オークス2021の予想です。
オークス2021の出走馬は、ソダシ、アカイトリノムスメ、クールキャット、ユーバーレーベン、ファインルージュなど18頭。東京競馬場芝2400mで行われる3歳牝馬限定のG1戦です。
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オークス2021の予想です
オークスはこの時期の3歳牝馬に東京芝2400mが過酷な舞台設定ゆえ、ダービーと比べて単調な内、前決着にはなりにくいものの、スローペースになることが大半のため、伏兵の粘り込みがあるのもまた事実。
過去2年のオークスはラヴズオンリーユー、デアリングタクトと1番人気馬が順当に勝利を収めつつも、3連複は19年282.4倍、20年150.2倍と波乱の決着。その戦犯は伏兵の先行馬だった(以下参照)。
◆20年オークスの結果
◆19年オークスの結果
19年はスイートピーステークス経由で当時まだ人気がなかったカレンブーケドールが積極策からの粘り込み。
20年もやはり非桜花賞組のウインマリリン、ウインマイティーが前々でしぶとく粘り込み、デアリングタクトに冷や汗をかかせた。
今年のオークスはソダシ陣営が逃げを示唆するくらい、明確な逃げ馬が不在の組み合わせ。今年も過去2年と同じような光景が繰り広げられるのではないか。
本命は今年もウイン軍団のウインアグライアがアッと言わせる
牡馬混合のオープン特別で2勝を挙げている一方、牝馬限定の重賞では結果が出ていないものの、アルテミスステークス、フローラステークスではどちらも上り33秒台が求められてしまい、本馬が力を発揮できる条件ではなかっただけ。その不得手な条件でもアルテミスステークスでは勝ち馬ソダシから0.6秒差。フローラステークスもユーバーレーベンを除けば、後ろの馬には差されておらず、上位3頭とは単純に位置取り、適性の差が出ただけだろう。2走前の若駒ステークスでは淀みのないラップの中、番手からヴァリアメンテ、グロリアムンディを封じ込めており、決して舐められた馬ではない。
今回は前走の敗戦から積極策が濃厚。ソダシが目標になるのを嫌って抑えれば、絶好枠を引けた本馬が自然とハナに立つ可能性になりそうで、本馬のしぶとさが存分に生かされるのではないか。昨年の2着ウインマリリン、3着ウインマイティーは上り34秒台での粘り込み。本馬もその上りなら対応可能で、良くも悪くも相手を考えずに自分の競馬に徹すれば、自ずと好走のチャンスが転がり込んできていい。
和田騎手は近年だと17年6番人気2着モズカッチャン、20年13番人気3着ウインマイティーと2頭の伏兵を馬券圏内に持ってきており、ここもそのイメージで乗ってくるだろう。この大舞台で亡き総帥・岡田繁幸氏にビッグなプレゼントを捧げるというドラマを見たい。
相手はアカイトリノムスメが堅実に走ってくる
前走桜花賞では勝ち馬ソダシから0.2秒差の4着に敗れたものの、最後までじわじわと脚を使っており、距離がさらに伸びれば、逆転可能な走りに見えた。アパパネの仔は、モクレレ、ジナンボー、ラインベックと中距離で結果を残しているタイプばかりなので、本馬も距離延長は歓迎と言えるのではないか。横山武史騎手が悪いわけではないが、百戦錬磨の東京芝マイスター・ルメール騎手に乗り替わるのは単純にプラスだろう。
3番手は人気以外に割引材料が見当たらないソダシ
昨夏の新馬→札幌2歳ステークス連勝時には、翌年には関東オークスを走っていると見ていたが、無傷のまま桜花賞を制し、大本命としてオークスに出走。スタミナ、スピード、勝負根性、乗りやすさなど、どれを取っても欠点という欠点が見当たらず、まさに昨年の無傷の牡馬三冠馬コントレイルのような優等生と言っていいだろう。それでも本命に推せないのは断然の人気を背負うから。これまで単勝3倍台はあっても、2倍台はなく、今回は初の1倍台。株や仮想通貨で言えば、完全に高値の状態であり、長期的な観点で言えば、盲目的に軸に据えるよりも競馬の不確実性を多少考慮した方がいいのではないか。
ククナは前走桜花賞が後方ポツンから終いだけ脚を伸ばすという酷い競馬。アルテミスステークス2着、クイーンカップ3着の実績から桜花賞上位勢と差のないポテンシャルを秘めており、積極策を打てる横山武史騎手に変わって汚名返上するシーンは十分にありそうだ。
アールドヴィーヴルは前走桜花賞こそ5着に敗れたものの、デビュー2戦目のクイーンカップでは勝ち馬アカイトリノムスメからタイム差なしの2着。前走から人気をやや落としているが、引き続き勝負圏内にいる1頭と言える。あとは調教後の馬体重が432キロだったので、どこまでキープできるかだろう。相手よりも自分との戦い。
ユーバーレーベンは前走フローラステークスで3着に敗れたものの、外から1頭だけ追い込んできており、文字通り負けて強しの競馬。阪神ジュベナイルフィリーズではソダシ、サトノレイナスの桜花賞1、2着馬にヒケを取らない走りを見せており、距離延長に不安がないことを考えても、不気味な存在だ。
ファインルージュは桜花賞でロスなく立ち回れた面があったとは言え、勝ち馬ソダシから0.1秒差の3着に好走。血統的に短い距離の方が良さそうな気はするが、乗りやすそうなタイプでもあるので、距離延長でも安易に嫌うのは禁物だろう。
クールキャットは前走フローラステークスは鞍上・ルメール騎手の巧みなエスコートがあったものの、500キロを超えるデカい馬なので、伸び伸びと走れる東京コースが合っていた面もあった。前走のように前々で流れに乗れれば、もう一丁があっても驚けない。
スルーセブンシーズはキャリア3戦で何とも言えない面はあるが、前走ミモザ賞は非常にインパクトのある走り。休み明けを一度使われてさらなる上積みがあれば、ここでも楽しみはあるのではないか。
ステラリアは前走忘れな草賞より2走前のクイーンカップ6着の内容を評価。後方から大外を回ってよく差を詰めており、アールドヴィーヴル、ククナらとの能力差はほとんどないだろう。
オークス2021の印です
◎⑥ウインアグライア
○⑦アカイトリノムスメ
▲⑪ソダシ
△①ククナ
△⑮アールドヴィーヴル
△⑨ユーバーレーベン
×⑬ファインルージュ
×⑤クールキャット
×②スルーセブンシーズ
×⑱ステラリア
以上、オークス2021の予想でした。