日本テレビ盃2020（船橋）の予想です。

日本テレビ盃2020の出走馬は、ＪＲＡからロードブレス、ダノンファラオ、デルマルーヴル、アナザートゥルースが出走。地方勢は、ストライクイーグル、サルサディオーネ、アングライフェン（以上、大井）、ヒカリオーソ（川崎）、ミューチャリー（船橋）らが迎え撃ちます。船橋競馬場1800mで行われるJpnII戦。このレースは勝負度Ｄ（自信度★★☆☆☆　妙味度★★★☆☆）を予定しています。

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例年、事実上４、５頭立てくらいの面白味に欠けるレースですが、今年はＪＲＡ勢も地方勢も役者が豊富でなかなか予想のしがいがありますね。

日本テレビ盃2020の予想と見解です

数年前から「Road to ＪＢＣ」の副題をつけて行われている日本テレビ盃。

２年前は同レースを制したケイティブレイブがＪＢＣクラシックも勝利し、昨年の勝ち馬クリソベリルはＪＢＣに駒を進めなかったが、同年のチャンピオンズカップを制覇。例年、秋のダートＧ１戦線を目指す馬がここから始動するケースが多く、今年もＪＢＣクラシックあるいはチャンピオンズカップを占う意味でも重要な一戦になりそうだ。

カギを握るのは船橋1800mというコース形態だろう。下級条件を含めると、決して逃げ、先行勢が圧倒的に優位という印象はないものの、クラスが上がれば上がるほど前に行った馬が止まらなくなる傾向。

実際、過去の日本テレビ盃の結果を見ても、４コーナーで大勢が決することが多く、４コーナー１、２番手の馬の成績は以下の通り（以下参照）。

◆過去５年の日本テレビ盃における４コーナー１、２番手の馬の成績
４コーナー１番手【0.2.1.2】（馬券外２頭はともに４着）
４コーナー２番手【3.1.1.0】

逃げ馬の押し切りこそないものの、４コーナー１、２番手を合わせると【3.3.2.2】なので、前に行ったもん勝ちに近いレースと言えるだろう。

今年はメンバー的に隊列が読みやすい組み合わせ。能力差はそこまでないように見えるので、日本テレビ盃の傾向に寄せて予想していきたい。それでは予想にいきましょう。本命は…

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軸としてアナザートゥルースを信頼する

今年のダイオライト記念を逃げ切って完勝。その後の２戦はアンタレスステークス２着、エルムステークス３着と敗れているが、どちらも正攻法の競馬で勝ちに行った結果、決め手のある馬に交わされてしまっただけ。上り35秒台の脚を使えるタイプではないので、近２走の敗戦は仕方がない。今回はその正攻法の競馬が生きるコース。サルサディオーネがいるので、さすがにハナを叩くことはなくても、前々で早め早めのイメージでルメール騎手は乗ってくるだろう。

ダイオライト記念の完勝ぶり、半兄・サウンドトゥルーが日本テレビ盃で15年１着→16年３着→17年２着→18年３着と毎年好走したのを見ても、船橋との相性も非常に良いのではないか。能力、脚質、コース適性どれを取っても軸として相応しいはず。

相手はサルサディオーネの粘り込みが怖い

左回りのダート1800mはレパードステークスで12番人気２着と波乱を演出して以降、再三に渡って好走している舞台。直近の同条件に当てはまるレースを見ても、

18年ＢＳＮ賞１着（新潟）
18年クイーン賞２着（船橋）
19年ＢＳＮ賞２着（新潟）
20年報知グランプリカップ１着（船橋）

と４戦連続で連対中。

今回もメンバー的にハナ主張がほぼ約束されており、牡馬相手のダートグレードで決して楽な戦いではないものの、人気がないなら「この舞台でこそ」の馬を狙いたい。

３番手は位置取り重視でロードブレス

芝では詰めの甘いレースを続けていたが、ダートに変わって【4.0.0.1】と素質開花。前走ＢＳＮ賞はメンバーレベルが低く、展開、コース取りともに恵まれたものの、一方でまだ奥行きがありそうな印象も受けた。この枠ならサルサディオーネにピッタリとついていくことになりそうで、前々での決着を想定するなら上位に評価すべきだろう。ダートグレード初挑戦、ほかに実績のある馬もいるので、そこまで人気にならないと見た。

ダノンファラオは先行できるとは言え、まだ半信半疑な面がある。現３歳世代は芝もダートも古馬混合の重賞で苦戦しており、本馬も人気を集めるならやや疑いの目を持ちたいところ。人気のAmerican Pharoah産駒というだけでもリスキーだろう。

デルマルーヴルは脚質的に評価を少し下げたが、差し馬ながら器用な面があり、自在に動けるのが強み（癖の強い金沢や名古屋で好走している）。仮に前が残る展開になったとしても、鞍上の誘導ひとつで上位を狙えるかもしれない。

ミューチャリーは能力的には十分に通用していいが、このコースに合うイメージが湧かない。本馬が好走するとすれば、レースが向上面から動いてサルサディオーネ、ロードブレスが早々と飲み込まれている時だろう。

ヒカリオーソは近走が物足りないものの、川崎記念２着だけ走れば、通用していい。紙面を読む限り、積極策は打ってきそうなので、状態が上向いていれば、少し怖い。

アングライフェンは地方に転入初戦で人気はないかもしれないが、昨年の名古屋グランプリでは勝ち馬デルマルーヴルからタイム差なしの２着に好走。このメンバーに入っても能力的に大きく見劣るわけではない。差し馬でも器用に立ち回れるタイプなので、展開が向けば、３着なら台頭の余地があるかもしれない。

最後にストライクイーグル。揉まれ弱い面があるので、この枠で包まれてしまうと馬が嫌気を差してしまいそうだが、昨年のＪＢＣクラシックでは内で揉まれながらも５着に健闘。馬が走る気持ちになってくれれば、決してノーチャンスとは言えないか。

日本テレビ盃2020の印

◎⑭アナザートゥルース
〇③サルサディオーネ
▲⑤ロードブレス
△⑩ダノンファラオ
△⑫デルマルーヴル
△⑥ミューチャリー
×④ヒカリオーソ
×⑦アングライフェン
×②ストライクイーグル

１番デルグレネ…前走笠松のＣ２で８頭立ての６着。同日の船橋Ｃ３に出走しても通用しない。

８番ディアドムス…南関東に転入時の勢いがサッパリとなくなり、近走は非重賞でも馬券に絡めていない現状。苦戦必至だろう。

９番コウエイワンマン…このメンバーで先着できるのは笠松の２頭のみだろう。

11番グランドサッシュ…前走スパーキングサマーカップでは11着に大敗。ダートグレードで通用するレベルではない。

13番キタノイットウセイ…ダートグレードにたびたび参戦するが、ほとんどのレースで最下位。ここも回ってくるだけだろう。

日本テレビ盃2020の買い目

ここは当初の予定通り、◎アナザートゥルースから相手を〇サルサディオーネ▲ロードブレスに絞って勝負。出来れば、より人気がないサルサディオーネの好走に期待したいですね。

【参考買い目】

３連複：◎ー〇▲ー〇▲△△△×××（13点）

３連複で１列目にアナザートゥルース、２列目にサルサディオーネ、ロードブレス、３列目に印を打った馬へ流したい（ワイド２点でもＯＫ）。本線は２列目がサルサディオーネ、３列目がミューチャリーまで。安い組み合わせは当たってもトントンくらいの気持ちで、なるべく高めの当たりに期待したいところです。

日本テレビ盃2020の予想でした。