（@h_r_p_studio さんの写真。）
ＮＨＫマイルカップ2019の予想です。
ＮＨＫマイルカップ2019の出走馬は、グランアレグリア、アドマイヤマーズ、ダノンチェイサー、ヴィッテルスバッハ、グルーヴィットなど18頭。東京競馬場芝1600mで行われる３歳限定のＧ１戦です。
５月５日（日）の平場の勝負レースはこちらから。当日の９時ごろに掲載します）。
土曜日は可もなく不可もなくでした。勝負度Ｃの新潟７レースの◎プリティマックスが勝ち切ってくれたのであそこは３連単も押さえたかったですね。ワイドのみ。逆に続く新潟８レースは３連複と３連単がヒット。最後の勝負度Ｃだったプリンシパルステークスを楽しみにしていたのですが、大量のひょうが降ってきた影響で開催中止になる事態に。
地方競馬ではたまに開催中の中止がありますが、ＪＲＡでは私が記憶する限り、初めてかも。しかもひょうによる中止は記憶にないですね。競馬は命がかかるスポーツですし、こればかりは仕方ありません。それよりもメトロポリタンステークスとプリンシパルステークスは代替されないんですかね。個人的には日曜日に15レースやって欲しいです（たぶんないでしょうが）。
ＮＨＫマイルカップは上位３頭が抜けた人気ですが、「上位３頭で決まらない」という馬券があったら勝負度Ａ～Ｂでそこに賭けたいです。波乱の余地ありと見ていますが果たして…
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ＮＨＫマイルカップ2019の予想です
ＮＨＫマイルカップといえば、極端な決まり手が印象深いレース。ジョーカプチーノ、カレンブラックヒル、ミッキーアイル、メジャーエンブレムなどの逃げ先行押し切りもあれば、ピンクカメオ、ダノンシャンティ、マイネルホウオウ、ケイアイノーテックなどの強烈な追い込みが決まることも。特に人気薄で波乱を演出する馬は中団～後方で脚を溜めて直線一気というパターンが多い。
今年は抜けた１～３番人気に推されているグランアレグリア、アドマイヤマーズ、ダノンチェイサーがいずれも先行タイプ。鞍上がルメール騎手、Ｍ・デムーロ騎手、川田騎手ならお互いを意識するはずで、特に苦汁をなめさせ続けられているＭ・デムーロ騎手はルメール騎手騎乗のグランアレグリアを徹底マークしそう。川田騎手もこの枠なら中途半端な位置を嫌い、ポジションを取りに行くだろう。全体の意識は前へ前へと傾くはず。今年は前より後ろのＮＨＫマイルカップになるのではないか。
本命はカテドラルの末脚に賭けてみたい
新馬→野路菊ステークスと無傷の連勝を飾り、特に野路菊ステークスではのちの皐月賞２着馬ヴェロックスを抑え込んだ実力馬。その後は重賞で２戦続けて大敗したが、間隔を空けて挑んだアーリントンカップが最後方から直線で前が詰まる不利を受けながら怒涛の追い込みを見せて２着に好走。直線でスムーズに追い出せていれば、本馬が突き抜けていたはずで、やはり持っているポテンシャルは相当高い。
問題はその力を出せるかだが、この血統はどうも自我が強く、我が儘なので、馬の気持ち優先タイプの福永騎手では暴発するリスクがあり、騎手の意思優先タイプの外国人騎手の方がフィットする（実際、前走はシュタルケ騎手で激走）。今回はシュタルケ→アヴドゥラ騎手の鞍上強化。前走以上のパフォーマンスを期待してもいいだろう。そもそもハーツクライ産駒×外国人騎手も相性がいい（2017年以降、重賞におけるハーツクライ産駒×外国人騎手は【3.5.2.7】勝率17.6％、連対率47.1％、複勝率58.8％、単回収率130％、複回収率140％）。ポテンシャルは上位勢にもヒケを取らないので、ハマればアタマまであると判断したい。
相手は上位人気の中ではアドマイヤマーズを最上位に評価
前走皐月賞は１枠１番で乗り難しさがあった上、１～３着馬が強過ぎた。メンバーレベルは明らかに前走の方が高く、距離短縮もプラスなのであれば、ここは上位争いに加わってくるのではないか。レースセンスが高く、常に一定したパフォーマンスを発揮できる馬。よほどの前崩れにでもならない限り、堅実に走ってくるだろう。鞍上のＭ・デムーロ騎手は今年の重賞成績が【1.3.0.21】（勝率4.0％、連対率16.0％、複勝率16.0％、単回収率10％、複回収率18％）と散々だが、悪いことはそこまで長く続かない。逆にそろそろ数字が上がっても良い頃だろう。
３番手は展開が向けば、ヴィッテルスバッハが怖い
前走ニュージーランドトロフィーは典型的な立ち回り決着を後方から大外を回って３着まで追い上げ、レース内容だけなら間違いなく一番強い競馬だった。２走前の500万下も相手関係に恵まれたとはいえ、本来であれば差せない流れを強引に差し切っており、強さが際立っていた。近２走は展開不向きの中、これだけの高いパフォーマンスを見せているので、展開の後押しがあれば、過去最高のパフォーマンスを発揮してくれるだろう。戸崎騎手も差し決着で外枠なら信頼できる。
最大の惑星はトオヤリトセイトだろう。前走アーリントンカップでは２着カテドラルに次ぐ上り２位タイをマークして３着に好走。ゴール前の伸びはカテドラルの方が目立っていたが、早めに動いたのは本馬の方でそこまで印象の悪い負け方ではなかった。東京芝は２走前に経験済み。差し、追い込みが届く展開になれば、上位進出しても不思議ではない。この人気は舐められ過ぎだ。
グランアレグリアは能力だけなら最上位も、新馬からストレス負荷の少ない競馬が続いており、ハイペースで馬群に揉まれた時にどこまで走れるか未知数。自分のリズムでスピードの持続力を生かす展開に持ち込めれば強いものの、今回はビッシリとマークにも合うはずで、断然の１番人気でも飛ぶ危険性が意外とあるのではないか。溜めて切れるタイプでもない。
ファンタジストは距離短縮、コース替わりで見直し可能。それでも対アドマイヤマーズでは２戦２敗と分が悪く、皐月賞組では着順通りアドマイヤマーズ＞ファンタジストと判断していいだろう。それでも皐月賞以外では４着以内をハズしておらず、堅実には走ってきそうだ。
ダノンチェイサーは少頭数競馬しか経験していないのが気になる。前走きさらぎ賞はレースとしてかなり特殊で、そのまま真に受けない方がいいだろう。この枠で外からプレッシャーをかけられると厳しい競馬を強いられそうだ。人気で買いたい馬ではない。
ヴァルディゼールは前走アーリントンカップの一戦だけで人気を落とすなら見直しの余地あり。そのアーリントンカップは直線で進路を確保するのに時間がかかった上、いざ追い出せたと思ったら今度は前が詰まってしまった。力を出し切っての敗戦ではなく、アーリントンカップ上位勢との勝負付けはまだ済んでいない。
ハッピーアワーは新馬以来、上りはすべて３位以内をマークしている末脚堅実な馬。1400mがベストな印象はあるものの、前走ファルコンステークスでは最後まで伸び続けており、まだ1600mでパフォーマンスが落ちると断定しない方がいいだろう。人気もなさ過ぎな印象を受ける。
グルーヴィットは前走ファルコンステークスでハッピーアワーに敗れたものの、初芝、キャリア３戦での結果なので悲観する必要はない。今回はレーン騎手に鞍上強化（北村友一騎手が悪いわけではないが、レーン騎手の方が上だろう）。鞍上込みで不気味さがある。
ケイデンスコールは前走毎日杯で展開不向きかつ斤量57キロを背負って４着まで追い上げており、上位勢とはそん色のない走りだった。大外枠は常識的に割り引きだが、馬群がバラけて差し、追い込みが届く流れになれば、上位進出の可能性が出てくるか。
最後にマイネルフラップ。現状の東京芝の高速馬場がベストとは言えないが、意外性のある馬。馬群の中で脚を上手く溜めて流れが向けば、ひと脚は使えるだろう。人気になりにくいタイプでもあるので押さえておいて損はない。
ＮＨＫマイルカップ2019の印です
◎⑩カテドラル
○⑰アドマイヤマーズ
▲⑮ヴィッテルスバッハ
△⑯トオヤリトセイト
△⑦グランアレグリア
△⑬ファンタジスト
×③ダノンチェイサー
×⑧ヴァルディゼール
×⑭ハッピーアワー
×⑥グルーヴィット
×⑱ケイデンスコール
×⑤マイネルフラップ
以上、ＮＨＫマイルカップ2019の予想でした。
