サンタアニタトロフィー2021(大井)の予想です。

サンタアニタトロフィー2021の出走馬は、ティーズダンク、グレンツェント、メイクハッピーなど14頭。大井競馬場1600mで行われるSIII戦。大井競馬場1600mで行われるSIII戦です。このレースは勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)を予定しています。

※メルマガ読者の方は月曜日に配信した「先週の重賞回顧」内にパスワードが掲載されています。

先週の平和賞がJBC前のラスト重賞かと思いきや、今年はJBC前日にサンタアニタトロフィーが組まれているんですね。平和賞が終わった後に気付きました。その先週に行われた平和賞は、

●平和賞(【平和賞2021予想】船橋1600mのSIII戦です
1着△ライアン(6番人気)
2着◎マイブレイブ(3番人気)
3着△ミスターブラスト(9番人気)

で北海道勢でも人気を集めていたノーズトゥテールではなく、未勝利勝ち直後のマイブレイブに本命を打ち、また伏兵ならミスターブラスト(9番人気)orキャッスルブレイヴ(8番人気)と書き、ミスターブラストが3着に入り、3連複万馬券を的中することができました。

平和賞の前に行われた2重賞も

●エーデルワイス賞(【エーデルワイス賞2021予想】門別1200mのJpnIII戦です
1着○スピーディキック(3番人気)
2着×ヒストリックノヴァ(1番人気)
3着◎エイシンヌプリ(5番人気)

●埼玉新聞栄冠賞(【埼玉新聞栄冠賞2021予想】浦和2000mのSIII戦です
1着○タービランス(1番人気)
2着◎ハイランドピーク(6番人気)
3着×リッカルド(4番人気)

と本命馬はもちろん相手含めて見立て通りしっかりと拾えているので、この良い流れでJBCウィークも乗り切りたいですね。

まずは前日のサンタアニタトロフィーを景気付けにサクッと当てましょう。

サンタアニタトロフィー2021の予想と見解です

サンタアニタトロフィーと言えば、真夏の大井マイル重賞として定着し、よく外でビールを飲みながら現地観戦していたのを思い出すが、昨年からマイルグランプリと開催時期が入れ替わり、秋の抜け穴重賞的な位置付けに。

今年のメンバーを見渡しても、JBCスプリントでは敷居が高い南関東勢がここに駒を進めてきた印象が強く、ティーズダンク、グレンツェント、トロヴァオなど、目新しさがあまりない、お馴染みの勢力による争いとなった。

サンタアニタトロフィーはハンデ戦ではあるが、斤量差がほとんどない組み合わせ(地方重賞のハンデ戦はJRAのようなハンデキャッパーがいないのか、斤量差がなぜかあまり出ない)。ここは純粋に能力が高く、大井1600mへの適性に秀でている馬が好走するレースになるのではないか。

先週の平和賞は波乱含みと判断して多点買いで成功したものの、ここは一転して真逆の戦法でスナイパー的に仕留めたい。それでは予想にいきましょう。本命は個人的にも相性のいい

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ティーズダンクを信頼する

前走オーバルスプリントでは

これまでどんな競馬場でもどんな距離でも走っているようにレースセンスの塊のような馬。とりわけ古馬になってからは先行策も打てるようになり、自由自在に立ち回れるのが最大の魅力。今回、上位人気に推されるであろうラプタス、サクセスエナジー、アランバローズらは注文がつくタイプなので、相手に合わせてレースを組み立てられる本馬の良さが生きるレースになるのではないか。

ダートグレードは19年全日本2歳優駿3着以来になるが、2走前のマイルグランプリではグレンツェント、モジアナフレイバーらを下し、前走スパーキングサマーカップではサルサディオーネと大接戦。ダートグレードに入っても決して見劣ることはないはずだ。

と書いて本命に推したが、3着以下を大きく引き離しての5番人気2着に好走。

この馬のレースセンスの良さを生かせば、トリッキーな金沢1400mのJBCスプリントでもJRA勢に一泡吹かせる可能性はあったはずで、こちらに回ってくるならこれは落とせない一戦だろう。

このメンバー、枠順なら内からハナに拘りそうなサンロアノークの外目2、3番手を追走し、あとは横綱相撲だろう。正直、相手が強ければ強いほど良さが生きるタイプも、ここはグレンツェント以外に負ける要素が見当たらない。

相手はグレンツェントが最有力

南関東のマイル重賞では無類の強さを発揮しており、同条件では【2.4.2.1】と抜群の安定感を誇っている馬。ここは枠順の並び的にもティーズダンクのお尻を追いかければいいだけなので、レース運びはしやすく、大崩れするシーンが思い浮かばない。2走前のマイルグランプリでは勝ち馬ティーズダンクからタイム差なしの2着に好走。今回は本馬の方が斤量1キロ軽いことを考慮すると、逆転のシーンまであってもいいだろう。

3番手はトロヴァオの巻き返しが怖い

直近5走はすべてダートグレードで、それも適性外のレースに出走するなど、結果が出なかったのは仕方がない。ダートグレードを除く、直近の地方重賞では

スパーキングサマーカップ3着
マイルグランプリ4着
フジノウェーブ記念1着

と常に上位争いに加わっており、低レベルな地元馬同士の一戦なら再び輝きを取り戻すのではないか。南関東で1~4枠【4.3.3.6】、5~8枠【0.1.1.14】の内枠巧者でもあり、久しぶりに4枠5番と内寄りの枠を引けたのもプラスだ。

メイクハッピーは2走前のスパーキングレディーカップで2着に好走した実力馬。長期休養明けの前走アハルテケステークスも着順ほど負けておらず、年齢的に南関東でもうひと花があってもいい。中間にしっかりと乗り込まれており、動ける態勢にはありそうで、あとはとにかく揉まれ弱いので、外から被されないポジションを取れるかだろう。

大穴で少し気になるのはクロスケ。鞍上的に勝負気配が薄いのかもしれないが、4走前の大井1600mで行われた隅田川オープンではワークアンドラブの2着に好走しており、当時だけ走れれば、このメンバーなら馬券圏内に届いてもいいのではないか。紙面を見る限り、ノーマークになりそうなので軽く押さえる価値はあるだろう。

マースインディはマイルグランプリでティーズダンク、グレンツェントに完敗だったものの、当時3~5着に入ったのはモジアナフレイバー、ワークアンドラブ、キングガンズラングというビッグネームで、それらに匹敵する馬が不在のここなら上位2頭から離されての3着なら望みはあるだろう。

最後にハルディネロ。今回は同型・サンロアノークとの兼ね合いがカギも、2走前のオーガスト賞では差して2着に好走しており、被されなければ、力を発揮できるタイプ。ここは外のティーズダンクのプレッシャーが厳しいかもしれないが、ハナか単独2番手の形を作れれば、粘り込みがあってもいい。

サンタアニタトロフィー2021の印

◎⑪ティーズダンク
○⑭グレンツェント
▲⑤トロヴァオ
△④メイクハッピー
△⑨クロスケ
△⑩マースインディ
×⑧ハルディネロ

1番サブノクロヒョウ…近走は得意の長距離戦でも活躍できず。5走前の大井1600mで行われた隅田川オープンでも6着に敗退しており、苦戦必至だろう。

2番サンロアノーク…行き切れる強みはあるものの、大井1600m重賞では20年サンタアニタトロフィー14着、21年マイルグランプリ10着とどちらも大敗。直線入り口でティーズダンクに交わされたところでお役御免になるのでは。

3番コパノジャッキー…大井で条件戦を連勝していた頃は南関東に新星マイラー誕生の予感を抱かせたが、蓋を開けてみたら重賞で壁にぶつかっている。近走は以前ほどの勢いもなく…

6番ゴールドホイヤー…実績的には走っても不思議ではないが、前走冨士見オープンの走りがあまりにも酷い。どうも古馬になってパワーアップした印象がないので、このまま萎む予感がする。

7番リコーシーウルフ…サンタアニタトロフィートライアル勝ち馬も、2着ミヤジフランガン、3着ジェミニズでは相手に恵まれての勝利だろう。重賞で壁にぶつかるはず。

12番ドーヴァー…正直、高知のC3あたりに落ちない限り、好走するのは難しいだろう。

13番トーセンレビュー…レースセンスのいいトーセンブライト産駒で浦和やトリッキーな他地区の競馬場向き。内回りとは言え、大箱の大井コースでは本馬の良さが生きない。

サンタアニタトロフィー2021の買い目

ここは普通に考えて◎ティーズダンク○グレンツェントのワイドで堅いのではないでしょうか。このメンバー、条件で同じレースを10回やれば、9回はその2頭が3着以内に同居するくらいの確率と見ているので、17時30分現在、ワイド2倍前後でさえ「こんなにつくの?」というのが率直な感想です。回収率度外視で相手を手広く流せば、当たるような気がしますが、馬券は当てるものではなく儲けてこそなので、多少のリスクを取って相手は印を打った5頭に期待します。本当にワイド2倍つくなら保険的にワイドを押さえるもアリですが、たぶん1.5倍前後に落ち着くでしょう。

【参考買い目】

3連複:◎ー○ー▲△△△×(5点)…本線はメイクハッピーまで

3連複でティーズダンク、グレンツェントから印を打った馬へ(ワイド1点でもOK)。3列目はトロヴァオ、メイクハッピーが本線で、心情的にはほぼ3連複2点くらいのつもりです。とりわけトロヴァオはオッズ妙味がありそうなのでしっかりと買いたいですね。3連単を買うなら◎○→◎○→印でしょうか。

サンタアニタトロフィー2021の予想でした。