ドバイターフ2023の予想です。

ドバイターフ2023の出走馬は、日本からダノンベルーガ、セリフォス、ヴァンドギャルドが遠征。海外勢は、ロードノース、ネーションズプライド、アルファリーク、ジュンコらが出走します。メイダン競馬場芝1800mで行われるG1戦。このレースは勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)を予定しています。1番人気が予想されたドウデュースは残念ながら左前肢跛行の影響で出走取消になりました。

※メルマガ読者の方は金曜日に配信した「明日の重賞予想」内にパスワードが掲載されています。

ドバイターフ2023の予想です

ドバイターフは、ドバイ国際競走の中で日本馬が最も活躍しているレース。

07年アドマイヤムーンの勝利に始まり、14年ジャスタウェイ、16年リアルスティール、17年ヴィブロス、19年アーモンドアイ、22年パンサラッサ(※ロードノースと同着)と、近年は日本馬が中心になりつつある。とりわけ14年以降は日本馬が参戦すれば、必ず馬券圏内に食い込んでいる。

今年の日本勢はドウデュースが残念ながら出走取消になってしまったが、ダノンベルーガ、セリフォスに加え、過去2年のドバイターフで馬券圏内の走りを見せているヴァンドギャルドが出走。ドウデュース不在でも依然として層は厚いと言えるだろう。

果たして今年も日本馬の勝利があるのだろうか。早速、占っていきたい。本命はこの条件なら…

ここより下は有料記事です(ドバイワールドカップデーの4競走で800円です)。

noteよりユーザー名、パスワードをご購入して頂ければ、閲覧できます(新規の方はnoteへの登録が必要です)。

レースが終わったので無料公開しています。

今年もロードノースに賭けてみたい

昨年も書いたが、ドバイターフはリアルスティール(16年1着→18年3着)、ヴィブロス(17年1着→18年2着→19年2着)が複数年に渡って好走しているように、リピーター色が強いレース。同馬は21、22年のドバイターフ勝ち馬。昨年はパンサラッサと同着だったものの、レース展開を考えると、本馬の方が中身の濃い競馬をしていた。7歳でも前哨戦のウィンターダービーを制しているように衰えは全く見られず、今年も同舞台で躍動するはずだ。

相手は同条件にピッタリなダノンベルーガ

前走ジャパンカップは中団外目追走から直線に入って勢いよく伸びてくるも、ラスト1ハロンで脚が止まったように距離がやはり長かった。これまでのレースぶりから左回りの芝1800~2000mがベスト条件。メイダン芝1800mは本馬に力を発揮しやすいコースだろう。気性的に休み明けでも走れるタイプ。ここは好勝負必至と見ていい。

3番手はセリフォスが侮れない

前走マイルチャンピオンシップは後方追走から大外を回って圧巻の差し切り勝ち。馬自身の成長力もさることながら、レーン騎手に乗り替わり、ひと皮むけたような走りだった。デビュー以来、芝1600mのみ使われているが、ダイワメジャー産駒らしくレースセンスの良さがウリで、ワンターンの芝1800mなら対応する可能性が高い。

シャールズスパイトは前走でフェブラリーステークスに参戦したが、そもそもダート実績がなく、参考外の一戦と割り切って良さそう。2走前のブリーダーズカップマイルでは勝ち馬モダンゲームズから0.1秒差の2着に好走しており、決して弱い馬ではないだろう。Speightstown産駒で距離延長は微妙だが、距離にさえ対応できれば、能力的には勝負圏内にいるはず。

マスターオブザシーズは前走ジェベルハッタで連勝がストップしたものの、4コーナー1、2番手の馬がワンツーを決める中、後方から大外を回って3着まで追い上げており、いかにも負けて強しの競馬だった。今回は相手がさらに強くなるものの、ジュベルハッタ組では最有力と見ていいだろう。

リアルワールドは休み明けの前走ジュベルハッタが10着と見せ場なく終わったものの、レーティングトップのようにポテンシャルだけなら最上位。叩き2走目でどこまで変わるかがカギも、前走の大敗で見限られるなら押さえておきたい。

ネーションズプライドは前走ドバイミレニアムステークスを勝利。派手さはないものの、追って味があり、勝負強さがウリ。今回は相手がさらに強化されるが、ビュイック騎手がマスターオブザシーズではなく、本馬を選んだのはなんとも不気味。

ヴァンドギャルドは過去2年のドバイターフで、21年2着、22年3着。昨年は着順こそ落としたものの、ゴール版があと50m長ければ、先に動いたパンサラッサ、ロードノースを差し切っていた内容だった。年齢的に上積みはないものの、舞台適性を考えると、押さえておくべき1頭だろう。

アルファリークは前走ジュベルハッタで連覇を達成。昨年のドバイターフでは7着に終わったが、前が残りやすい展開の中、後方から外々を回っており、負けるべくして負けた一戦だった。能力的に大きく見劣っておらず、立ち回りひとつで上位争いに加われるはずだ。

エルドラマは前走ジュベルハッタで勝ち馬アルファリークから0.1秒差の2着。前走が長期休養明けだったことを考えると、ひと叩きされての上積みはありそう。

ジュンコは初めての海外遠征で未知数ではあるが、3走前のギヨームドルナノ賞では凱旋門賞4着アルキハームと接戦を演じており、このメンバーでも通用する下地はあると見ていいか。

ドバイターフ2023の印です

◎⑦ロードノース
〇②ダノンベルーガ
▲⑫セリフォス
△⑭シャールズスパイト
△⑨マスターオブザシーズ
△⑪リアルワールド
×⑨ネーションズプライド
×⑯ヴァンドギャルド
×①アルファリーク
×④エルドラマ
×⑥ジュンコ

5番グロリアスドラゴン…地元・香港のG1でも通用しておらず、国際G1では明らかに荷が重い。

10番オーダーオブオーストラリア…前走アイリッシュサラブレッドマーケティングカップで久しぶりの勝利を挙げるも、単純に相手が弱かったと捉えて良さそう。距離延長、相手強化で苦戦必至だろう。

15番サーバスカー…昨年の英インターナショナルステークス3着は光るが、前走ネオムターフカップでは見せ場なく9着に敗退。年齢的に上積みがなく、このメンバーで上位争いするイメージが湧かない。

ドバイターフ2023の買い目です

ここは◎ロードノースから2列目に〇ダノンベルーガ▲セリフォスを置いて勝負します。

【参考買い目】

3連複:◎ー〇▲ー〇▲△△△×××××(17点)

3連複で1列目にロードノース、2列目にダノンベルーガ、セリフォス、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド2点でもOK)。ここはやや波乱含みと見ているので、印上位3頭で決まったら仕方ないと割り切り、3列目は手広く流したいと思います。

以上、ドバイターフ2023の予想でした。