいだろう。

馬券は3連複で1列目にナンベーサン、2列目にトウショウデュエル、ワンダーグロワール、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド2点でもOK)。本線はエイシンスペードまで。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲ー○▲△△△××××(15点)…本線はエイシンスペードまで

トータルではプラスで終われたものの、予想としてはあまり良くなかったので、また今週末に頑張りたいと思います。天皇賞(春)は混戦ムードですし、気合いの入る一戦です。

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天皇賞(春)2018の予想のポイント

リピーターが生まれやすい

長距離戦は一般的にリピーターが生まれやすく、この天皇賞(春)も例外ではありません。

◆過去5年の天皇賞(春)の3着以内馬(13~17年)

過去5年で2回以上、3着以内に好走したことがあるのは、

フェノーメノ(13年1着→14年1着)
カレンミロティック(15年3着→16年2着)
キタサンブラック(16年1着→17年1着)
シュヴァルグラン(16年3着→17年2着)

の4頭。

キタサンブラックやシュヴァルグランの活躍を見ると、「強い馬が結果を残しただけ」とも言えますが、2年連続で本命に推したカレンミロティックは15年が10番人気、16年が13番人気での激走。実績的には見劣る立場でしたし、コース適性、長距離適性の高さで好走した馬といえるでしょう。

長距離戦で必要なスタミナ、持続力は年齢を重ねても衰えが緩やかなので、長距離戦に適性がある馬は同一レースで何度も走る傾向があります。フェイムゲーム、アルバート、トウカイトリックなどの長距離戦における息の長い活躍を見ても、それは明らかです。

今年の天皇賞(春)には2年連続で3着以内に好走しているシュヴァルグランが出走。前走大阪杯はいかにもトライアル的な感じでしたし、巻き返しには要注意でしょう。

超絶内有利の反則馬場ではない

この時期の京都開催は超絶内有利の反則馬場になりやすく、実際、私も過去の天皇賞(春)において外枠に入った人気馬をたびたび軽視してきました。

◆天皇賞(春)で外枠(7、8枠)に入って馬券圏外に敗れた馬たち
16年1番人気12着ゴールドアクター(8枠17番)
15年1番人気7着キズナ(7枠13番)
14年1番人気4着キズナ(7枠14番)
12年1番人気18着オルフェーヴル(8枠18番)
09年1番人気9着アサクサキングス(8枠17番)

ご覧の通り、1番人気に推されながら馬券圏外に敗れた馬がズラリ。すべてがすべて敗因を「外枠だったから」の一言では片づけられませんが、一要因であったのは間違いないでしょう。

ただし!

先週の京都の開幕週は、

例年通りの高速馬場も、直線は内よりも中ほどがよく伸びている

印象を受けました。内が決して悪いわけではないのですが、内より中ほどのほうがよく伸びており、差しが届かないわけではない。マイラーズカップはペースが流れたこともありますが、じっと脚を溜めて馬場の真ん中を通ってきた福永騎手&サングレーザーの差し切りでした。

今週は週半ばの天気が怪しく、木曜日や金曜日に雨が降り、時計が少しでもかかるようになれば、その傾向はより強くなるのではないでしょうか。

◆天皇賞(春)2018週の京都の天気予報

「天皇賞(春)は内枠を買っていれば当たるレース」
「1枠はベタ買いでも単・複回収率100%超」

データや過去の結果を見る限りはそう言えますが、それはもう多くの人が気づいてしまったこと。京都長距離重賞の内枠では天皇賞(春)や菊花賞で美味しい思いをたくさんしてきましたが、だからこそ今後も当て続けるためにマインドを変えていこうと思っています。先週の京都のレースを見ても、今年は超絶内有利の反則馬場ではないでしょう。内枠に入った馬を割り引くつもりはないですが、絶対視はしません。

天皇賞(春)2018の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 シュヴァルグラン 3.6
2 レインボーライン 5.9
3 クリンチャー 6.3
4 ガンコ 8.5
5 アルバート 9.0
6 トーセンバジル 9.3
7 サトノクロニクル 11.3
8 チェスナットコート 19.1
9 スマートレイアー 30.0
10 カレンミロティック 39.8

1番人気はシュヴァルグラン。天皇賞(春)は16年3着、17年2着と2年連続で好走中。前走大阪杯では13着と久しぶりに崩れましたが、いかにもトライアル的なレースでしたし、条件が変わり、「巻き返し濃厚」と見る向きが多そう。大阪杯の敗戦だけで人気を大きく落とすことはないでしょう。単勝は3倍台後半と予想します。

2番人気はレインボーライン。前哨戦の阪神大賞典ではサトノクロニクル、クリンチャー、アルバートを抑えて勝利。あまり人気になるタイプではありませんが、実績、メンバー的に今回は人気を背負う立場になりそう。単勝は5倍台後半くらいでしょうか。

3番人気はクリンチャー。鞍上が誰になるかにも寄りますが、菊花賞2着以降は京都記念1着→阪神大賞典3着と本格化の気配。近走の安定感から鞍上が誰になろうがそれなりの支持を集めるでしょう。

以下、ガンコ、アルバート、トーセンバジル、サトノクロニクル、チェスナットコート、スマートレイアー、カレンミロティックと続くでしょうか。

天皇賞(春)2018のイチオシ馬は…

高松宮記念~皐月賞では、

高松宮記念 ファインニードル(2番人気1着
大阪杯 アルアイン(2番人気3着
桜花賞 リリーノーブル(3番人気3着
皐月賞 エポカドーロ(7番人気1着

とここで推した馬がすべて3着以内に好走。天皇賞(春)も続きたいですね。現時点での本命候補は、

チェスナットコート

です。

父ハーツクライ×母父クロフネという成長力のある血統。ハーツクライ、クロフネの血が入った馬は「気づいたら強くなっていた」ということがたびたびあり、父ハーツクライだとジャスタウェイ、シュヴァルグラン、スワーヴリチャード、父クロフネだとカレンチャン、スリープレスナイト、テイエムジンソクなどが代表例でしょうか。本馬はその両方の血を引いており、年明けからの2連勝、重賞初挑戦の日経賞で2着に好走したのも頷けます。まだまだ強くなりそうな雰囲気があり、本番で日経賞勝ち馬ガンコとの着順が入れ替わる可能性はありそう。ガンコを負かせば、ガンコがそもそも有力馬ですからチェスナットコートが天皇賞(春)で勝ち負けしても不思議ではないでしょう。鞍上は京都の長距離戦なら日本一上手い蛯名騎手。前哨戦を見た段階では「本番で一番買いたい」と思った馬なので、人気はなさそうですが、本命を打つかもしれません。

以上、天皇賞(春)2018の予想考察でした。