ホープフルステークス2021の予想です。

ホープフルステークス2021の出走馬は、コマンドライン、キラーアビリティ、サトノヘリオス、ジャスティンパレス、アケルナルスターなど15頭。中山芝2000mで行われる2歳限定のG1戦です。

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ホープフルステークス2021の予想です

ホープフルステークスはペースに関係なく、ポテンシャル勝負になりやすいレース。

3年前は皐月賞馬サートゥルナーリアが制し、2年前は無傷の三冠馬に輝いたコントレイルが勝利。昨年は勝ち馬ダノンザキッドこそ皐月賞大敗後、クラシックから離脱してしまったが(それでも秋のマイルチャンピオンシップで3着に好走)、菊花賞1着&皐月賞2着のタイトルホルダー、菊花賞2着のオーソクレースが上位争いに加わっていた。2歳G1はのちのG1馬と下級条件止まりの馬が混じっている一戦なので、朝日杯フューチュリティステークスや阪神ジュベナイルフィリーズにも言えることだが、ペースや展開による紛れが少なく、地力が問われやすいのだろう。

今年のホープフルステークスは15頭立ての多頭数。メンバー的に展開、隊列が読みづらい面はあるものの、今年も例年通り強い馬が強いレースをすると割り切りたい。そしてそのような展開で狙ってみたい馬が1頭いる。

本命はアケルナルスターが穴をアケルなる

ハイライトは何と言っても前走未勝利。4コーナー1~3番手の馬が2~4着に粘り込む完全な前残り決着の中、最後方追走から文字通りのごぼう抜き。見た目のインパクトもなかなかだったが、ラスト1ハロンを目測で計測したところ、なんと天皇賞(秋)の勝ち馬エフフォーリア、東京スポーツ杯2歳ステークス勝ち馬のイクイノックス以上の末脚を使っていた(以下参照)。

天皇賞(秋)       エフフォーリア  ラスト1ハロン(推定10.5秒)
東京スポーツ杯2歳S   イクイノックス  ラスト1ハロン(推定10.4秒)
未勝利   アケルナルスター ラスト1ハロン(推定10.2秒

ラスト1ハロンだけとは言え(もしかするとラスト2ハロンでも速かった可能性あり)、「エフフォーリア、イクイノックス以上の脚を使っている」という事実だけで、相当のポテンシャルを秘めているのは間違いなく、何より大穴で買える以上、狙わない理由は何もないだろう。

トーセンラー産駒らしく追えば追うだけ伸びるようなイメージ。瞬発力が問われる東京より上りがかかっての地力勝負になった時の中山の方が合っているはずで、ホープフルステークスらしいホープフルステークスになれば、アッと驚く一撃があってもいいのではないか。鞍上は全く好みではないが、馬のポテンシャルに賭けたい。

相手はキラーアビリティが強い

前走萩ステークスではのちの朝日杯フューチュリティステークス3着馬ダノンスコーピオンとタイム差なしの競馬。ディープインパクト産駒でも母系の影響を色濃く受けており、追われてからグングンと加速するタイプ。前走のように加速力が求められるよりも、コーナー4回の持久力戦の方が合っており、今回はもう一段上のパフォーマンスを見せてくれるのではないか。近2走は岩田望来騎手が騎乗し、じっくりと脚を溜める競馬になっているが、スタートセンスはむしろ良く、横山武史騎手ならエフフォーリアのように前を射程圏に入れつつ、脚を残さずに使い切ってくれるだろう。馬券圏内に入る可能性が最も高いのは本馬のはず。

3番手は前売り最低人気もクラウンドマジックが侮れない

近2走は負けた相手が悪過ぎた面があり、前走萩ステークスで先着を許したキラーアビリティがホープフルステークス勝ち負けレベルと見ているので、本馬にも勝ち負けはともかく馬券圏内ならチャンスが巡ってきてもいいのではないか。戦績の見映えが悪いため、随分と舐められているが、上位勢とそこまでの差はないはずだ。

サトノヘリオスは未勝利→エリカ賞ともに地味な勝ちっぷりも、レコードが飛び出す淀みのない流れを上り最速で差し切っており、持久力勝負に強いのは明白。後方待機組になりそうなアケルナルスターに本命を打つ以上、似たような位置取りになりそうな本馬にも重い印が必要だろう。

コマンドラインは1番人気に推される以上、コース替わり、流れがガラッと変わって力を発揮できるかやや疑いたいところ。前走サウジアラビアロイヤルカップ組は2着ステルナティーアが次走阪神ジュベナイルフィリーズで2番人気7着に敗れたほか、苦戦が続いており、あの勝利自体を過大に評価しない方が良さそうだ。

ジャスティンパレスは新馬→黄菊賞と連勝中。前走黄菊賞のレースレベルが高いとは思えず、このメンバーに入ってどこまで通用するか疑問だが、じわじわと脚を使えるイメージなので、ホープフルステークスのレース傾向には合致するか。C・デムーロ騎手を確保できたのも大きい。

フィデルは前走京都2歳ステークスで正攻法の競馬で挑むも3着。力負けに見えたが、このホープフルステークスもメンバーレベルはそこまで高くなく、前走並みのパフォーマンスでも馬券圏内に加わるチャンスはあるか。

アスクワイルドモアはデビュー以降、常に上り3位以内をマークしているように追っての良さがウリ。相手は一段と強化されるものの、前が潰れるような展開なら浮上の余地はあるだろう。

最後にオニャンコポン。新馬から注目している馬で、前走百日草特別では正攻法の競馬で素質馬マホウオウプレミア、レッドラディエンス(次走ベゴニア賞を勝利)を抑えて勝利。展開面で印を最後に回したが、決して舐められた馬ではない。

ホープフルステークス2021の印です

◎②アケルナルスター
〇⑤キラーアビリティ
▲⑪クラウンドマジック
△⑦サトノヘリオス
△⑥コマンドライン
△⑧ジャスティンパレス
×⑬フィデル
×⑮アスクワイルドモア
×⑫オニャンコポン

以上、ホープフルステークス2021の予想でした。