クイーン賞2021(船橋)の予想です。

クイーン賞2021の出走馬は、JRAからエリザベスタワー、リネンファッション、ウェルドーン、プリティーチャンスが出走。地方勢は、サルサディオーネ(船橋)、ダイアナブライト(川崎)、ゴールデンヒーラー(岩手)らが迎え撃ちます。船橋競馬場1800mで行われる牝馬限定のハンデ・JpnIII戦です。このレースは勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

※メルマガ読者の方は月曜日に配信した「先週の重賞回顧」内にパスワードが掲載されています。

クイーン賞2021の予想と見解です

クイーン賞は地方ダートグレードの中では珍しいハンデ戦。

JRA勢と地方勢の差が斤量によって縮まるため、地方勢にも台頭の余地があるレース。過去5年を振り返っても、

20年7番人気3着サルサレイア(51キロ
19年4番人気1着クレイジーアクセル(52キロ
18年6番人気3着オルキスリアン(51キロ
17年4番人気3着ラインハート(53キロ
16年8番人気3着タイムビヨンド(52キロ

と毎年、斤量53キロ以下の地方勢が3着以内に好走している。

今年はリネンファッション、プリティーチャンス、ウェルドーン、サルサディオーネが人気の中心になりそうだが、4頭はすべて斤量54キロ以上。その4頭で上位独占はないと割り切り、今年も◎サルサレイアに続き、斤量53キロ以下の地方勢を狙い打ちたい。それでは予想にいきましょう。本命は…

ここより下は有料記事です(200円)。

noteよりユーザー名、パスワードをご購入して頂ければ、閲覧できます(新規の方はnoteへの登録が必要です)。

レースが終わったので無料公開しています。

ダイアナブライトをもう一度狙いたい

昨年のサルサレイア同様、JRAから地方転入初戦を叩いてのクイーン賞出走。そのサルサレイアは2勝クラス在籍だったのに対し、本馬はオープンクラス在籍。テオレーマ(3勝クラス1着→マリーンカップ1着)、リネンファッション(3勝クラス1着→スパーキングレディーカップ2着→ブリーダーズゴールドカップ2着)の走りを見ても、3勝クラス勝ちがあれば、牝馬限定のダートグレードで通用するので、斤量53キロうんぬんというよりも、能力的にこのメンバーなら勝ち負けに持ち込めるはずだ。

今回は相性のいい左回りに変わる上、斤量減、地元の笹川騎手が乗るのもポイント。リネンファッション、サルサディオーネ、ウェルドーンが前々で競い合えば、その直後で虎視眈々と運べる本馬に展開も向くのではないか。ここは3着というよりも勝ち負けまで期待したい。

相手はリネンファッションが最有力

キンシャサノキセキ産駒らしいレースセンスがあり、大崩れしないタイプ。3走前のスパーキングレディーカップではサルサディオーネに完敗したが、距離が伸びてハンデ差があれば、逆転も十分に可能だろう。JRA勢の中では一番堅実に走ってくるはず。

3番手は3歳牝馬のウェルドーン

2走前のジャパンダートダービー3着は評価できないものの、秋初戦のレディスプレリュードで3着に好走。牝馬限定のダートグレードなら古馬相手でも通用するメドが立ち、今回は前走と比べると、メンバーレベルが落ちるので、再度馬券圏内の好走が期待できるのではないか。この枠なら内を見ながらレース運びがしやすい。

プリティーチャンスは2走前に3勝クラスを勝利し、前走みやこステークスで4着に健闘。牝馬限定のダートグレードで通用する下地はある。あとは自分でレースを作れないタイプなので、展開がハマるかどうかだろう。

最後にサルサディオーネ。前走JBCレディスクラシックは特殊条件で参考外と割り切っていいが、直後を追走するリネンファッション、ウェルドーンが易々と逃がすとは思えず、JRA勢のプレッシャーに耐えられるかだろう。向上面で後続が一気に動けば、意外とモロさを見せる可能性があり、人気を考えても積極的に買うべきではないか。

クイーン賞2021の印

◎⑦ダイアナブライト
〇②リネンファッション
▲⑩ウェルドーン
△⑬プリティーチャンス
△④サルサディオーネ

1番エリザベスタワー…馬格があるので、ダートが合いそうな印象を受けるが、近親はロサギガンティア、スターオブペルシャと芝馬ばかり。kingman産駒はJRAのみの成績になるが、ダートで【0.0.0.16】と奮わず、ダートは向かないのでは。1枠1番では砂を被る不安もある。ダートグレードの鬼こと川田騎手だけは不気味ではあるが…

3番ファイントリック…前走OROオータムティアラでは単勝1.1倍のゴールデンヒーラーを破る大金星も、ダートグレードではさすがに荷が重いだろう。

5番ナラ…近走は地元・笠松でも苦戦が続いている現状で…

6番ディアリッキー…血統的にもうひと皮むけても良さそうだが、近2走の走りを見ると、ダートグレードでは荷が重いだろう。

8番デジマノハナ…相手なりに走りそうなタイプではあるが、2走前のJRA交流戦では2勝クラスで結果が出ていなかったポートロイヤルに完敗。このメンバーでは掲示板までが精いっぱいでは。

9番ゴールデンヒーラー…前走OROオータムティアラではまさかの敗戦も、タートルボウル産駒らしいスピード型で2000mでは勝ち鞍がなく、距離が1ハロン長かったか。その意味で距離短縮は歓迎も、同型のリネンファッション、サルサディオーネ、ウェルドーンとガチンコ勝負では分が悪いだろう。

11番サルサレイア…昨年のクイーン賞では本命に推したものの、今年に入ってから成績がトーンダウン。掲示板ならチャンスはあるかもしれないが、馬券圏内までは難しいはず。

12番ハピネスマインド…南関東の現3歳牝馬世代は総じてレベルが低い印象で、ダートグレードでは力不足だろう。

14番ハナウタマジリ…笠松のB級でも大敗が続いている現状。ここは参加するだけだろう。

クイーン賞2021の買い目

正直、◎ダイアナブライトはもっと売れるかと思ったのですが、前走の敗戦があるためか、いい意味で想定より人気がない感じ。JRA時代の実績を考えれば、3着までというよりアタマまで十分にある気がします。12月一発目のレースを当てて、週末にも弾みをつけたいですね。

【参考買い目】

3連複:◎ー〇▲△△ー〇▲△△(6点)…本線は2列目がリネンファッション、3列目がプリティーチャンスまで

馬連:◎ー〇▲△△(4点)

馬単:◎→〇▲△△(4点)

馬券は3連複でダイアナブライトから印を打った馬へ。本線は2列目がリネンファッション、3列目がプリティーチャンスまでです。あとは馬連、馬単でダイアナブライトから印を打った馬へ流します。

クイーン賞2021の予想でした。