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マイルチャンピオンシップ2017の予想です。
マイルチャンピオンシップ2017の出走馬は、イスラボニータ、エアスピネル、レッドファルクス、ペルシアンナイト、マルターズアポジーなど18頭。京都競馬場芝1600mで行われるG1戦です。
今秋のG1はここまで…
スプリンターズステークス◎ワンスインナムーン(7番人気3着)
秋華賞◎ディアドラ(3番人気1着)
菊花賞◎トリコロールブルー(8番人気15着)
天皇賞(秋)◎レインボーライン(13番人気3着)
エリザベス女王杯◎スマートレイア―(6番人気6着)
先週のエリザベス女王杯は直前にモズカッチャン→スマートレイアーと変更して失敗。残念でしたが、今週のマイルチャンピオンシップでブチかましたいと思います。
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マイルチャンピオンシップ2017の予想です
先週のエリザベス女王杯はモズカッチャン、クロコスミアの立ち回り決着。モズカッチャンもクロコスミアも能力があっての粘り込みだったとはいえ、掲示板に入った5頭のうち4頭は4コーナー4番手以内。位置取りが明暗を分けたレースだった。
秋の京都開催は道悪で行われることが多く、内から徐々に荒れていくかと思いきや、道悪時は内を避けて通るシーンが目立ち、内は依然として良好な状態が保たれている。先週のエリザベス女王杯の前残りはペースの影響が大きかったが、馬場の後押しも少なからずあっただろう。
今週からB→Cコース替わり。土曜日の競馬を見ても外より内のほうが伸びており、今週も内をロスなく立ち回った馬が抜け出す競馬になるのではないか。
本命はヤングマンパワーの人気がなさ過ぎ
昨年の富士ステークスではイスラボニータ、ダノンプラチナの両G1馬相手に勝利を収めている馬。その後の成績はいまひとつだが、昨年のマイルチャンピオンシップはバルザローナ騎手のクソ騎乗、東京新聞杯は苦手な加速力勝負(レースの上りが32.7秒)、安田記念は差し、追い込み決着と敗因が明確なレースばかり。それでもマイラーズカップでは展開不向きながらイスラボニータ、エアスピネルに次ぐ3着、毎日王冠では強豪相手に5着に粘り込んでおり、条件さえ整えば、このメンバーで見劣ることは決してない。
問題はその条件だが、「立ち回りが生きること」と「適度に上がりがかかること」。今回はそのどちらもそろいそうで、大駆けがあっても不思議ではないはず。道中はおそらくマルターズアポジーを見ながらの2、3番手。直線で内からスッと抜け出してそのまま押し切るシーンはイメージしやすい。鞍上はワンスインナムーンやビートブラックなどを見ても、内目の枠から先行して粘り込ませるのが得意な石橋脩騎手。武士沢騎手よりははるかに期待できる。
相手は人気でもイスラボニータ
ある程度の位置を取れてシュッと加速できるので、立ち回り決着になってもそれなりに追い上げてくるか。2年前はスタートでミスがありながら3着。昨年はミッキーアイルが逃げ切る中、好位から差して2着。2年連続で負けて強しの競馬をしており、京都芝1600mなら簡単には崩れないだろう。
3番手はエアスピネル
ピリッとした脚が使えず、詰めの甘さが目立つタイプだが、適度に時計のかかる現状の馬場は本馬にとって大きなプラス。京都芝は【2.1.1.0】。坂の下りからゴールまでスピードを緩めずに走れるので、同舞台が合っているのだろう。イスラボニータ同様にある程度の位置で運べるので、立ち回り決着を想定するからといってバッサリと切る必要はない。
レッドファルクスは展開的に厳しくなりそうだが、総合力ではアタマひとつ抜けている。かCBC賞以降、国内芝に限れば、【4.0.2.0】。どんな条件でも確実に追い込んできており、脚質だけでバッサリと切るのは危険すぎる。鞍上はテン乗りとはいえ、京都芝を手の内に入れている感があるC・デムーロ騎手。道中を馬群でじっと我慢し、直線でいかにも馬群を上手く捌いてきそうだ。
伏兵なら当初本命予定だったマルターズアポジー。単騎逃げ濃厚、内有利かつ適度に時計のかかる馬場状態、フワッとハナに立てそうな4枠8番などの条件を考慮すると、ここは一発があってもいいはず。ただ適度に穴人気しており、このオッズで武士沢騎手を買いたいかと言われると買いたくない。
レーヌミノルは一変があっても驚けない。オークス以降は適性のないレースばかりに出走しており、言い訳のできる敗戦。今回は桜花賞以来のマイル戦。その桜花賞では淀みのない流れの中、好位から抜け出してリスグラシュー、ソウルスターリング、ディアドラらを封じ込めており、この距離なら世代屈指の能力があると見てよさそう。鞍上込みで不気味な存在だ。
ウインガニオンも当然警戒。関屋記念では勝ち馬マルターズアポジーから0.2秒差の2着。もう少し早めに動いていれば、着差はもっと詰まった気がする。右回りで結果が出ていないとはいえ、本格化してからはすべて左回りのレースに出走しており、右回りがダメとは判断できない。
クルーガーも不気味。前走富士ステークスは後方からただ1頭だけ追い込んできて3着に好走。長期休養明けであれだけ走れるのであれば、叩き2走目、得意の京都芝ならエアスピネル、イスラボニータにヒケを取らない走りができるだろう。立ち回り決着を想定している以上、積極的には推しづらいが、差し馬の中では最も期待値が高そうだ。
サングレーザーは展開的に買いづらいが、直線で馬群を上手く捌ければという条件付きで抑え。この手のフレッシュで勢いのあるディープインパクト産駒も2割増しくらいで評価したほうがいいか。
サトノアラジンは大型で不器用なタイプなので、多頭数の内目の枠はマイナス。かつ展開を考えると買いづらいが、馬群を捌けないわけではないので、直線で上手くスペースが見つかれば、上位に進出してもいいか。
最後にペルシアンナイト。立ち回り決着になるとさすがに苦しい気はするが、適度に時計のかかる馬場自体はプラス。本命が大穴なので念のため押さえておきたい。3歳馬もそろそろ馬券圏内の好走がありそうだ。
マイルチャンピオンシップ2017の印です
◎③ヤングマンパワー
○⑫イスラボニータ
▲⑪エアスピネル
△⑦レッドファルクス
△⑧マルターズアポジー
△⑨レーヌミノル
×⑯ウインガニオン
×⑩クルーガー
×④サングレーザー
×⑤サトノアラジン
×⑱ペルシアンナイト
以上、マイルチャンピオンシップ2017の予想でした。