(今年の英ダービーで現地撮影したキューガーデンズ)
凱旋門賞2018の予想です。
凱旋門賞2018の出走馬は、エネイブル、シーオブクラス、ヴァルトガイスト、キューガーデンズ、タリスマニックら19頭。日本からはクリンチャー&武豊騎手が参戦します。フランスのロンシャン競馬場2400mで行われるGI戦。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。日本時間の23時5分に発走予定です(凱旋門賞は週末の最後にワクワクしながら楽しみたいので、翌日も競馬があると忙しいですし、有馬記念のあとのホープフルステークス的な感じでちょっと嫌ですね…)。
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凱旋門賞はディープインパクトの時に現地観戦したレース。あれから海外の競馬場にはたくさん行きましたが、振り返れば、凱旋門賞が初めての海外競馬でした。ロンシャン競馬場は今年から改装されて雰囲気がガラッと変わったようですし、また機会があれば、凱旋門賞を観に行きたいですね。
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凱旋門賞2018の予想です
今年の凱旋門賞の焦点は、昨年の勝ち馬であり、断然の1番人気に推されそうなエネイブルを信頼できるかどうかだろう。
当初は5月のコロネーションカップで復帰する予定だったが、膝を痛めたことで予定がズレ込み、復帰戦は9月のG3・セプテンバーステークス。同レースはオールウェザーの4頭立て。事実上の2頭立てでもあり、分かりやすくというと、地方の調教試験のようなレースだった。昨シーズンのレースを見てしまうと、白旗を上げたくなるが、ぶっつけ本番に近い形。他馬にも付け入る隙はあるだろう。
本命はヴァルトガイストに期待する
今年に入ってからメキメキと力をつけ、現在重賞4連勝中。何よりも印象的だったのは、クリンチャーも出走していた前走フォワ賞。直線では軽く仕掛けただけでブリーダーズカップターフ勝ち馬タリスマニック、前年の凱旋門賞2着クロスオブスターズを交わし去り、先頭に立ってからはほぼ馬なりのままゴール。着差以上に強さが際立っていたレースだった。少頭数のレースを中心に使われているのは懸念材料だが、追い出されてからの反応の良さを見る限り、多頭数になっても心配はいらないはず。コース実績(ロンシャン芝2400mは2戦2勝)、凱旋門賞に実績抜群のファーブル厩舎を考えても、好勝負必至と見た。
相手は順調さでシーオブクラスが筆頭
前走ヨークシャーオークスでは前年の同レースでエネイブルの2着に好走していたコロネットを下して勝利。直線は追い出せばいつでも突き抜けるような手応えで、着差通りの完勝と見ていいだろう。凱旋門賞はご存知の通り、3歳牝馬が斤量面で優遇されており、昨年の同レース勝ち馬エネイブルは続く凱旋門賞も勝利。エネイブル級かは微妙だが、斤量差を考えれば、上位争いに加わってもいいいだろう。
エネイブルは正直、走ってみないと分からない
昨年のレースぶりを見ると逆らう余地はなさそうだが、いかんせん芝のレースは昨年の凱旋門賞以来。戦績に傷がつくとすれば、今回のタイミングなのではないか。断然人気必至なら不安材料を気にするべきだろう。
人気は意外となさそうだが、タリスマニックは面白そう。近走は3走前のドバイワールドカップを除けば、ほとんど崩れていない堅実派。エネイブルのようなポテンシャルの高さこそないが、レースセンスと器用さがウリで、凱旋門賞に向いているタイプ。8番ゲートなら本馬の良さを生かしやすいだろう。
クロスオブスターズも要注意。能力の絶対値では上位に見劣るものの、相手なりに走れるのが強み。凱旋門賞はリピーター色の強いレースでもあり、前年の勝ち馬が圧倒的な1番人気に支持されて2着馬が人気薄なのであれば、より期待値が高いのは本馬なのではないか。
キューガーデンズは古馬相手にどこまで走れるか未知数な面があるものの、今年はエネイブルを除けば、古馬勢がやや手薄。オブライエン厩舎5頭出しの中でムーア騎手が騎乗していることからも大将格は本馬なのだろう。
最後にサルウィン。今年、現地観戦したコロネーションカップでは断然人気のクラックスマンをあわや負かすかというレースぶり。そのクラックスマンが凱旋門賞に出走していれば、2、3番人気は確実だったので、本馬はさすがに人気がなさ過ぎと見ていいか。
凱旋門賞2018の印です
◎⑤ヴァルトガイスト
○⑲シーオブクラス
▲⑩エネイブル
△⑦タリスマニック
△⑥クロスオブスターズ
△⑬キューガーデンズ
×②サルウィン
以上、凱旋門賞2018の予想でした。