ユングフラウ賞2021(浦和)の予想です。

ユングフラウ賞2021の出走馬は、グロリオーソ、ケラスヴィア、プレストレジーナ、サブルドール、セカイノホシなど12頭。浦和競馬場1400mで行われるSII戦。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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レース名となっている「ユングフラウ」とはスイスのアルプス山脈にある山の名称。

スイスで思い出すのはやはりサンモリッツ競馬場です(スイス・サンモリッツ競馬場で氷上競馬「ホワイトターフ」を観てきました)。毎年、2月のこの時期に行われるので、今年も開催されていたのか調べたところ、コロナの影響で中止になっていました。来年の日程はすでに発表されているので、来年は無事開催されるといいですね。

サンモリッツ競馬場の近くにはディアボレッツァ(馬の名前にいそう)という山があり、そちらにはケーブルカーで登りました。ザ・スイスといったイメージでした。

もしまた訪れることがあれば、サンモリッツからイタリアまで電車ですぐだったので、電車に乗ってイタリアに渡り、まだ存在しているうちにイタリア競馬を見てみたいですね。

ユングフラウ賞2021の予想と見解です

浦和・桜花賞へ向けた最重要ステップレース・ユングフラウ賞。

毎年、春のクラシックを目指した馬が集うものの、一筋縄に行かないのが最大の特徴。

過去5年の3着以内馬の人気を見ると、

20年1→7→11番人気(3連複41,340円、3連単103,520円
19年7→2→9番人気(3連複36,020円、3連単317,610円
18年4→3→1番人気(3連複1,400円、3連単13,720円
17年4→3→10番人気(3連複30,130円、3連単170,820円
16年1→6→2番人気(3連複900円、3連単4,900円)

で3連複万馬券が3本、3連単万馬券が4本(そのうち3本は10万超)も飛び出しており、荒れに荒れていることが分かる。

その波乱を演出しているのは差し、追い込み馬。

過去5年のユングフラウ賞で5番人気以下で3着以内に入った馬の通過順を見ると、

20年7番人気2着アクアリーブル(11-9-5-3
20年11番人気3着ポピュラーソング(9-10-10-7
19年7番人気1着ポッドギル(1-1-1-1)
19年9番人気3着マーチャンスルー(11-11-10-6
17年10番人気3着グラスサファイヤ(6-6-6-5
16年6番人気2着ポッドガゼール(9-9-9-5

で6頭中5頭は中団以下から追い込んできた馬だった。

今年は圧倒的な1番人気に推されそうなケラススヴィアを各馬が追いかける展開。特にセカイノホシは前走で控えて味がなかった分、今回は行ければ行きたいクチだろう。ハイペースになるのはほぼ間違いなく、今年も差し、追い込み馬が展開に乗じて波乱を演出しそうだ。それでは予想にいきましょう。本命は人気薄…

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レディブラウンの激走に期待する

南関東移籍後は前々での競馬を試みているが、道営時代には控えてもしっかりと走れており、自在性を兼ね備えているタイプ。特にフローラルカップでは勝負どころの3~4コーナーで前にいた馬が急失速した影響でブレーキをかける場面があったものの、そこから再度伸びており、フリオーソ産駒らしいしぶとさが光った一戦だった。

昨年の東京2歳優駿牝馬では5着に敗れたものの、外目3番手から早めに圧勝したケラススヴィアを追いかける展開で、中身の濃い負け方。そのケラススヴィアに先着するには相手の凡走待ちになるが、2着サブルドール以下とは展開ひとつで着順が入れ替わっても全く不思議ではないだろう。

今回は8枠12番を引いたので、自然と中団以下に控える形になりそう。あとは例年通り前が崩れる展開になれば、3~4コーナーから徐々に位置を押し上げ、直線で外から力強く伸びてくるのではないか。

相手は人気でもケラススヴィアが有力

無傷の4連勝で東京2歳優駿牝馬を制し、現3歳牝馬ではアタマひとつ抜けている存在。地方のディープインパクトことサウスヴィグラス産駒で前に行って良し控えて良し。枠が枠なので揉まれたくはないが、2枠2番を引いた以上、強気にハナを主張し、小細工なしの力勝負に持ち込むのではないか。浦和初コースの馬が多い中、浦和を経験しているのも強みだ。

3番手は消耗戦になる前提でサブルドール

デビュー戦勝ち後、勝ち星から遠ざかっているが、フローラルカップ3着、東京2歳優駿牝馬2着と重賞でたびたび好走。カジノドライヴ産駒らしいスタミナ豊富なイメージで、上りがかかっての消耗戦は望むところだろう。ただエンジンのかかりがやや遅いので、トリッキーな浦和コースに対応できるかがカギになりそう。鞍上の腕が問われるところ。

ティーズアレディーは前走桃花賞でプレストレジーナ(東京2歳優駿牝馬4着)を負かしているので、東京2歳優駿牝馬上位勢にもヒケを取らないだろう。門別では1200mでも勝利経験があり、1400mの距離自体は問題ないはず。

グロリオーソは門別での実績ではやや劣るものの、南関東に転入後2連勝。フリオーソ×グラスワンダーの底力溢れる血統。ここに来てひと皮剥けた可能性は大いにあり、このメンバーでも侮れないだろう。

プレストレジーナはどうもワンパンチ足りないが、レースセンスが非常に高く、浦和1400m向き。さすがに勝ち負けまでは難しくても、ひょっこり3着ならチャンスはあるか。

ウワサノノブシコは森騎手に見放された立場だが、浦和を経験しているのは強み。門別での実績を考えても、東京2歳優駿牝馬組にそこまで見劣らないはず。

最後にセカイノホシ。同型・ケラススヴィアの存在は厄介も、前走東京2歳優駿牝馬が力負けではないのは明らか。他馬との比較で考えた時に斤量54キロで走れるのは有利だろう。前崩れを想定する以上、重い印は打てないが、バッサリ切る必要もないか。

ユングフラウ賞2021の印

◎⑫レディブラウン
〇②ケラススヴィア
▲⑨サブルドール
△⑧ティーズアレディー
△①グロリオーソ
△④プレストレジーナ
×⑥ウワサノノブシコ
×⑩セカイノホシ

3番アングラン…意外性のあるフィガロ産駒ではあるが、道営での実績、南関東転入後の成績を見る限り、このメンバーでは分が悪いはず。

5番アイカプチーノ…ジョーカプチーノ×タイキシャトルの血統で1200m向きだろう。浦和1400mなら誤魔化しは利くものの、ここは多少のスタミナが要求される消耗戦になりそうで…

7番ホーリーナイトキス…控える競馬に転じてから淡白な走りが続いている。ここも苦戦必至だろう。

11番スセリヒメ…オープンで頭打ちの現状で…。後方待機策からバテた馬を交わすだけだろう。

ユングフラウ賞2021の買い目

ここは◎レディブラウンから相手を〇ケラススヴィア▲サブルドールに絞って勝負します。

【参考買い目】

3連複:◎ー〇▲ー〇▲△△△××(11点)

3連複で1列目にレディブラウン、2列目にケラススヴィア、サブルドール、3列目に印を打った馬へ(ワイド2点でもOK)。本線は2列目がケラススヴィア、3列目がプレストレジーナまでです。

ユングフラウ賞2021の予想でした。