(@h_r_p_studio さんの写真。)
天皇賞(春)2017の予想考察です。
昨年は…
1着○キタサンブラック(2番人気)
2着◎カレンミロティック(13番人気)
3着▲シュヴァルグラン(3番人気)
と大本線だったレース。
今年は2強ムードで堅い決着になりそうですが、確定した枠順から展開、隊列を占っていきましょう。
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天皇賞(春)2017の展開、隊列を占う
まずは確定した枠順から私が考える隊列を図に表してみました(以下参照)。
ポイントは、スタートセンス、二の脚ともに速いキタサンブラックが2枠3番の絶好枠を引き、できれば前々で粘り込みを図りたいゴールドアクター、ヤマカツライデンが外目の枠を引いたことでしょうか。
これは大阪杯の状況と少し似ており(大阪杯でも前に行きたいロードヴァンドール、マルターズアポジーがキタサンブラックより外目の枠だった)、前々で粘り込むを図る馬にとっては序盤に脚を使う形になりそう。そうなると馬群はやや縦長になり、キタサンブラックが絶好のインで器用に立ち回る…という展開になる気がします。
2周目の向上面からは馬群が徐々に詰まっていき、キタサンブラックも早め早めの進出。それに連れられるようにしって外からサトノダイヤモンドも上がっていく感じでしょうか。後半は結構な消耗戦になりそう。直線入り口ではキタサンブラックが早くも先頭へ。前々で粘り込みを図った馬たちは飲み込まれて、キタサンブラックより後ろで運んだ馬たちが追い上げてきそうです。
過去2年、枠と立ち回り力を評価して◎カレンミロティックでしたが、今年はそう簡単に立ち回り力だけで粘り込めるレースにはならないでしょう。前々で運べなかったとしても、追われてからしぶとく伸びてこれる馬であれば、チャンスはある気がします。
現時点で一番面白いと思うのは、
ファタモルガーナ
です。週半ばに去年の天皇賞(春)のレース映像を見返して、「こんなにいいレースしていたのか」とちょっとビックリした馬。内有利の中、外々を回って3着シュヴァルグランから0.3秒差、6着アルバートとタイム差なしでした。あれだけ走れるのであれば、枠順と勝負どころの仕掛けひとつで、シュヴァルグラン、アルバートとの逆転はあっても良さそう。枠順は3枠5番。シュヴァルグラン、アルバートより内に入りました。最近、存在感のない鞍上ですが、腕はあるわけですし、キタサンブラックの後ろでじっと待機して、一緒のタイミングで上がっていけば、見せ場以上があってもいいはずです。カレンミロティックの例を見ても年齢は関係ないでしょう。
以上、天皇賞(春)2017の予想考察でした。