サンタアニタトロフィー2020（大井）の予想です。

サンタアニタトロフィー2020の出走馬は、ワークアンドラブ、グレンツェント、キャプテンキング、コパノジャッキー、ハルディネロなど16頭。大井競馬場1600mで行われるSIII戦です。このレースは勝負度Ｄ（自信度★★☆☆☆　妙味度★★★☆☆）を予定しています。

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サンタアニタトロフィー2020の予想と見解です

今年からマイルグランプリと開催時期を入れ替える形で秋に移動したサンタアニタトロフィー。

そのマイルグランプリはミューチャリーを筆頭にセンチュリオン、トロヴァオ、リッカルド、カジノフォンテン、ヒカリオーソなど、目移りするような好メンバーだったが、このサンタアニタトロフィーはマイルグランプリと比べると、モジアナフレイバーやノンコノユメの名前もなく、やや小粒なメンバー構成と言える。

人気の中心は昨年のマイルグランプリでワンツーを決めたワークアンドラブ、グレンツェントになりそうだが、ここはレースレベルがそこまで高くないと判断し、新興勢力の台頭に期待してみたい。それでは予想にいきましょう。本命は…

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コパノジャッキーが重賞初制覇を飾ると見た

あのコパノリッキーの全弟で、実績では兄に遠く及ばないものの、キャラはまさに瓜二つ。スムーズな先行策が打てるか、揉まれずに気分よく運べるかが何よりも大事で、その型にハマると勝利、ハマらないと敗戦とハッキリしている。近２走は外目をスムーズに追走し、４コーナーで早めの押し上げ。外から被されることがなかったため、本馬の力をいかんなく発揮することができた。

逆に２番ゲートから終始揉まれていたマイルグランプリは８着に敗戦。荒山調教師は「重賞の雰囲気に飲まれてしまった」と述べているが、直接的な敗因は揉まれたことだろう。今回は６枠12番。この枠なら外目からスムーズな追走が叶うのではないか。前走サンタアニタトロフィートライアルで負かしたダノンレジーナはプラチナカップでベストマッチョの３着、ＪＢＣレディスクラシックで４着に健闘。負かした相手を考えても、評価できる。

相手はこのメンバーならグレンツェントが堅実に走ってきそうだ

南関東に移籍して以降、マイル重賞では

19年マイルグランプリ２着
20年川崎マイラーズ１着
20年京成盃グランドマイラーズ３着
20年マイルグランプリ２着
20年スパーキングサマーカップ１着

【2.2.1.0】と素晴らしい成績を残している馬。今回は２走前のマイルグランプリと比べてもメンバーレベルは低いので、勝利まで見えてくるのではないか。鞍上も最近無双状態の森騎手。しっかりと仕事をしてくれるだろう。

３番手はハマれば、上位２頭を脅かす存在のワークアンドラブ

戦績にムラがあり、管理する荒山調教師も「走らせてみないと分らない」というコメントを毎回残しているように、気分が乗るかどうかの馬。昨年のマイルグランプリから勝利は遠ざかっているものの、今年のブリリアントカップでは負けて強しの３着に好走しており、まだ衰えたわけではないだろう。コパノジャッキー、ハルディネロともに荒山厩舎所属なので、本馬が内からハナを叩けば、外の２頭は無理に競いかけてこないはず。

キャプテンキングは長期休養明けからまだ本調子に戻り切っていない印象。それでも長期休養明けの川崎マイラーズでは３着に好走しており、近２走こそ案外でも侮ることは出来ない。

マイネルバサラは地方移籍後、やや期待ハズレも、３走前の多摩オープンの脚は素晴らしかった。同じシニスターミニスター産駒のワークアンドラブ同様に非常に難しいタイプだが、馬が嫌気を差さずに走ってくれれば、通用するだけのものはある。

アドマイヤゴッドは１ハロンの距離延長がカギになりそうだが、４走前の大井1600mで行われた隅田川オープンではリコーワルサーとタイム差なしの競馬。決して対応できないわけではない。

クロスケは南関東に再転入。ＪＲＡ在籍時に勝利を挙げられなかったものの、ラジオ日本賞２着、ブラジルカップ３着などの実績を残した。このメンバーなら能力的に見劣ることはなく、実績のある大井に戻って復活するかもしれない。

ハルディネロはここに来てメキメキと力をつけてきた。前走スパーキングサマーカップでは逃げの手に出たが、控えても競馬はできるタイプ。同厩・ワークアンドラブがハナを主張すれば、本馬は押さえる可能性大。

最後にトーセンブル。近走は長距離戦中心に使われているが、1600m以下【3.6.4.4】の戦績が示す通り、短い距離でも走れるオールラウンダー。終いは確実なので、前が潰れる展開ならひょっこり３着はあるかもしれない。

サンタアニタトロフィー2020の印

◎⑫コパノジャッキー
○⑦グレンツェント
▲⑤ワークアンドラブ
△⑨キャプテンキング
△⑧マイネルバサラ
△⑮アドマイヤゴッド
×⑩クロスケ
×⑯ハルディネロ
×⑥トーセンブル

１番マイネルクラース…ＪＲＡ時代のイメージだとマイルは短い。近２走の結果、長期休養明けを考えると手が出ない。

２番ミキノトランペット…地方移籍後は苦戦続きで…

３番スウィングビート…ＪＲＡ時代の実績から南関東重賞なら通用しても不思議ではないが、現実的に転入初戦の千葉ダートマイルは８頭立ての７着に終わった。あそこからガラリ一変を望むのは酷では。

４番グリードパルフェ…３歳時は末脚堅実な差し馬だったが、古馬になってから成長がパタッと止まってしまった。苦戦必至だろう。

11番サンロアノーク…鞍上・御神本騎手で怖さはあるものの、相手強化、距離延長、強力な同型の存在など、ここはいかにも苦戦を強いられそう。

13番テルぺリオン…転入初戦の東京記念トライアルでは勝ち馬ホーリーブレイズから6.5秒差の12着。移籍前のＪＲＡ時代の成績も酷く、ピークを過ぎたと判断していいのでは。

14番ロードアルペジオ…前走埼玉新聞栄冠賞では５着に健闘したが、距離が伸びてパフォーマンスを上げたと解釈するのが正解なのでは。マイルは忙しいだろう。

サンタアニタトロフィー2020の買い目

◎コパノジャッキーは脚質的にもキャラ的にもピンかパーかのイメージが強いので、単勝２番人気、4.0倍前後のオッズなら、同馬のアタマ固定で勝負します。火曜日のハイセイコー記念のようにコパノジャッキーが早めに抜け出して押し切り、グレンツェントが追い上げ届かず２着のようなシーンを想像しています。

【参考買い目】

馬単：◎→○▲△△△×××（８点）…本線はアドマイヤゴッドまで

馬単でコパノジャッキーから印を打った馬へ。本線はアドマイヤゴッドまでです。

３連単は絞って買いづらいですが、買うならコパノジャッキーのアタマ固定、グレンツェントの２、３着付けですね。

サンタアニタトロフィー2020の予想でした。