金盃2023の予想です。

金盃2023の出走馬は、サンビュート、コバルトウィング、セイカメテオポリス、ランリュウオー、マンガンなど16頭。大井競馬場2600mで行われるSII戦です。このレースは勝負度D(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。

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金盃2023の予想です

金盃は大井2600mで行われる南関東の最長距離重賞。

先週にJRAで行われたダイヤモンドステークスと同じく末脚の持続力勝負になることが多く、過去5年の上り別成績は以下の通り。

◆過去5年の金盃の上り別成績(18~22年)
上り1位【3.1.1.0】(勝率60%、連対率80%、複勝率100%、単回収率216%、複回収率216%)
上り2位【1.3.0.2】(勝率20%、連対率67%、複勝率67%、単回収率123%、複回収率282%)
上り3位【0.0.2.3】(勝率0%、連対率0%、複勝率40%、単回収率0%、複回収率118%)
上り4位以下【1.1.2.55】(勝率2%、連対率3%、複勝率7%、単回収率9%、複回収率12%)

ご覧の通り、上り上位ほど成績が向上しており、上り1位は複勝率100%。

19、20年には追い込み馬として活躍したサウンドトゥルーが連覇を達成。21年にはマンガンが捲って突き抜けており、最後まで伸び続けられるかが最大の焦点と言っていいだろう。

今年の出走馬を見ると、逃げ、先行勢が手薄なのでスローペース必至ではあるが、それでも例年の傾向通り末脚の持続力が問われると判断したい。それでは予想にいきましょう。本命はこの条件で躍動が期待できる伏兵の

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コスモポポラリタの一撃に賭けてみたい

評価したいのは2走前の金盃トライアル。直線で大外に持ち出されると上り最速の脚を繰り出して勝ち馬コバルトウィングからタイム差なしの2着に好走。直線があと50m長ければ、楽々と差し切っていたはずで、大井の長丁場に対する高い適性が垣間見えた一戦だった。今回は当時よりも相手が強化されるが、金盃トライアルが脚を余しての敗戦でまだパフォーマンスを上げられそうなこと、出走馬の中で最軽量の52キロで出走できることを考えると、古馬の重賞で揉まれてきた馬が相手でも楽しみはあるのではないか。

ロージズインメイ産駒は、マイネルバイカ(15年白山大賞典4番人気1着)、コスモカナディアン(17年川崎記念6番人気3着)、サミットストーン(14年浦和記念3番人気1着)、スペルマロン(高知2400mの高知県知事賞で2勝かつ4年連続連対)、ローズプリンスダム(17年レパードステークス11番人気1着)などダートの中長距離重賞で期待以上の走りをするのが特徴。血統的な魅力もある。

相手はセイカメテオポリスが巻き返す

前走名古屋グランプリは馬体重が+17キロと大幅に増えていた上、逃げる競馬になってしまい、全くの参考外。2走前のJBCクラシックは相手が強かったのに加えて差しが決まりづらい馬場だったので、近2走はダートグレードで相手が強かったのはもちろん本馬が力を発揮できる条件ではなかった。3走前の白山大賞典では本田騎手が差し遅れながら4着に健闘。南関東重賞ならどう考えても格上の存在だろう。大井の長丁場は22年金盃2着、同年東京記念2着と実績十分。長く良い脚を使えるのは同レースの傾向にピッタリで、ここは巻き返し濃厚と見た。

3番手はマンガンを見直したい

前走報知オールスターカップでは5着に終わったが、休み明けで馬体重が+16キロと大幅に増えており(過去最高の馬体重)、冬場で絞り切れてなかったと見て良さそう。昨年の金盃は471キロで出走し、ひと捲りで2着馬に9馬身差をつける圧勝劇。470キロ台前半なら昨年並みのパフォーマンスを期待していいのではないか。

サンビュートは前走報知オールスターカップで3着に好走し、門別に移籍してパワーアップした様子。昨年の金盃4着時より力をつけているので、今年は馬券圏内が狙えるかもしれない。

サトノディードはここに来て再び軌道に乗ってきた様子。レースセンスがないので、1枠1番からどう捌くかはカギになるが、ズブズブの消耗戦になれば、浮上の余地はあるだろう。

ウラノメトリアは昨年の金盃で1番人気に推された馬。その後は勝ち星こそないものの、東京記念では4着に健闘しており、斤量54キロなら展開ひとつで上位争いのチャンスはある。

ランリュウオーは昨年の東京記念勝ち馬も、当時は勢いがあり、展開も向いた。近2走は得意の浦和で見せ場なく敗れており、小久保厩舎なのでまた復活させてきそうだが、人気ほど信頼度は高くないだろう。

コバルトウィングは金盃トライアル勝ち馬も、マイペースの逃げに持ち込めたのが大きかった。ここもスローペース濃厚なので楽逃げを打てるかもしれないが、逃げ切るのが難しいレースなので、ここは嫌う番と見た方がいいか。

カイルはややスランプ気味も、近2走は着順ほど悪い走りではなかった。御神本機騎手への乗り替わりは不気味で、人気がないなら押さえておいて損はないだろう。

金盃2023の印です

◎⑤コスモポポラリタ
〇⑨セイカメテオポリス
▲⑮マンガン
△⑥サンビュート
△①サトノディード
△⑯ウラノメトリア
×⑫ランリュウオー
×⑦コバルトウィング
×②カイル

3番トーセンブル…長距離ダートは得意だが、最近の大井の長距離重賞は、21年東京記念12着、22年金盃5着、同年東京記念11着と苦戦続き。ピークを過ぎた感が否めず、ここも苦戦必至では。

4番パストーソ…大井の長距離重賞は過去2回参戦して、21年東京記念10着、22年東京記念9着。前々で立ち回りを生かしてこそなので、末脚の持続力が要求される大井の長丁場は合っていない。

8番メイショウワザシ…前走サンタアニタトロフィーは自分の形を作れなかったので度外視可能も、22年春に南関東で結果を残せず、その後に他地区で好成績を収めることができたのは単純にレースレベルの問題と捉えて良さそう。南関東の重賞では荷が重いだろう。

10番サトノプライム…昨年の金盃3着馬も、その後はオープンでも馬券に絡めていない。ピークを過ぎた感が否めず、今年は昨年以下の結果に終わるのでは。

11番ブラヴール…2走前の金盃トライアルでは楽逃げを打ったコバルトウィングを追いかけるも直線入口で早々と失速。今回は当時よりもメンバーが強力なので、上位争いは難しいだろう。

13番タイサイ…南関東に移籍後は連勝を飾るも、その後は重賞で苦戦が続いている現状。昨年の金盃では7着に敗れており、今年も苦戦必至と見ていい。

14番ドスハーツ…元JRAのオープン馬も、南関東移籍後は目立った実績がない。重賞では分が悪いはず。

金盃2023の買い目です

ここはまず印を以下の通りに変更します。

◎⑤コスモポポラリタ
〇⑨セイカメテオポリス
▲⑮マンガン
△①サトノディード
△⑥サンビュート
△⑯ウラノメトリア
×⑫ランリュウオー
×⑦コバルトウィング
×②カイル

想定より人気がなかったサトノディードの評価を上げました。お昼現在、◎コスモポポラリタは単で10倍を切るオッズになっていますが、3連系ではそこまで売れていない感じですね。2列目はセイカメテオポリス、マンガンに加えて、人気薄のサトノディードまで加えたいと思います。

【参考買い目】

3連複:◎ー〇▲△(サトノディード)ー〇▲△△△×××(18点)

3連複で1列目にコスモポポラリタ、2列目にセイカメテオポリス、マンガン、サトノディード、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド3点でもOK)。本線はセイカメテオポリス、マンガン絡みです。

以上、金盃2023の予想でした。