@h_r_p_studio さんの写真。)

中山金杯2019の予想です。

中山金杯2019の出走馬は、マウントゴールド、ステイフーリッシュ、エアアンセム、ウインブライト、タイムフライヤーなど16頭。中山競馬場芝2000mで行われるハンデ・G3戦です。

1月5日(土)の平場の勝負レースはこちらから(当日の9時ごろに掲載します)。

昨年のホープフルステークスから中7日で迎える東西金杯。

個人的には今週の競馬が楽しみではありますが、この日程は本当にどうにかして欲しいなというのが本音です。

そんな中、このスケジュールに一石を投じる騎手が2名いました。

そりゃー騎手だって海外旅行に行きたいですよ。ましてルメール騎手のように家族がいれば、なおさらでしょう。

海外の競馬にはちゃんとしたシーズンオフがあり、MLBでは産休、育児休暇制度がありますし、日本の競馬会は改めて考えるとまとまった休みが一度もないというブラック企業さながらの労働環境。ルメデムなら一度、休んでもすぐに自分の席があるのでしょうが、ほかの騎手は自分の席が脅かされるという意味で自己都合で休むことはできないでしょうし、過酷ですね(騎手は平日に少し休めるかもしれませんが、毎日馬の世話をする厩舎関係者は本当に大変)。南関東も年末年始は売り上げ的に開催するのがベストかもしれませんが、それならどこかで休みを取るべきでしょう。

私が知る限り、現在の日程に好意的な関係者はいないですし、ホープフルステークスの単独開催はやめて以前の日程に戻して欲しいなと切実に思います。

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中山金杯2019の予想です

中山金杯は立ち回り勝負になりやすいレース。過去5年の中山金杯の枠順別成績は、1~4枠【5.4.3.23】(勝率14.3%、連対率25.7%、複勝率34.3%、単回収率73%、複回収率71%)に対し、5~8枠【0.1.2.38】(勝率0.0%、連対率2.4%、複勝率7.3%、単回収率0%、複回収率20%)。5~8枠に入った馬は明らかに割り引きが必要だろう。16頭立てで能力が拮抗しているメンバー。展開、枠順重視で考えていきたい。

本命は当初の予定通り、マウントゴールド

4枠8番と中枠に入ったが、枠順の並びを見る限り、ロスのない立ち回りができそうで堅実に走ってくるはず。逃げるタニノフランケルは内田騎手ならペースを落とす可能性が高く、前々で運べる本馬に有利な流れになるだろう。

展開、枠順はもちろん、池江泰寿厩舎の中山芝2000m重賞における強さも魅力。同厩舎の中山芝2000m重賞における成績は2010年以降、【6.4.2.7】(勝率31.6%、連対率52.6%、複勝率63.2%、単回収率295%、複回収率156%)と黙って買いといえる数字。中山金杯でも14年オーシャンブルー、15年ラブリーデイと連勝している。今年は本馬で3勝目を決めると見た。

相手はやや難解だが、中山巧者のウインブライトを推したい

昨秋の2戦は富士ステークス→マイルチャンピオンシップと適性外の条件を使われており、負けるべくして負けたレース。それでもマイルチャンピオンシップでは最後までしぶとく食い下がっており、勝ち馬ステルヴィオから0.4秒差の9着。着順ほど悪い内容ではなく、次走に期待を持たせる走りだった。今回は【3.2.0.1】と抜群の相性を誇る中山コース。ここで買わなければいつ買うのか?という条件だろう。二ケタ馬番に入った分、割り引きは必要だが、6枠11番なら許容範囲と見たい。

3番手は勢いのある明け4歳のステイフーリッシュ

前走鳴尾記念ではマウントゴールドに先着を許したものの、逃げ、先行勢に有利な流れだったことを考えると、あの一戦で勝負付けが済んだとは言えない。今回もマウントゴールドの方が有利に運べそうではあるが、鞍上が藤岡祐介騎手なら無策で終わるとは思えず、この枠なら割り切って強気に先行してきそう。中団外目で外々を回らされる形だと苦しいが、1コーナーまでに位置を取りに行けば、枠順のマイナス要素をかき消すことはできるだろう。正直、枠順で評価をもう少し下げるか迷ったが、昨年12月に3歳馬が出走した重賞ではすべてのレースで3歳馬が3着以内に好走しており、現4歳勢の中から1頭は上位評価したいので、枠順には目をつぶってこの評価にした。

素質を高く評価しているサンマルティンは人気薄なら引き続き狙いたい

早仕掛けの17年小倉記念で2着に好走し、長期休養明けの都大路ステークスではエアアンセム(函館記念1着)、グァンチャーレ(スワンステークス3着)に楽勝しており、能力は間違いなく重賞級。気性的に難しい面があり、常に力を発揮できないのがネックもハマれば一撃があっても驚けないだろう。急かすと良くないので、積極的なマーフィー騎手への乗り変わりがプラスに働くか微妙ではあるが、上手く前に壁を作って脚を溜められれば、面白い。

ストロングタイタンは左回り&夏に実績が集中しているものの、中山芝2000m重賞で鬼のように強い池江泰寿厩舎の管理馬なら無視しないほうが良さそう。前走中日新聞杯は馬体重が+36キロと重過ぎた面があったので、中間に絞れていれば、もう一段上のパフォーマンスを発揮できるのではないか。

エアアンセムは立ち回り力を生かすには絶好の3枠6番を引き、この馬の力は発揮できそう。ただ前走福島記念では1枠1番からロスなく立ち回って3着が精いっぱい。今回は相手がやや強化されているので、馬券圏内に入れるかのギリギリのラインにいるのではないか。

コズミックフォースは昨秋の2戦が物足りないものの、2枠3番、レースセンスの高さだけで押さえておく価値がありそう。芝2000mは【2.1.1.0】。これくらいの距離の方の方が合っている。

ランガディアは左回り中心に使われているが、立ち回り力はあるので、コース替わりに対応しても不思議ではない。母系は活躍馬の多いダイナカールの一族。キャリアの浅さを考えてももう一段上のパフォーマンスを発揮してくるかもしれない。

タイムフライヤーは枠順と脚質的に割り引きが必要だが、鞍上が和田騎手なら積極的に騎乗してくる可能性はあり、乗り方ひとつで上位争いするチャンスは出てくるだろう。冬の中山芝2000mも合う。

最後にブラックバゴ。本馬も枠順と脚質的に割り引きが必要だが、中山芝2000mは【1.1.1.1】と得意条件。展開不向きだった昨年の中山金杯でも4着まで追い上げており、コース適性の高さを武器に展開関係なく追い込んでくる可能性は少しある。

中山金杯2019の印です

◎⑧マウントゴールド
○⑪ウインブライト
▲⑮ステイフーリッシュ
△⑤サンマルティン
△⑨ストロングタイタン
△⑥エアアンセム
×③コズミックフォース
×④ランガディア
×⑫タイムフライヤー
×⑭ブラックバゴ

以上、中山金杯2019の予想でした。