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オークス(優駿牝馬)2019の予想考察です。
オークス(優駿牝馬)2019の出走予定馬は、クロノジェネシス、コントラチェック、ラヴズオンリーユー、ダノンファンタジー、シゲルピンクダイヤ、ウィクトーリアなど。東京競馬場芝2400mで行われる3歳牝馬限定のG1戦です。昨年のオークスは◎アーモンドアイ→▲リリーノーブル→○ラッキーライラックの印上位3頭での決着。今年も昨年に続いて的中できるよう頑張って参ります!
5月1週目のNHKマイルカップは、○アドマイヤマーズ→×ケイデンスコール→◎カテドラルで3連複970倍を的中できていい時代の幕開けでしたが、2週目のヴィクトリアマイルは、
1着△ノームコア(5番人気)
2着×プリモシーン(4番人気)
3着○クロコスミア(11番人気)
4着◎ラッキーライラック(1番人気)
馬券はラッキーライラックの単勝+ラッキーライラックとクロコスミアの3連複2頭軸を購入していましたが、無念のハズレ。
ノームコアは新馬の時にビビッと来て、メルマガの次走注目馬で勝ち馬を取り上げることは滅多にないのですが、次走注目馬として推していたんですよね。
●ノームコア(3番人気1着)
クラシックという意味では函館のディロス、中京のワグネリアンですが、馬券的な意味でいえば、福島のノームコアのほうがはるかに注目。レースはヘッドストリームと後続を大きく引き離す逃げを打ち、前半1000m通過59.9秒という厳しいペースを刻みましたが、4コーナーを馬なりのまま回ると直線で再度反応して後続を引き離す勝ちっぷり。なかなか味のある勝ち方で、能力は上のクラスにいっても通用するでしょう。
現役の中でも好きな馬なので、ここで買えなかったのは残念ではありますが、馬場を考慮して「◎ラッキーライラックと○クロコスミアの行った行ったの粘り込みがある」という見立ては大きく間違っていなかったかと。唯一の誤算はノリさんの爆逃げでした…><
ただ悪いことがあれば、良いこともあるのが世の常であり、競馬。全体的には日曜日に勝負した東京5、11、京都11、新潟7レースのうち2つが大本線で決まり、収支はプラスに(以下参照)。
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≪東京5レース 3歳500万下 勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫
◎⑪カレングロリアーレ<堅軸>(2番人気1着)
○⑩マイネルアプラウス(7番人気3着)
▲③シャドウセッション<次走注目>(6番人気2着)
△⑭ブルーアガヴェ
△⑧ビッグブルー
△④シセイタイガ
×⑬ウインレフィナード
×⑫スズカカナロア
×①ステイホット
ここは大外枠で過剰人気気味なブルーアガヴェ、未勝利勝ち直後のビッグブルーが1、2番人気に推されるならカレングロリアーレの勝ち切りに期待したい。新馬でフォッサマグナ(500万下1着)、ランスオブプラーナ(毎日杯1着)に次ぐ3着に入り、2戦目の未勝利ではケイアイサクソニー(あやめ賞1着)を押さえて勝利している馬。この事実だけで500万下では能力上位と見ていいが、その能力の高さを改めて示したのが前走フローラルウォーク賞。
超スローペースで内、前を立ち回った馬が上位を占める中(勝ち馬ピースワンパラディは大外一気を決めたが、同馬は次走青葉賞3着で別格)、直線で前が詰まってしまい、進路を大外に変更。ラスト200m手前ではまだ後方2番手に位置しており、負けるべくして負けた一戦だった。
◆フローラルウォーク賞の直線
それでも上り3位タイをマークし(しかもラスト1ハロンしかまともに走っていない)、能力が高いのは間違いないだろう。今回は前走よりもはるかに戦いやすい組み合わせ。外目をスムーズに回って脚を余さずに使い切れば、勝ち負け濃厚と見ていい。スタートは決して悪くないので、鞍上が意識的に下げない限り、自然と前々での競馬になるのではないか。
相手は単騎逃げを打てそうなマイネルアプラウス。3走前の東京芝1400mで行われた500万下では勝ち馬トオヤリトセイトから0.1秒差の5着に健闘。今回は当時よりも手ごろなメンバーで馬場の恩恵も受けそう。楽逃げを打てれば、今度は馬券圏内に食い込んでもいい。
シャドウセッションは次走注目馬で、500万下ならいつ馬券になっても不思議ではないが、ヴィクトワールピサ産駒らしく不器用な面があり、3枠3番は明らかにマイナス。2走前のトオヤリトセイト組ではマイネルアプラウスにも先着を許しており、積極的に買いたいとは思えない。
馬券はまずカレングロリアーレの単勝。あとは3連複でカレングロリアーレ、マイネルアプラウスから印を打った馬へ流したい(ワイド1点でもOK)。本線はシセイタイガまで。あとは馬連を押さえる。
【参考買い目】
単勝:◎(1点)…3番人気、5.5倍想定
3連複:◎ー○ー▲△△△×××(7点)…本線はシセイタイガまで
馬連:◎ー○(1点)
≪京都11レース 栗東ステークス 勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★★☆)≫
◎①ノボバカラ(3番人気1着)
○④ヌーディーカラー
▲⑤スマートダンディー
△③テーオーヘリオス
△⑩キングズガード(4番人気3着)
△⑨ヒロブレイブ
×⑭エポック
×⑬リアンヴェリテ(7番人気2着)
×②ラブバレット
ここは巻き返しの条件がそろったノボバカラから。ピークを過ぎたのは明らかだが、4走前のJBCスプリントでは絶望的に不利な16番ゲートから外々を回って直線で差を詰めており、2走前の根岸ステークスは決め手比べの中、3番手追走から粘り込んで6着に健闘(当時、逃げたマテラスカイは13着、2番手追走のレッドゲルニカは16着に大敗)。この2走だけ走れば、オープン特別なら通用するはずで、行き切るか、リアンヴェリテの2番手につければ、そのまま粘り込みそうだ。土曜日の京都ダートも内、前が有利だった。ここでダメなら今後も馬券に絡むことはないだろう。
相手は昇級初戦でもヌーディーカラー。前走鳴門ステークスはオープン特別並みのメンバーで、3着フュージョンロック、7着ニホンピロタイド、10着マジカルスペルが次走1600万下を勝利。本馬はそれらの馬を力づくで負かしており、クラスが上がってもハンデ戦なら即通用するだろう。砂を被っても問題なく、内をロスなく立ち回れそうなのも魅力。
スマートダンディーはデビュー以来、ほとんど崩れたことがない馬(掲示板外に敗れたのは一度のみ)。前走オアシスステークスでは前残りの中、終いだけでよく差を詰めており、近走のレースぶりからもオープン特別なら能力上位の存在だろう。
馬券は3連複で1列目にノボバカラ、2列目にヌーディーカラー、スマートダンディー、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド2点でもOK)。本線はキングズガードまで。あとは馬連、馬単を押さえる。
【参考買い目】
3連複:◎ー○▲ー○▲△△△×××(13点)…本線はキングズガードまで
馬連:◎ー○▲(2点)
≪新潟7レース 500万下 勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)≫
◎⑮ノーブルアース(9番人気2着)
○⑫キャッチミーアップ<堅軸>(1番人気3着)
▲⑩レディギャング
△⑦ダンツクレイオー<次走注目>
△⑬グッドワード
△⑪カクテルドレス
×⑥エバープリンセス
×④ハイヤーアプシス
×②ディヴァインハイツ
×⑭リュニヴェール(8番人気1着)
×⑯スピアーノ
本命は予想以上に人気がないのでノーブルアースから入る。ここまで人気がないのは近走ダートで大敗を続けているからだと思うが、元々は芝で新馬勝ちを果たし、3歳春にはアネモネステークス3着などの実績もある馬。なぜここまでダートに固執したのか分からないが、本質的に芝馬なのだろう。3歳春のアネモネステークス3着、スイートピーステークス7着だけ走ってくれれば、現在のローカル500万下なら能力的に見劣りすることはないはず。長くいい脚を使うタイプなので、現状の荒れた新潟芝も合っているだろう。
相手はキャッチミーアップ。速い上りの使えない差し馬で、ワンターンで時計のかかる新潟芝1400mは条件的に合っているはず。前走500万下のピエナミント組は、2着マジックバローズ、3着メジェールスーが次走500万下をともに勝利。本馬もその2頭と遜色のない走りを見せていたので、ローカルの500万下なら能力上位の存在と見ていい。
以下、今の荒れ馬場が合いそうなレディギャング、直線で馬場のいいところを走れるならダンツクレイオーの粘り込みも怖い。
馬券は3連複で1列目にノーブルアース、2列目にキャッチミーアップ、レディギャング、ダンツクレイオー、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド3点でもOK)。本線はキャッチミーアップ絡み。あとは馬連、馬単を押さえる。
【参考買い目】
3連複:◎ー○▲△(ダンツクレイオー)ー○▲△△△×××××(24点)…本線はキャッチミーアップ絡み
馬連:◎ー○▲△(ダンツクレイオー)(3点)…同上
馬単:◎→○▲△(ダンツクレイオー)(3点)…同上
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欲を言えば、栗東ステークスの◎ノボバカラも当てたかったですね。個人的な買い方で反省すべき点もあるのですが、回顧のためにレースを改めて見返したら2列目に置いていた4着敗戦の▲スマートダンディーは1、2着馬を交わせないと思ったのかゴール手前で追うのをやめており、あれは浜中騎手の油断騎乗でしょう。最後まで諦めずに追った3着△キングズガードの藤岡祐介騎手とは対照的でした。
今週はオークス、来週は日本ダービーの大一番。
個人的に東京芝2400mのG1は相性がいいので、この2レースはまだ予想が固まっているわけではないのですが、大勝負する予定。東京と新潟芝は傾向がハッキリしていますし、平場の方でも狙いを定めて先週に続いてビシッと当てたいですね。また今週末、頑張って参ります!
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目次
オークス(優駿牝馬)2019の予想のポイント
その1.オークスは能力がストレートに表れる
今週から2週続けて東京芝2400mを舞台にした世代の頂点を決めるG1が開催。
舞台設定が同じとはいえ、この2レースはやや異なる性質を持っており、具体的に書くと、
オークス⇒ポテンシャル勝負
ダービー⇒立ち回り勝負
です。
この時期の東京芝はご存知の通り、内、前が圧倒的に有利なわけですが(先週の競馬を見ても、例年通りの東京芝のイメージでいいでしょう)、3歳牝馬にとって東京芝2400mはスローペースになったとしても過酷な条件であるため、「コースロスなく回って立ち回りを生かして粘り込む…」のような小細工がなかなか利きません。
ゆえに枠順やどこを通るかよりも、能力の絶対値の見極めが最重要。昨年は桜花賞1~3着馬がオークスでもスライドする形で決着。能力がストレートに表れるのがオークスといえるでしょう。
その2.ラスト2~3ハロンの決め手勝負になりやすい
以下にまとめたのは過去5年のオークスのレースラップ(14~18年)です。
◆過去5年のオークスのレースラップ(14~18年)
18年12.6-11.1-12.0-11.9-12.0-12.2-12.4-12.3-12.4-12.2-11.1–11.6
17年12.7-11.6-12.8-12.6-12.0-12.3-12.3-12.1-11.6-11.3–11.2–11.6
16年12.3-10.7-12.1-12.3-12.4-12.5-12.9-12.6-12.7-11.4–11.5–11.6
15年12.5-10.6-12.5-13.0-12.7-12.6-12.5-11.9-11.9-11.3–11.6–11.9
14年12.4-10.6-12.2-12.8-12.7-12.7-12.8-12.5-12.0-12.0-11.3–11.8
このレースラップで重要なのはやはり決め手であり、馬群が団子状態で直線に向くので、そこからラスト2~3ハロンをいかに速く走れるかが勝負の分かれ目になっています。
過去5年のオークスの1~3着馬(14~18年)を見ても、1~3着馬15頭のうち11頭は上り3位以内をマークしています。
◆過去5年のオークスの1~3着馬(14~18年)
先行して粘り込んだ17年ソウルスターリングでも上り3位タイをマーク。先行するにしても速い上りに対応できるかはしっかりと考える必要があります。
オークス(優駿牝馬)2019の予想オッズ
予想オッズも書いていきます。
人気 | 馬名 | 単勝オッズ |
---|---|---|
1 | クロノジェネシス | 3.7 |
2 | コントラチェック | 3.8 |
3 | ラヴズオンリーユー | 4.6 |
4 | ダノンファンタジー | 5.0 |
5 | シゲルピンクダイヤ | 7.4 |
6 | ビーチサンバ | 12.4 |
7 | ウィクトーリア | 13.1 |
8 | シェーングランツ | 19.8 |
9 | エールヴォア | 30.8 |
10 | シャドウディーヴァ | 39.5 |
1番人気はクロノジェネシス。別路線組のラヴズオンリーユー、コントラチェックが人気を集めるのは間違いないですが、なんだかんだ桜花賞上位組で東京実績もある本馬が1番人気に推されるのではないでしょうか。先週のヴィクトリアマイルを勝利したノームコアと近親という要素も人気を後押ししそうです。単勝は3倍台後半と予想します。
2番人気はコントラチェック。フラワーステークスを余力を残して完勝し、桜花賞に出走していても上位人気に推されていた馬。まさかのルメール騎手の騎乗停止により、誰が騎乗するのか注目されていましたが、来日してから無双状態のレーン騎手が騎乗。人気を後押しするのは間違いないですし、クロノジェネシスと接近した人気になるでしょう。単勝は3倍台後半と予想します。
3番人気はラヴズオンリーユー。デビューから無傷の3連勝。超良血で勝ちっぷりも鮮やかなので、馬連や3連複では3、4番人気に落ち着きそうですが、単勝はかなり支持されると見ています。オッズは4倍台後半でしょうか。
以下、ダノンファンタジー、シゲルピンクダイヤ、ビーチサンバ、ウィクトーリア、シェーングランツ、エールヴォア、シャドウディーヴァと続きそうです。
オッズの構成としては上位4頭がやや抜け、シェーングランツまでが単勝20倍以下に収まると見ています。
オークス(優駿牝馬)2019のイチオシ馬は…
今年は別路線組の台頭もありそうな予感はしますが、桜花賞組の中でどの馬をチョイスするかというのがまずは一番大切なこと。桜花賞を見終えた時にオークス最有力だなと見ていたのは、
クロノジェネシス
です。
桜花賞は2枠4番がアダになり、直線で進路を確保するまでに時間がかかってしまい、それでも前が空いてからは鋭い伸び。東京芝では2戦2勝ですし、やはり伸び伸び走れるこのコースが合っているでしょう。2歳時の印象とは裏腹にバゴ産駒っぽい気難しさが少し出てきたのは気になるところですが(桜花賞では前半にやや行きたがる素振り)、前に壁を作れるなら我慢できるでしょうし、直線で弾けると見ています。近親が先週のヴィクトリアマイルを制したノームコア。今の超高速馬場も問題ないでしょう。
以上、オークス(優駿牝馬)2019の予想考察でした。