中山大障害2022の予想です。

中山大障害2022の出走馬は、オジュウチョウサン、ゼノヴァース、ブラゾンダムール、ケンホファヴァルト、マイネルレオーネなど11頭。中山障害芝4100mで行われるJ・G1戦です。

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中山大障害2022の予想です

今年の中山大障害は、障害界を長らく引っ張ってきたオジュウチョウサンの引退レース。そのオジュウチョウサンは秋初戦の東京ハイジャンプで9着に大敗。本番に向けて暗雲が立ち込めているが、今年に入って障害重賞3勝のホッコーメヴィウス、前哨戦のイルミネーションジャンプステークスを圧勝したミッキーメテオが不在なら感動的な復活劇までありそう。ただ断然の実績と引退レースということもあり、馬券はオジュウチョウサン中心に売れるはず。妙味重視でいくなら別の馬から入るべきだろう。

本命は思い切ってテイエムタツマキから入りたい

障害での勝ち鞍は未勝利のみで、実績では多くの馬に劣るものの、ブリンカーを着用した近2走はオープンクラス通用のメドが立つ走り。2走前の小倉サマージャンプは前残り決着の中、後方2番手からマクリ気味に進出して5着。前走秋陽ジャンプステークスは前の2頭を可愛がり過ぎてしまい、やや差し損ねての3着。どちらも位置取りや動き出しのタイミングひとつで勝ち負けに加われそうなレースだった。

近2走のレース内容が着順以上に良かったのに加え、より魅力的に感じるのは血統背景。父はディープボンド、アカイイトらを輩出しているキズナで、母父はアップトゥデイトを出しているクロフネ(母父クロフネでは19年中山大障害で本命に推して6番人気2着と好走したブライトクォーツがいる)。いかにもスタミナ豊富なイメージで、タフな大障害コースで隠れたポテンシャルが発揮される可能性はあるのではないか。

もう1頭、気になるのはビレッジイーグル

前走イルミネーションジャンプステークスではシャンボールナイト(8着)とやり合った上、4コーナーで圧勝したミッキーメテオに交わされる厳しい展開。それでも直線に入ってしぶとく踏ん張り、2着アサクサゲンキからタイム差なしの3着。いかにも負けて強しの競馬だった。ここまで大障害コースは21年中山大障害5着、22年中山グランドジャンプ5着。どちらも早めに交わされて後退しているが、昨年の中山大障害では3着馬から0.4秒差の5着。もう少し楽に行かせてもらえれば、馬券圏内が狙えたレースだった。オジュウチョウサン、ブラゾンダムールとは勝負付けが済んでいるのは確かも、前者は本来の走りができるか分からず、後者は長期休養明け。順調度と成長の余地がある5歳という年齢を考慮すると、ここで逆転があっても何ら不思議ではないだろう。

3番手はオジュウチョウサンを安易に軽視できない

前走東京ハイジャンプはまさかの敗戦も、本調子を欠いていた上に、高齢の同馬にとって東京のスピード勝負はもはや合わなかった様子。今回は【9.0.0.2】の無類の強さを誇っている大障害コース。状態が上向いて得意舞台に変われば、ガラリ一変があってもいいのではないか。スタートセンスと立ち回り力が生きやすい1枠1番に入ったのも強みだ。

ゼノヴァースは実績だけならオジュウチョウサンの最大のライバルも、大箱コースでこそのイメージがあり、トリッキーな大障害コースで力を発揮できるか未知数。オジュウチョウサンに次ぐ人気を集めるなら、大障害コース未経験を重く受け止めたい。

ブラゾンダムールはオジュウチョウサンさえいなければ、J・G1で2勝を挙げている馬。ディープインパクト産駒でもスタミナ豊富なイメージで、大障害コースが合っているのだろう。ただ今回は22年中山グランドジャンプ2着以来の実戦。間隔が空いた分、割り引きは必要かもしれない。

マイネルレオーネは2走前の中山グランドジャンプでオジュウチョウサン、ブラゾンダムールを追い詰めての3着。当時だけ走れば、勝ち負けに加わっても不思議ではないが、秋初戦の東京ハイジャンプで10着と大きく負けてしまったのが気がかり。

ケンホファヴァルトは当初、本命候補ではあったものの、小牧加矢太騎手への乗り替わりが微妙。同騎手は馬術上りゆえか、折り合い重視で前に行かないことが多いので(過去にスタートからハナを奪って逃げたのは一度のみしかない)、前々で立ち回ってナンボの本馬の良さを引き出せないで終わりそうな気がする。

中山大障害2022の印です

◎③テイエムタツマキ
〇②ビレッジイーグル
▲①オジュウチョウサン
△⑪ゼノヴァース
△⑤ブラゾンダムール
△⑦マイネルレオーネ
×⑧ケンホファヴァルト

以上、中山大障害2022の予想でした。