川崎マイラーズ2021(川崎)の予想です。

川崎マイラーズ2021の出走馬は、モジアナフレイバー、ティーズダンク、ヒカリオーソ、ヴァケーション、ワークアンドラブ、ウタマロなど14頭。川崎競馬場1600mで行われるSIII戦です。このレースは勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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先週のS1・大井記念(【大井記念2021予想】大井2000mのSI戦です)は

1着◎ミューチャリー(2番人気)
2着△フィアットルクス(3番人気)
3着○タービランス(1番人気)

で◎ミューチャリーのアタマ固定の馬単、3連単が的中。

それにしてもミューチャリーは久しぶりにスカッとする勝ち方でしたね。走破時計、上りともに優秀ですし、帝王賞ではカジノフォンテンとともにJRA勢にギャフンと言わせて欲しいです。

川崎マイラーズ2021の予想と見解です

昨年の川崎マイラーズはのちのG1ホース・カジノフォンテンが断然の1番人気に推されるも5着に敗退し、3連複2万、3連単19万と波乱の決着。12年には3連複7万、3連単42万、17年には3連複15万、3連単107万の高配当が飛び出しており、波乱がたびたび起こっているレースだ。

レースを難しくさせているのは、この先の目標が定まりづらいレースのため、様々な路線の馬が参戦してくること

今年も黒船賞以来の実戦となるモジアナフレイバーを筆頭に、復活を目指すヒカリオーソ、牝馬路線を歩んできたサルサレイアとルイドフィーネ、近走は他地区中心に走っているヴァケーションとウインオスカー、2連勝中でトライアル勝ち馬のファルコンビークなど、多士済々なメンバーが揃った。

今年の川崎マイラーズもなかなか一筋縄ではいかないレースになりそうだ。それでは予想にいきましょう。本命は1番人気のモジアナフレイバーではなく…

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ワークアンドラブが逃げ切ると見た

前走かしわ記念はG1馬が6頭も出走しており、レース史上最高レベルと言っていいほど好メンバーが揃った一戦。それを証明するのが先週の大井記念のミューチャリーの圧勝劇だろう。同馬はかしわ記念で勝ち馬から1.2秒離されての6着に敗れていたが、次走SI・大井記念ではひとマクリで6馬身差の大楽勝。ある意味でかしわ記念のレベルの高さを裏付ける結果だった。

ワークアンドラブはそのかしわ記念で勝ち馬から3.2秒も離されて敗れているが、レースレベルが異様に高かったことに加えて、向上面でカジノフォンテンに交わされて戦意喪失しており、大敗そのものを重く受け取る必要はない。

4走前のサンタアニタトロフィーでは逃げてグレンツェント相手に6馬身差の圧勝劇を演じている馬。ハナさえ主張できれば、モジアナフレイバーを苦しめるシーンがあっても何ら不思議ではないだろう。

昨年の川崎マイラーズではスタート直後、内の切れ目を逸走するアクシデントがあったものの、今年は外目の枠を引けたので、あのような事故は起こらないはず。浦和1900mで行われたJBCクラシックでは逃げて6着に踏ん張っており、左回り自体が苦手なわけではない。先手主張からの押し切りに期待したい。

相手はモジアナフレイバーが堅実駆けだろう

ダートグレードでも19年東京大賞典3着、20年南部杯3着、21年黒船賞3着と距離に関係なく好走しており、このメンバーではさすがに力が一枚上。今回はベストのマイル戦に加え、地元馬同士の一戦。まさに先週のミューチャリー同様、役者が違うレースを見せてくれるのではないか。負けるシーンがあるとすれば、前に行くワークアンドラブを捕まえ切れないパターンのみだろう。

3番手はインペリシャブルの一撃が怖い

昨年の黒潮盃を圧勝して後、チグハグなレースが続いているものの、2走前の黒船賞では上り3位をマークして6着まで追い上げており、決してスランプに陥っているわけではなさそう。前走ブリリアントカップは気分よく行き過ぎてスタミナ切れした印象。マイルで溜める競馬が出来れば、黒船賞のように終いにしぶとく脚を使えるのではないか。

サルサレイアはマイルは本質的に短い印象があるものの、左回りでは【2.2.4.2】と大崩れなく走っており、コースが大井から川崎に変わるのはプラス。溜めれば、切れる脚を使える馬。ワークアンドラブが飛ばし、モジアナフレイバーが早めに動けば、漁夫の利的にひょっこりと3着なら可能性は十分にある。

ヴァケーションは3歳になってから不本意なレースが続いているものの、今回は全日本2歳優駿1着以来の川崎1600m。前走プリムローズ賞ではティーズダンクに敗れたものの、今回は本馬の方が斤量1キロ軽いので、逆転があっても不思議ではないか。鞍上の森騎手とも手が合いそうだ。

ティーズダンクは今年に入ってから2戦は結果が出なかったものの、3戦目のプリムローズ賞で復活の勝利。自分でレースを作ってヴァケーションに完勝しており、このメンバーでも馬券圏内なら届いてもいい。

ウタマロは近走中距離中心に使われているものの、昨年のクラウンカップ勝ち馬で、川崎の1400~1600mでは【4.0.0.0】と負けなし。520キロ前後の大型馬なので、被されない外枠を引けたのはプラスだろう。相手は強いが、好走のチャンスはある。

ルイドフィーネは今回牡馬相手になるが、昨年の戸塚記念ではティーズダンク、ウタマロらと差のない競馬を見せている馬。このメンバーで斤量56キロは決して楽ではないものの、前述の2頭に印を打つ以上、本馬にも印を回しておいた方が賢明か。

川崎マイラーズ2021の印

◎⑫ワークアンドラブ
○⑥モジアナフレイバー
▲⑧インペリシャブル
△③サルサレイア
△⑤ヴァケーション
△①ティーズダンク
×⑭ウタマロ
×⑪ルイドフィーネ

2番ファルコンビーク…2連勝中で勢いに乗るが、今回は一気の相手強化。外に是が非でもハナを奪いたいワークアンドラブがいるので、前走スパーキングマイラーズチャレンジのように道中に息を入れて逃げることは難しいのでは。

4番ヒカリオーソ…実績ではモジアナフレイバーに負けず劣らずも、20年川崎記念2着以降、鼻出血での競走中止、長期休養があるなど、どうも流れが悪い。前走幸オープンでは14頭立ての11着。5歳でまだ終わったと決めつけられないが、ガラリ一変するイメージが湧かない。

7番トキノパイレーツ…かつてはオープンでバリバリ活躍していたが、近走はオープンで馬券圏外に敗れるレースが続いており、衰えが隠せない現状。重賞では結果が目に見えている。

9番トーセンレビュー…前走東海桜花賞ではメイソンジュニア、ナリタミニスターらを下して勝利を収めたものの、2走前の大井1700mで行われたA2戦では2着と勝ち切れず。南関東の重賞では荷が重いのでは。

10番サトノプライム…レースセンスが致命的にないので、川崎マイルに合うイメージが湧かない。1年ぶりの実戦でもあり、様子見が妥当では。

13番ウインオスカー…揉まれ弱い面があるので、被されない外枠を引けたのはプラスだが、マイルは1ハロン長いのでは。

川崎マイラーズ2021の買い目

ここは◎ワークアンドラブと○モジアナフレイバーのワイド1点が当たる前提で購入していきます。

【参考買い目】

3連複:◎ー○ー▲△△△××(6点)

3連単:◎○→◎○→▲△△△××(12点)

ここはまず3連複でワークアンドラブ、モジアナフレイバーから印を打った馬へ(ワイド1点でもOK)。3列目は印上位でもあるインペリシャブル、サルサレイア、ヴァケーションの人気がないので、そこの台頭に期待したいですね。

あとはボーナスでワークアンドラブ、モジアナフレイバーのワンツーで決まり、3着に印を打った馬が入る組み合わせを買います。

川崎マイラーズ2021の予想でした。