勝島王冠2021(大井)の予想です。

勝島王冠2021の出走馬は、トランセンデンス、セイカメテオポリス、エルデュクラージュ、コズミックフォース、ワークアンドラブ、ゴールドホイヤー、フィアットルクスなど16頭。大井競馬場1800mで行われるJpnII戦です。このレースは勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)を予定しています。

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勝島王冠2021の予想と見解です

勝島王冠は18年にSIIに格上げされてから、東京大賞典の前哨戦としての色をより濃くしているレース。

過去2年の勝ち馬は、

20年カジノフォンテン(次走東京大賞典2着)
19年モジアナフレイバー(次走東京大賞典3着)

と東京大賞典でも馬券圏内に好走しており、今年も本番に向けて目の離せない一戦と言えるだろう。

ただし、今年はモジアナフレイバー、カジノフォンテン級の馬が不在。ここで3歳のトランセンデンス、セイカメテオポリスが飛躍するキッカケを作るかもしれないが、レース前の段階では混戦ムードと言っていいだろう。難解な一戦ではあるが、ここはこの条件でこその馬から入りたい。それでは予想にいきましょう。本命は…

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大井替わりでフィアットルクスが一変するはず

前走埼玉新聞栄冠賞は初の浦和コースに戸惑っての敗戦。南関東に移籍して以降、大井以外で走ったことがなく、トリッキーな浦和2000mに対応できなかったのが全てだろう。今回は大井コースに戻る上、【7.0.0.0】と最も得意にしている大井1800m。展開を考えても、逃げるワークアンドラブの外目2、3番手のベストポジションを確保できそうで、ここは巻き返してくる可能性が高いと見た。

相手はゴールドホイヤーが怖い

報知グランプリカップを制して以降、2戦連続で人気を大きく裏切ってしまったが、前走サンタアニタトロフィーでは直線でスムーズに捌けないシーンがありながらも2着を確保し、復調気配を感じさせる走りだった。1800mは重賞3勝(雲取賞、羽田盃、報知グランプリカップ)を挙げている距離。前のワークアンドラブ、フィアットルクスを目標に動いていけば、直線でまとめて差し切るシーンがあってもいいのではないか。

3番手はワークアンドラブの粘り込みがありそう

ややムラ駆け傾向が強いものの、直近のレースでG1を除けば、

マイルグランプリ4着
川崎マイラーズ2着
隅田川オープン1着
サンタアニタトロフィー1着

と大きく崩れておらず、唯一馬券圏外を外したマイルグランプリ(同じように早めに動いた単勝1倍台のモジアナフレイバーも3着に敗退)も展開を考えれば、負けて強しの内容だった。今回はメンバーを見渡しても、すんなりとハナ主張が叶いそうで、ガラリ一変があってもいいだろう。

リコーワルサーは南関東から道営に移籍し、再度の南関東転厩。道営では1勝もできなかったが、クインズサターンやリンノレジェンドと差のない走りを見せており、決して能力が衰えたわけではないだろう。2年前の勝島王冠では4着に敗れたが、上位3頭はモジアナフレイバー、ノンコノユメ、サウンドトゥルーと強力な面々だった。今年のメンバーなら馬券圏内に加わる資格はあるのではないか。

リッカルドはオープン特別で3連勝をマークすると、前走埼玉新聞栄冠賞でも3着に好走し、全盛期ほどの力はないが、南関東重賞ならまだまだ戦える力がありそう。勝ち切れるかは微妙も、馬券圏内ならチャンスは十分にあるはずだ。

コズミックフォースは南関東に転入して以降、報知グランプリカップを除けば、安定した走り。正直、近2走は相手に恵まれた印象が強いものの、相手なりに走る面があり、ここも大崩れなく走ってくるのではないか。

エルデュクラージュは今年のダイオライト記念2着馬で、能力的には南関東重賞なら勝ち負けのはず。ただ揉まれると良くないイメージがあり、内枠からどう捌くかがカギになるだろう。

デアフルーグはややピリッとしない戦績も、オープン特別で勝ち切れない競馬が続いていたコズミックフォースの変わり身を見ると、本馬も同程度に走ってもいいだろう。

トランセンデンスは前走埼玉新聞栄冠賞で9着に敗れたが、前に行ったのが完全に裏目に出てしまった。ただ今年の3歳勢はジャパンダートダービーが史上稀に見る凡戦だったのを始め、全体的に低レベルなので、古馬勢との力の差もあるのではないか。

セイカメテオポリスも古馬初対戦でどこまで走れるかがカギ。能力的にはトランセンデンスと差がないはずで、トランセンデンスと同程度の評価が妥当だろう。

勝島王冠2021の印

◎⑮フィアットルクス
〇⑭ゴールドホイヤー
▲⑪ワークアンドラブ
△⑩リコーワルサー
△⑦リッカルド
△⑤コズミックフォース
×③エルデュクラージュ
×⑯デアフルーグ
×①トランセンデンス
×②セイカメテオポリス

4番サブノクロヒョウ…大敗が続いており、さすがに復活はないだろう。

6番アングライフェン…実績的に決してノーチャンスではないが、鞍上が昨年から勝ち星がない松崎騎手。騎手起用を考えると、あまり期待されていないのでは。

8番ブレスジャーニー…南関東転入当初はそこそこ走っていたが、近走は大敗続きで…

9番ドーヴァー…大敗続き。ここも参加するだけだろう。

12番ノーブルサターン…今年のブリリアントカップでは勝負度Cで本命に推し、お世話になったが、その後の成績が明らかにトーンダウン。コース替わりは歓迎も、それだけでガラリ一変するイメージが湧かず。

13番マンガン…2月の金盃は本格化を思わせる圧巻の走りだったが、長期休養明け後、まるで別馬に変わってしまった。年齢的にどこまで浮上のキッカケをつかむかもしれないが、近3走の敗戦を見ると買いづらい。

勝島王冠2021の買い目

ここはフィアットルクスから相手をゴールドホイヤー、ワークアンドラブに絞って勝負します。

【参考買い目】

3連複:◎ー〇▲ー〇▲△△△××××(15点)

馬連:◎ー〇▲(2点)

馬単:◎→〇▲(2点)

3連複で1列目にフィアットルクス、2列目にゴールドホイヤー、ワークアンドラブ、3列目に印を打った馬へ(ワイド2点でもOK)。あとは馬連、馬単を押さえます。

勝島王冠2021の予想でした。