@h_r_p_studio さんの写真。)

フェブラリーステークス2020の予想考察です。

フェブラリーステークス2020の出走予定馬は、インティ、モズアスコット、アルクトス、サンライズノヴァ、ヴェンジェンスなど。地方からはモジアナフレイバー、ノンコノユメ、ミューチャリーが参戦予定(ブルドッグボスは再びJRAに移籍しての参戦)。東京競馬場ダート1600mで行われるG1戦です。

ゴールドドリーム、クリソベリルは今年から新設された1着賞金11億円のサウジカップに出走予定のため、不在ですが、それでも年明け最初のG1を飾るのに相応しいメンバーがそろったといえるでしょう。

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フェブラリーステークス2020の予想のポイント

末脚勝負になりやすいレース

昨年は逃げたインティがそのまま押し切りましたが、フェブラリーステークスでの逃げ切り勝ちは珍しく、同レースがG1に昇格して以降、ハナを主張して押し切ったのは05年メイショウボーラー、11年トランセンド、19年インティのみ。つまりフェブラリーステークスは基本的に差し、追い込み勢優位のレースになりやすいといえます(以下参照)。

◆過去5年のフェブラリーステークス1~3着馬(15~19年)

上にまとめたのは過去5年のフェブラリーステークス1~3着馬で、3着以内馬15頭のうち10頭が上り3位以内をマーク。上り最速馬はほぼ毎年、馬券に絡んでおり、いかに速い上りを出せるかが勝負の分かれ目といえるでしょう。

今年はインティが昨年以上に明確に目標になる立場。徹底先行型のドリームキラリが除外対象なのはインティにとってプラスも、サンライズノヴァ&松山騎手、アルクトス&田辺騎手がインティを追いかければ、ペースがそこまで落ち着くことはなさそう。フェブラリーステークスらしくベタに好位~中団から速い上りを出せる馬を狙うのがいいのではないでしょうか。

フェブラリーステークス2020の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 インティ 2.7
2 モズアスコット 2.9
3 アルクトス 8.8
4 ヴェンジェンス 9.6
5 サンライズノヴァ 10.5
6 ワイドファラオ 15.4
7 ケイティブレイブ 17.2
8 デルマルーヴル 19.0
9 ノンコノユメ 20.6
10 モジアナフレイバー 26.9

1番人気はインティ。昨年のフェブラリーステークス以降、勝利から遠ざかっていますが、直近2走に限れば、レース内容は決して悪くなく、今年も人気を背負って挑むことになりそう。単勝は昨年と同じく2倍台後半と予想します。

2番人気はモズアスコット。初ダートの根岸ステークスで豪快な差し切り勝ち。引き続き鞍上・ルメール騎手で人気を集めるのは間違いないでしょう。単勝はインティと同じく2倍台後半と予想します。

3番人気はアルクトス。東京のダートコースに限れば、【5.1.0.0】と素晴らしい成績を収めている馬。前走南部南部杯から間隔は少し空きましたが、東京実績、近走成績の良さが評価されて上位2頭に次ぐ存在になりそう。単勝は8倍台後半と予想しています。

以下、ヴェンジェンス、サンライズノヴァ、ワイドファラオ、ケイティブレイブ、デルマルーヴル、ノンコノユメ、モジアナフレイバーと続きそうです。

フェブラリーステークス2020のイチオシ馬は…

今年のフェブラリーステークスは馬券的にもレースとしても非常に楽しみな一戦。その最大の理由はやはり地方馬の参戦ですね。特に走るたびに9→5→4→3着とJRAとの差を詰めているモジアナフレイバー、休み明けの川崎記念で4着と健闘したミューチャリーの2頭。どちらもワンターンのマイル戦が合いそうなので、どんな走りを見せてくれるのかワクワクしています。その2頭でより期待しているのは、

モジアナフレイバー

です。

ミューチャリーはエンジンのかかりがやや遅いのに対し、本馬は鞍上の意のままにスッと動けるのが最大の違い。すでに南部杯では1分34秒8で走っていますし、スピード勝負にも対応できるでしょう。JRA経験が浅い繁田騎手は不安ですが(東京で騎乗経験はあるが、勝利経験はない)、馬の力をちゃんと引き出してくれれば、このメンバーに入ってもヒケを取らないはず。メイセイオペラ以来の地方馬の優勝も決して夢ではないでしょう。

以上、フェブラリーステークス2020の予想考察でした。

先週の勝負レースのプチ回顧のコーナー

≪東京8レース 2勝クラス 勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫

◎②サクラアリュール(1番人気1着
○④ミラクルブラッド
▲⑫メスキータ
△⑥キタサンヴィクター
△⑪ロードリバーサル(2番人気3着
△③マックスアン
×⑨フィストバンプ(7番人気2着
×⑤ベルウッドカザン

本命はサクラアリュール。ダート2000m以上のレースに限れば、【0.1.5.0】の安定株。勝ち切れない面はあるものの、崩れ知らずでここも上位争いに加わってくるだろう。ただ戦績通り詰めが甘いので、差し損ねて2、3着の方がイメージはしやすい。

相手はまずミラクルブラッド。近走は芝中心に使われているが、元々はダートで2勝を挙げた馬。2走前の菅名岳特別では展開不向きの中、上り最速の脚で5着に健闘。昨年の同時期の東京ダート2100mではアドマイヤビクター、リゾネーターという強敵相手に3着に好走しており、この条件に適性があるのは間違いない。今回は紅一点の存在になるが、能力的にヒケを取らないはず。

メスキータの巻き返しも怖い。前走蹴上特別こそ案外だったものの、2走前の五条坂特別が久しぶりに見どころのある走り。鞍上強化、コース替わりで巻き返しがあってもいいのではないか。

馬券は3連複で1列目にサクラアリュール、2列目にミラクルブラッド、メスキータ、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド2点でもOK)。本線はロードリバーサルまで。あとは馬連、馬単を押さえる。馬単は2着付けで。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲ー○▲△△△××(11点)…本線はロードリバーサルまで

馬連:◎ー○▲(2点)

馬単:○▲→◎(2点)

ここは◎サクラアリュールが勝ち切るも、2列目で狙った穴馬ミラクルブラッド、メスキータが不発に。蓋を開けてみれば、完全な前残り決着になってしまいました…東京ダート2100mは割と相性のいいイメージがあるのですが、今回はダメでした。

≪東京10レース バレンタインステークス 勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫

◎⑯ブルベアイリーデ(2番人気5着)
○⑭ロードグラディオ
▲⑧ショーム<次走注目>(4番人気1着
△⑮ベストマッチョ(10番人気3着
△⑫ドリュウ
△⑦ノーブルサターン
×⑤イーグルバローズ(9番人気2着
×⑥サヴィ
×①クリノケンリュウ
×③ラプタス

本命はブルベアイリーデ。前走根岸ステークスは相手関係を考えれば、よく健闘しているといえるだろう。今回は相手弱化のオープン特別。これまでダートの重以上は【2.2.0.0】なので(青梅特別、銀嶺ステークスともに道悪だった)、日曜日の雨予報は本馬にとってプラスに捉えていい。3走前の勝ち上がりと同じルメール騎手が騎乗できるのも心強い。

相手はまずロードグラディオ。リボン賞勝ち後、やや壁にぶつかっていたが、距離短縮で挑んだ前走銀蹄ステークスが好内容。時計はまだまだ詰まりそうで、昇級初戦でも低レベルなオープン特別なら能力的にヒケを取らないだろう。

ショームは近2走が物足りないものの、前走ギャラクシーステークスは序盤に脚を使ったことで伸びを欠いたと見ていいか。今回は親父の横山典弘騎手に乗り替わり。後方ポツンになる可能性はあるものの、本馬の良さを最大限に生かす騎乗をしてきそうで、上手くハマれば、突き抜けても驚けないだろう。

馬券は3連複で1列目にブルベアイリーデ、2列目にロードグラディオ、ショーム、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド2点でもOK)。本線はサヴィまで。あとは馬連を押さえる。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲ー○▲△△△××××(15点)…本線はサヴィまで

馬連:◎ー○▲(2点)

ここは直線半ばで◎ブルベアイリーデがまだ抜群の手応えで、前に△ベストマッチョが粘り、外から▲ショームが来ていたので、当たったかと思いましたが、肝心の◎ブルベアイリーデが追い出されてから反応がひと息。次走注目馬のショームから入ることも考えただけに残念な結果でした。

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