エーデルワイス賞2021(門別)の予想です。

エーデルワイス賞2021の出走馬は、JRAからブッシュガーデン、ナックドロップス、ヒノクニ、ヒストリックノヴァが出走。地方勢は、スピーディキック、スティールルージュ、レディーアーサー、スカーレットピースらが迎え撃ちます。門別競馬場1200mで行われるJpnIII戦。このレースは勝負度D(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★★)を予定しています。希望の枠に入っていれば、勝負度Cにしたかったのですが、枠順を見て勝負度を下げた感じです。ただ人気は間違いなくないので、楽しみではあります。

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エーデルワイス賞2021の予想と見解です

エーデルワイス賞は地方ダートグレードの中では地方勢(北海道勢)が圧倒的に優位なレース

過去5年のエーデルワイス賞出走馬をJRA勢と地方勢で分けると、

JRA勢【1.2.0.17】(勝率5%、連対率15%、複勝率15%、単回収率9%、複回収率22%)
地方勢【4.3.5.46】(勝率7%、連対率12%、複勝率21%、単回収率69%、複回収率77%)

とほぼすべての数字で地方勢がJRA勢を上回っている。

近年ではさすがに以前ほどJRA勢に人気が集中することはないものの、馬券的な妙味は依然として地方勢にある。

今年もJRA勢は総じて小粒なメンバー。7→2→11番人気と地方勢が上位独占して大波乱だった2年前のような決着も十分にあると見た。ここは1頭狙ってみたい爆穴がいるので、その馬から攻めてみたい。それでは予想にいきましょう。本命はエーデルワイス賞の穴パターンに合致しながら、いかにも盲点になりそうな

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エイシンヌプリが波乱の立役者になると見た

デビュー2戦目に初勝利を挙げて以降、勝ち星から遠ざかっているものの、近3走は

フローラルカップ→大外枠から出遅れて終始外々を回される
リリーカップ→前崩れの流れを4番手から早めに進出
フルールカップ→前残りの流れを中団から差して2着

と言い訳の利く敗戦が続いており、とりわけ2走前のリリーカップは非常に厳しい競馬を強いられていた。

今回はそのリリーカップ勝ち馬スピーディキックが上位人気に推されるはずだが、本馬も能力的に差はないはずで、オッズと能力のバランスを考えた時、狙うべきは本馬の方だろう。

また「フローラルCからの距離短縮組」はエーデルワイス賞の穴パターンで、過去5年を見ても、毎年のようにフローラルC経由組が上位争いを演じている。

20年5番人気3着マーサマイディア(フローラルカップ6着)
19年11番人気3着ミナトノヨーコ(フローラルC7着)
18年11番人気4着グレイアンジェラ(フローラルC7着)
17年2番人気1着ストロングハート(フローラルC2着)
17年10番人気3着リコーデリンジャー(フローラルC4着)
16年7番人気4着オーブスプリング(フローラルC1着)

16年と18年は馬券に絡まなかったものの、オーブスプリング、グレイアンジェラがあと一歩の4着。17年10番人気3着リコーデリンジャー、19年11番人気3着ミナトノヨーコと二ケタ人気だったフローラルC組が波乱を演出している。

おそらくエーデルワイス賞はJRA勢も加わって前傾ラップからのタフなレースになりやすいので、前走で長い距離を使われた方が最後までバテずに伸び続けられるのではないか。今年のフローラルC組は本馬しかいない。

これまでの主戦だった阪野騎手が上手く乗れていなかった面もあったので、落合騎手への鞍上強化でパフォーマンスをさらに上げてくる可能性もありそう。理想はもう少し内目の枠だったが、ノーマークになるなら外目の枠には目を瞑って買いたい。

相手はスピーディキックが堅実に走ってくると見た

とにかく追っての良さが魅力で、エーデルワイス賞でいかにも堅実に走ってきそうなタイプ。前走リリーカップは正直、展開に恵まれた面があったものの、今回のエーデルワイス賞もタフなレースになるはずなので、前走のパフォーマンスを素直に信頼していいのではないか。エイシンヌプリと一緒に外から伸びてくるシーンに期待したい。

3番手はレディーアーサーが侮れないか

前走イノセントカップの走破時計1分14秒8は、同条件のリリーカップなら掲示板レベルなので、リリーカップ>イノセントカップと判断して良さそうだが、休み明けでしっかりと勝ち切ったのは評価したいところ。テン良し、中良し、終い良しで自在に立ち回れるタイプなので、混戦でタフなレースになりやすいエーデルワイス賞向きだろう。◎エイシンヌプリ、○スピーディキックともに外から末脚を生かすタイプなので、同じく外枠に入って追って味のある本馬も上位に評価したい。

スティールルージュは前走リリーカップが逃げの手を打てず、またハイペースを外目3番手の厳しい位置取りになってしまい、負けるべくして負けたレース。それでも大きくバテているわけではなく、地力があるところは示した一戦だったと言えるか。今回も同型が揃って難しいレースになりそうだが、行き切れた時は巻き返しがあるかもしれない。過去5年で2勝を挙げている阿部龍ー角川の黄金コンビも怖い。

スカーレットピースは前走リリーカップで単勝1番人気に推された馬。人気を大きく裏切る結果に終わったが、力負けというよりアジアエクスプレス産駒らしい気難しさが出た面も。新馬のレースぶりからもっと走れるはずで、思い切った競馬でノーストレスで運べれば、ガラリ一変があるかもしれない。

ブッシュガーデンはJRA勢の中で最上位に評価。前走ヤマボウシ賞は初ダートで馬群に揉まれる厳しいレースを強いられたものの、直線に入って内からじわじわと伸びて4着に健闘。馬格はそこまであるわけではないものの、パワータイプに見えるので、ダート適性もあるのだろう。昨年のエーデルワイス賞ではヤマボウシ賞4着のミコブラックが2着に好走しており、ヤマボウシ賞でそれなりのパフォーマンスを見せていれば、このレースでも通用するか。

ナックドロップスはスタートセンス抜群の快速馬。1400mは気持ち長い印象を受けたので、距離短縮はプラスに捉えていいだろう。内にそこまで速い馬がいないので、ここも行き切ることはできるのではないか。

ヒストリックノヴァは初ダートの中山1200mで未勝利勝ち。勝ち時計1分11秒3は4回中山開催の良、稍重で行われた2歳戦では最速で、時計的には優秀な部類だった。今回は相手が一気に強化されるので半信半疑も、まだダートで底を見せていないので、押さえておいて損はないか。

エーデルワイス賞2021の印

◎⑫エイシンヌプリ
○⑩スピーディキック
▲⑪レディーアーサー
△⑧スティールルージュ
△⑦スカーレットピース
△②ブッシュガーデン
×⑤ナックドロップス
×⑬ヒストリックノヴァ

1番アマクミナイデヨ…内から行き切れば、多少の怖さはあるものの、このメンバーでは緩いペースにもならないだろう。甘く見たい。

3番ギンガレールウェイ…デビュー2連勝でまだ底を見せていないものの、今回は一気の相手強化。ここで壁にぶつかるのでは。

4番ヒノカミカグラ…フルールカップ、リリーカップともに大敗。このメンバーでは明らかに荷が重い。

6番ヒノクニ…初ダートなので絶対ないとは言えないが、九州産馬でそもそものポテンシャルに疑問。

9番ラッキーミーティア…前走ウィナーズチャレンジで4着に敗退。このメンバーでは荷が重い。

14番スティールノーヴァ…2走前のフルールカップでスティールルージュ、エイシンヌプリに完敗。このメンバーでは力不足だろう。

エーデルワイス賞2021の買い目

ここは◎エイシンヌプリが好走するなら、枠順と脚質が似ている○スピーディキック▲レディアーサーも突っ込んでくると見て、2列目はその2頭でいきたいと思います。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲ー○▲△△△××(11点)…本線はスピーディキック絡み

馬連:◎ー○▲(2点)…同上

馬単:◎→○▲(2点)…同上

3連複で1列目にエイシンヌプリ、2列目にスピーディキック、レディーアーサー、3列目に印を打った馬へ(ワイド2点でもOK)。本線はスピーディキック絡み。心情的には◎エイシンヌプリ〇スピーディキックのワイド1点くらいの気持ちです。あとは馬連、馬単を押さえる。

エーデルワイス賞2021の予想でした。