@h_r_p_studio さんの写真。)

セントライト記念2018の予想考察です。

セントライト記念2018の出走予定馬は、レイエンダ、ギベオン、コズミックフォース、ジェネラーレウーノ、オウケンムーン、ブレステイキングなど。中山競馬場芝2200mで行われる3歳限定のG2戦。1~3着馬に菊花賞への優先出走権が与えられるトライアルレースです。

※今週の地方重賞は戸塚記念(SI)ですが、火曜日の霧島賞は毎年買っていて能力差がハッキリして分かりやすいレースでもあるので、イレギュラーですが、他地区の重賞2つ(秋桜賞、イヌワシ賞)、川崎メイン・長月オープンと合わせてnoteのほうに直接掲載します(予想および参考買い目は当日の12時ごろまでに掲載します)。

秋競馬1週目は「秋競馬1週目の結果と2場開催について」で書いた通りなので簡単に。

全体的にはボチボチと当たり、悪くない週末だったかと思います。悔しいという意味では紫苑ステークスですが、3、4着争いは運の要素が強いので、自分の力でなんとかならなかったのかと思うのはエニフステークスでしょうか。

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≪阪神11レース エニフステークス 勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫

◎⑨ハヤブサマカオ―(5番人気2着
○⑮スマートアヴァロン
▲⑤コウエイエンブレム
△⑫エポック
△⑭ディオスコリダー
△⑧メイショウヒサカタ
×⑦アキトクレッセント(7番人気3着
×⑬リョーノテソーロ

ここはハヤブサマカオ―の復活に期待。前走天保山ステークスは外々を回りながらハイペースについていったことを考えれば、決して悪くない内容。自分の競馬に持ち込めば、古馬相手のオープン特別なら通用するメドは立ったといえる。今回はメンバー的に逃げ、先行勢が不在。鞍上が藤岡祐介騎手なら思い切って行ってくれそうで、久しぶりに自分の形に持ち込めるのではないか。2歳時のなでしこ賞では道悪でレコード勝ち。道悪もプラスに働きそうだ。

相手はまずスマートアヴァロン。前走天保山ステークスではハヤブサマカオ―に先着しての3着。斤量差は6キロ→4キロ差と縮まるので、引き続き本馬優位なのは間違いない。ただ道悪で前が止まらない可能性はあり、全幅の信頼だけは避けたいところ。

ひと息入れたコウエイエンブレムは本来の走りができれば、巻き返し濃厚と見てよさそう。かつては今回、人気を集めているスマートアヴァロンに完勝歴もあり、オープン特別なら能力上位の存在。展開、馬場ともに味方するのではないか。

エポックは被されずにスムーズな先行策を打てるかがカギで、6枠12番と外目の枠を引けたので自分の力は発揮できそう。鞍上的にも前々で運んでくれるだろう。

馬券は3連複で1列目にハヤブサマカオ―、2列目にスマートアヴァロン、コウエイエンブレム、エポック、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド3点でもOK)。本線はアキトクレッセントまで。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲△(エポック)-○▲△△△×××(18点)…本線はアキトクレッセントまで

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勝ち馬を押さえてないので惜しくはないですが、改めて考えると取れなくもないレースだったかと。スマートアヴァロンは少し怪しい気もしましたし、ここは◎ハヤブサマカオーから2、3列目ともに手広く流して高め待ちをすべきでした。勝ち馬メイショウウタゲも道悪実績あり、馬群を捌けるタイプだったので押さえるべきでしたね。

荒れる(人気馬が怪しい)と思ったら手広く。堅いと思ったら絞ってズドン(先週の勝負度Cの阪神8レースやながつきステークスのように)。今週末はその辺の割り切りをもう少し意識していきたいと思います。

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セントライト記念2018の予想のポイント

レース攻略のカギはコースにあり

セントライト記念が行われるのは中山芝2200m。この中山芝2200mは非常にクセものでして、同じ中距離の中山芝1800mや2000mと違って外回りコースで行われます(以下参照)。

◆中山芝2200mのコース図

ホームストレッチの直線入り口からスタートし、グルッと1周してゴールへ。内回りと比べると2、3コーナーが緩やかで、かつ2コーナー過ぎから3コーナーまで終始下り坂になるため、オン・オフの切り替えが起こりにくく、一定のラップを淡々と刻むことが多いコースです。

つまり要求されるのは、立ち回り力や瞬発力ではなく、バテずに長くいい脚を使える持続力。ポテンシャル勝負になりやすいと言い換えてもいいですね。

過去のセントライト記念の3着以内馬を見ても、トーセンラー(天皇賞・春2着)、フェノーメノ(天皇賞・春連覇)、スカイディグニティ(菊花賞2着)、キタサンブラック(菊花賞&天皇賞・春連覇)など長距離G1で活躍した馬がズラリと並んでいます。

今開催の中山芝は時計が非常に速く、コテコテの持続力勝負にはならないかと思いますが、逃げ、先行勢がそろったこと、レースの性質(菊花賞への権利を取りたい馬が早めに動く)を考えると、レース傾向通りの持続力勝負になると見ていいでしょう。

ロベルトの血が入っていれば、要注意!?

「持続力勝負になる」ことと共通していますが、血統面ではロベルトの血を持った馬の活躍が目立っています(以下参照)。

◆過去5年のセントライト記念3着以内馬の血統(14年の新潟開催を除く)

上にまとめたのは過去5年のセントライト記念3着以内馬の血統(14年の新潟開催を除く)。ご覧の通り、毎年最低でも1頭は父か母父にロベルトの血を持った馬が3着以内に好走しています。データはあくまでもデータですが、ロベルトの血を持った馬は基本的に持続力勝負、ポテンシャル勝負に強いので、本レースに合っているのでしょう。

セントライト記念2018の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 レイエンダ 2.4
2 ギベオン 5.9
3 コズミックフォース 6.4
4 ジェネラーレウーノ 7.0
5 アドマイヤアルバ 9.7
6 ブレステイキング 12.3
7 グレイル 14.5
8 オウケンムーン 17.8
9 ダブルフラット 22.1
10 タニノフランケル 29.6

1番人気はレイエンダでしょう。デビュー以来、3戦3勝。そのいずれもが圧巻の勝ちっぷりでしたし、ここはクラシック出走馬を押さえて人気を集めるはず。無敗馬はオッズに期待が上乗せされやすいので、単勝はこのメンバーに入ってもアタマひとつ抜けるはず。単勝は2倍台前半と予想します。

2番人気はギベオン。NHKマイルカップ2着馬ですが、3走前には芝2000mのフリージア賞を勝ち、2走前には芝1800mの毎日杯で2着に好走。距離延長はマイナス要素と見られてもそこまで嫌われないでしょう。単勝は5倍台後半と見ます。

3番人気はコズミックフォース。日本ダービーは16番人気3着と驚きの激走でしたが、今回は実績が評価されて売れるはず。振り返れば、すみれステークス以外はすべて3着以内に好走していますし、戦績から受ける印象もいいでしょう。単勝は6倍台前半くらいでしょうか。

以下、ジェネラーレウーノ、アドマイヤアルバ、ブレイステイキング、グレイル、オウケンムーン、ダブルフラット、タニノフランケルと続きそうです。

セントライト記念2018のイチオシ馬は…

セントライト記念は過去を振り返っても相性が良いので今年も楽しみです。第一印象はアドマイヤアルバかな?と思ったのですが、日本ダービーの内容がいかにも次走買いたくなる走りだったので、玄人売れしそうな予感。戦績から受ける印象もいいですし、少なくてもnetkeibaのようなオッズにはならないでしょう。おそらく盲点になるのでは?と思っているのは、

グレイル

です。

左回りの東京を除けば、新馬1着、京都2歳ステークス1着、皐月賞6着(上り最速タイで3着馬とタイム差なし)とすべてが好内容。まだキャリア5戦なので断定できませんが、現状は右回りの方がいいのでしょう。自分でレースを作れない弱みはありますが、立ち回り力や瞬発力よりも持続力が問われるのがセントライト記念。骨折休養明けですが、調教の動きはいいですし、初戦から動ける態勢と見てよさそう。本命に推すかは分かりませんが、馬券的には買いたいと思っている1頭です。

以上、セントライト記念2018の予想考察でした。